以下のチャートは昨日、11月5日に作成したものだが、ご参照いただければ、おわかりになるだろう。
(出所:米国FXCM)
(出所:米国FXCM)
このようなチャートを掲載してしまうと、場合によっては批判を受けることも承知している。結局テクニカル分析でも方向が定まっていないのではないか、どちらかはっきりしろといったお叱りを受けてもおかしくない。
だが、事実チャートが示すように、どちらもあり得るのが相場の真実であり、どちらかへの突破によって方向が決められるので、今はその「臨界点」にあると位置づけられるわけである。
トレーダーなら、相場についていくしかないので、明確なブレイクがない場合は、性急な行動を起こさず、静観するのが一番だ。
「休むも相場」というよりも、「君子危うきに近寄らず」(孔子)といった方が適切かもしれない。
■英ポンド/米ドルと豪ドル/米ドルをよく見よ!
ちなみに、予想よりも規模が小さかったとはいえ、英国が量的緩和策を続ける中で、さらに英ポンド/米ドルの上昇があるならば、これこそ米ドルの貧弱を証明するもっとも強力な材料となろう。
反面、12月の再利上げが見送られたものの、中国の旺盛な需要に支えられている豪州は年明けの利上げが必至と言われている。にもかかわらず、豪ドル/米ドルの高値更新がなければ、米ドル安もついに終わりを告げ、米ドルのリバウンドが展開されてくるだろう。
この2つの通貨ペアをパラメーターとすると、今後米ドルの行方を理解するのに便利だと思われる。
最後に、米ドル/円については最近ではやや「蚊帳の外」といった感じがある。
日本は米国より早く利上げできる環境にはない上、米ドル/円はユーロ/円などクロス円相場の動向に影響を受ける値動きが強いように見える。米ドル/円については、しばらく、このような傾向が続くだろう。
このようなチャートを掲載してしまうと、場合によっては批判を受けることも承知している。結局テクニカル分析でも方向が定まっていないのではないか、どちらかはっきりしろといったお叱りを受けてもおかしくない。
だが、事実チャートが示すように、どちらもあり得るのが相場の真実であり、どちらかへの突破によって方向が決められるので、今はその「臨界点」にあると位置づけられるわけである。
トレーダーなら、相場についていくしかないので、明確なブレイクがない場合は、性急な行動を起こさず、静観するのが一番だ。
「休むも相場」というよりも、「君子危うきに近寄らず」(孔子)といった方が適切かもしれない。
■英ポンド/米ドルと豪ドル/米ドルをよく見よ!
ちなみに、予想よりも規模が小さかったとはいえ、英国が量的緩和策を続ける中で、さらに英ポンド/米ドルの上昇があるならば、これこそ米ドルの貧弱を証明するもっとも強力な材料となろう。
反面、12月の再利上げが見送られたものの、中国の旺盛な需要に支えられている豪州は年明けの利上げが必至と言われている。にもかかわらず、豪ドル/米ドルの高値更新がなければ、米ドル安もついに終わりを告げ、米ドルのリバウンドが展開されてくるだろう。
この2つの通貨ペアをパラメーターとすると、今後米ドルの行方を理解するのに便利だと思われる。
最後に、米ドル/円については最近ではやや「蚊帳の外」といった感じがある。
日本は米国より早く利上げできる環境にはない上、米ドル/円はユーロ/円などクロス円相場の動向に影響を受ける値動きが強いように見える。米ドル/円については、しばらく、このような傾向が続くだろう。
豪ドル/米ドル 日足

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