■2trendy、略して“2トレ”とはどんな手法?
ロブたちが開発した数々のトレード手法の中で、初心者がNYボックスの次にやりやすいのはどんな手法なのだろうか? これをロブに聞いてみた。
すると、「それは2trendyだね」という答えが返ってきた。2trendy=2トレンディ、略して“2トレ”というトレード手法だ。
「2トレがNYボックスより少し難しいのは、トレンドラインの引き方を学ばないといけないから。
逆に言うと、トレンドラインはいろいろな手法で使える重要なものだから、トレーダーはその引き方の技術を身につけた方が、長期的に見ていいとも言えるよ」
■行き過ぎた相場は必ず元に戻る
2トレの手法は「行き過ぎた相場は必ず元に戻る」という考え方に基づいている。もっとも基本的なやり方では4時間足と1時間足のチャートを使うそうだ。
2トレでは2つのトレンドラインを引く。
まずは4時間足のチャートを見てみよう。上昇か下落か、トレンドが出ているチャートを探す。ここでは上昇トレンドのチャートを例にすると、その安値と安値を結んだラインを引くのがまず第一段階。
これが2トレでは、「ベースライン」と呼ばれるものとなる。
次にチャートを1時間足に切り替える。そして、また、安値と安値を結んだラインを引く。これが「エントリーライン」と呼ばれるものとなる。
■“2トレ”がやりやすいトレードツールとは?
「4時間足の時に引いたベースラインが、チャートを1時間足に切り替えた後でも消えずに残っているトレードツールを使うことが大切だ。
ボクはメタトレーダーというソフトを使っているよ。これはチャートを切り替えても、自分が引いたラインが消えずに残っていてくれるし、無料で使うことができる。そして、自分自身の手でテクニカル指標を作りたい時でも、すぐにプログラミングできるんだ」
メタトレーダー(Meta Trader)は高機能のチャートソフトで、コアなFXファンにはよく知られた存在。ちなみに日本にあるFX会社では、たとえば「FOREX.com Japan」や「ODL Japan」などで使うことができる。
■トレード開始ポイントはどこか?
「さっきも話したとおり、トレンドラインの引き方はとても重要。2トレでは『ベースライン』とか『エントリーライン』と呼んでいるラインだね。
こういったトレンドラインはローソク足のヒゲの先のところで引くことが大事。他のローソク足に触れないほど大きく出ているヒゲを2カ所探すのがコツだ。2点を結んでトレンドラインを引いた時、途中でヒゲがはみ出しているところがないようにすること。
そして、2トレの場合、エントリーラインがベースラインより急角度になっていることがトレードを行う条件となる。そうじゃない時は手を出してはいけない」
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