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志摩力男_グローバルFXトレード
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陳満咲杜の「マーケットをズバリ裏読み」

米ドルのベア・トレンドはなお継続だが
売りポジション整理のリバウンドはある

2009年05月29日(金)18:25公開 (2009年05月29日(金)18:25更新)
陳満咲杜

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 以上のように、ドル安の一服を予測してみたが、現時点ではその予測が正しいかどうかははっきりとわからない。

前回も言ったように、市場は常に「行き過ぎ」となる習性があるため、一方的にポジションが傾き過ぎていても、どこで反転するのかはわからない「非理性的」な段階に入った為替相場。ドル売りはさらに加速する可能性大!参照)

 ただし、1つ言えることは、仮にドル安の一服あるいは反転がなくても、足元の状況下ではドル安の余地が限られているということだ。

 市場関係者があまりにも多くのドルのショートポジションを持っているため、ドルが下がれば決済による買い戻しが入り、ドル安/円高がさほど進まない可能性が高い。

■ドル・ロングが増えなければ安値ターゲットは達成できず

 この意味では、ショートポジションを整理するために、ドルの反発が必要ということになる。また、次なるドルの安値ターゲットを達成するためには、ドルのロングポジションが増える必要があり、これこそがドルを押し下げるエネルギーとなるのだ。

ドルの反発が、本当のドルショート派にとって、実に望ましくかつ切望しているところでもある
ユーロ/米ドル 週足
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 週足

 ちなみに、ユーロ/ドルの足元のネットポジションは、買い超の枚数がユーロの史上最高値をつけた時に匹敵するものの、絶対数量ではまだ史上最高値をつけた時の10分の1程度となっている。

 つまり、中期スパンでは、ユーロ高/ドル安の余地が大きい。従って、夏までにはユーロはさらなる高値をつける可能性が高いと見ている。

■足元で英ポンドが強いのはなぜか?

 また、先週以来、英ポンドの強さが目立つ。
英ポンド/円 日足
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:英ポンド/円 日足

 なぜ英ポンドがこんなに強いのかというと、簡単に言えば次のようなことになる。

年初からユーロに比べて、英ポンドの下落を予想していたポジションの数量が圧倒的に多かったため、その反動で、足元の英ポンドが強くなっている

 これは対ドルのみではなく、ユーロ/英ポンドにおける年初来のネットポジションの推移からも同じ結論が得られる。

(2009年5月29日 東京時間11:20記述)
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