昨日のアジア時間にバイデン大統領の施政方針演説があった。内容はこれまでに述べてきたことと変わらない。アメリカが再びまともな方向に動き出したことを強調し、就任100日間で130万人の雇用を創出したことに自負心を見せた。しかしコロナワクチンの大量供給や雇用の改善は前政権から一生懸命やってきたことでもある。とくにバイデン大統領の成果というほどの事でもないだろう。
まだ何もやってはいないので成果ではないが、大企業や富裕層からの課税の強化はバイデン政権で固有のものと言える。キャピタルゲイン課税を強化したり、所得税の最高税率を上げるというもの。大型の財政支出に必要な財源を示す必要に答えたのと、格差是正を正すのに貢献するという意味では評価できる。
グローベックスでは米国株が上昇し、史上最高値圏に食い込んできた。それにしたがって円売りも強まり、ユーロ円は132円台を見るに至っている。またドル円も108円台の中盤でスタートしたものが、欧州序盤で109円台乗せ。そのまま小動きながらも堅調さを維持している。
ゴールデンウイーク入りした日本だが、今回は短期間できつく締め付けるということで飲酒を自粛することがメインテーマとなった。酒を飲んでいるときにマスクを外して大声でわめき散らすからだというのが最大の理由だ。飛沫感染を宇防ぐためだとしている。
そのためか東京脱出組が増えていそうな気がする。ゴールデンウイーク中は東京を避けて、近場でもよいから宣言の対象区域でないところですごそうというものである。地方が潤うのは良いことだが、かえってウイルス感染を拡大させるのではないかとの危惧もある。
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