昨日のアメリカの経済指標はマチマチの結果となった。特に景況感をみるためのセンチメント指数は真逆の結果と成って、マーケットもどう反応していいか、わからない状態が続いた。ドル円は110円台に戻したりはしたものの、そこからさらに買い進んでいく気配はなし。
欧州株も含めて米国株が頭の重い動きを展開しているので、これはリスクオフに賭けたほうが面白いのではないかと考え、ユーロ円を売ることにした。ちょうど戻り際で130円ちょうどだったので売りやすかったのもある。
その後は米国株の下げとともにクロス円も軟調な地合となったが、ドスンと落ちるようなことはなかった。夜中は眠ってしまっていたが、早朝に見るとユーロ円は129.60あたりまでが安値であって、129.70あたりでウロウロしていた。あまり動かなかったんだなと理解して、そのままポジションをクローズした。また売り込むチャンスはあるだろう。
ところで東京のコロナ感染者数が1000人を越えてきた。非常事態宣言が再発出される前から予想されたことではあったが、実際に大台に乗せてくると多少なりとも危機感が増幅してくる。そして1週間後には東京オリンピックが始まる。安倍前首相は「コロナに打ち勝った姿を見せる」と言っていたのだが、無観客とか飲酒の制限など、コロナに負けたとしか思えない状況である。
それに比べて半年後の北京オリンピックは、マスクもつけないで実行するという形が演出されそうだ。中国政府がコロナウイルスの封じ込めに成功したことをアピールするための絶好の場となりそうな雰囲気である。
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