世の中が「円高だ~」と騒いでいる割には、今週に入ってからの値動きは乏しいものとなった。月曜日に政策期待で85.60のちょっと手前まで上げ切っただけである。もうここ2、3日は84円ちょうどを挟んでの行ったり来たり。
83円台に入ると新安値更新かということで多少の緊張感も出てくるが、反発して84円台に戻ろうものならば、とても円安に進んだような気がしてしまう。84円台はぜんぜん円安ではないだが、そう見えてしまうのがすごい。
ところで私はポジションがないままに1日半を過ごしている。ドル円の値幅がないから興味がわかないせいもあるが、やはりここまで来ると雇用統計を見てみたいという想いである。たぶんこの相場の静けさから想像するに、みな同じことを考えているのだろう。
バーナンキ議長が悲観している通りに、国内景気の悪さを示すものであったならば、そこから再びリスク回避の動きとなって、フレッシュな相場が始まるだろう。たとえその時にドル円が83.50よりも下にいたとしても、そこから売りこんでいっても十分間に合いそうである。
8月は悪い経済指標が続き、良いものに飢えていたマーケットは、9月になってから出された経済指標が結構良かったことに飛びついた形で今に至っている。今晩の雇用統計が、9月の相場の動きを決定しそうな気がする。
ドル円は83円台に居座ることは回避されているが、決して楽観できる状況ではない。その戻りもだんだんと切り下がってきており、もう85円台ですら遠くなってしまった感がある。今日のアジア市場などでは84.50ですら戻し切れていなかった。
欧州市場では株価が堅調なスタートになっているために、ユーロ円も上昇基調になっている。ドル円も83.50近辺まで上昇している。こうなるとますます雇用統計の結果が重要になってくる。テクニカル的には、日足、時間足ともにトレンドは下向きのままである。
ショートで攻めたいと考えているが、問題はどこで入るかである。入るとすれば84円台のミドルをロスカットの目安にするつもりなのだが、値動きが狭くなってきている分だけ慎重に行きたいとも思う。それでも指標までに売れなかったら、それでもよい。83円台に突入するようなことになれば、目をつぶって売っていくというのもひとつの手だ。
月曜日がアメリカが休みなので、プレーヤーは早めに帰宅する。今晩は早い時間のうちに決着がつくのではないだろうか。下方向に動いたとしても、買い戻しも早めに入るかもしれないし、どちらにしてもとことんまで相場を追いかけることはしないで、早めに撤収して来週への英気を養おうと思う。
日本時間 19時00分
月曜日がアメリカが休みなので、プレーヤーは早めに帰宅する。今晩は早い時間のうちに決着がつくのではないだろうか。下方向に動いたとしても、買い戻しも早めに入るかもしれないし、どちらにしてもとことんまで相場を追いかけることはしないで、早めに撤収して来週への英気を養おうと思う。
日本時間 19時00分
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