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志摩力男_グローバルFXトレード
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陳満咲杜の「マーケットをズバリ裏読み」

金とドルインデックス、どちらが「ニセモノ」?
金が「偽り」ならドルはいったん切り返す!

2010年09月24日(金)17:20公開 (2010年09月24日(金)17:20更新)
陳満咲杜

今井雅人は資金5倍トレード達成!米ドル/円の攻めトレードが成功したのには理由があった!

■FOMCで量的緩和拡大が表明され、米ドル安が加速

 ドルインデックスが大幅に続落し、一時は79.56まで安値を更新した。これは3月安値の79.50に迫るものだ。

 米ドル全体の下げと相まって、豪ドルとユーロの上昇が特に目立っている。ただ、円は日本政府・日銀の介入姿勢に拒まれ、騰勢はかなり限定されている。

前回のコラムでも指摘したが、「米FRB(連邦準備制度理事会)が11月にも追加的な量的緩和に踏み切る」というゴールドマン・サックスの予測が出されたことで、米ドル売りが引き起こされた「日本政府・日銀の行動は正当化できるが、修羅場はこれから!米国に頼っていては…」を参照)

 そして、9月21日(火)に米FOMC(連邦公開市場委員会)の声明文が公表されたが、これがゴールドマン・サックスの予測を裏付けるような内容であったために、米ドルの下落はさらに加速している

FOMCの声明文では、低いインフレ率と高い水準にとどまる失業率に懸念が示され、景気テコ入れに向け、追加緩和の用意があることがはっきり示された

 具体策としては国債買い入れの拡大などが予想されており、大量の米ドルが刷られ、ばらまかれるということになる。したがって、米ドル安が進行するという反応は当然の結果であろう

 しかし、FRBがこのようなスタンスをとるといった表明は、今回初めて明らかにされたわけではない。市場関係者の間では、追加的量的緩和の発動は時間の問題だと思われている

 ゴールドマン・サックスの予想にしても、FOMCの声明文にしても、その実施時期が前倒しされるのではないかという観測が、さらに高まっただけに過ぎないのかもしれない。

■米ドルの量的緩和リスク、大げさに取り上げられすぎ!

 それにしても、いつものことではあるが、マーケットは短期的な材料とそのインパクトだけに振り回され、米ドルの下落リスクばかりに反応しているように思えてならない。

 豪ドルはともかくとして、ユーロの上昇に見られるように、ユーロ圏の国々のソブリンリスク(国家に対する信用リスク)を語るものはもはや誰もいない。この間にも、アイルランドやスペインの銀行問題が浮上したが、これらは無視された形だ。
ユーロ/米ドル 日足
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 日足
豪ドル/米ドル 日足
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/米ドル 日足

 もっとも、ユーロなど諸外国の通貨の高安は、米ドルの志向によって決定される側面が強い。今回もそれが証明された。

 米ドル安が必然的であれば、ユーロ高も必然的であるため、市場の反応も特に驚くべきことではない。

 筆者がよくセミナーで話している極端な話をご紹介しよう。

 決定的な米ドル安局面がやってくれば、たとえ第2次コソボ戦争があったとしても、ユーロは売られるのではなく、買われる可能性が高い。なぜなら、両通貨の相対価値の表れが「為替」という金融商品の本質である以上、米ドルと比べるしかユーロの価値はわからないからだ。

 ゆえに、つい先日大騒ぎしたギリシャ危機など、ユーロのソブリンリスクがいかに大げさに扱われてきたか、今になって気づいた方も多いのではないだろうか?

 その点、足元ではユーロのソブリンリスクに替わり、米ドルの量的緩和リスクが大げさに取り上げられ、現実にそのようになっているのではないかと見ている。
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