またまた激動の1週間が経過しました。
この1週間はレンジ内で乱高下という展開になっています。混乱の第1ラウンドが終わって、次の流れができるまでの「場つなぎ」相場となっているという認識をもっておきたいと思います。
来週も新しい材料が出てこなければ、この1週間と同じような相場展開になる可能性が高いでしょう。
ユーロ vs 世界の通貨 日足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ vs 世界の通貨 日足)
■今のユーロ諸国に必要なこととは?
さて、今回は、ギリシャ問題の「出口」について考えてみたいと思います。
それを考えるにあたって参考となるのは、1997年に起きた「アジア通貨危機」だと思います。
日本でFX取引が始まったのが1998年ですから、皆さんはあまり記憶にないかもしれませんが、このときのアジア通貨市場は今のユーロなど比較にならないほど激しい動きをしました。東南アジアの国を中心に通貨も急落しました。
しかし、この危機を乗り越えた後、東南アジア諸国は急激に景気を回復し、経済を拡大させました。
この間、どのような経緯をたどったかということは、簡単に言えばこうです。
急激に財政が悪化したことを受けて、東南アジア諸国はIMF(国際通貨基金)などから資金援助を受けました。
そして、IMFの指導を受けて財政の建て直しに取り組み、さらに、通貨が急激に下落した(あるいは切り下げをした)ことを受けて、輸出が急速に回復・拡大し、経済が立て直されたというものでした。
今のユーロ諸国に必要なことと、そっくりだと思いませんか?
■今のユーロ諸国に必要なこととは?
さて、今回は、ギリシャ問題の「出口」について考えてみたいと思います。
それを考えるにあたって参考となるのは、1997年に起きた「アジア通貨危機」だと思います。
日本でFX取引が始まったのが1998年ですから、皆さんはあまり記憶にないかもしれませんが、このときのアジア通貨市場は今のユーロなど比較にならないほど激しい動きをしました。東南アジアの国を中心に通貨も急落しました。
しかし、この危機を乗り越えた後、東南アジア諸国は急激に景気を回復し、経済を拡大させました。
この間、どのような経緯をたどったかということは、簡単に言えばこうです。
急激に財政が悪化したことを受けて、東南アジア諸国はIMF(国際通貨基金)などから資金援助を受けました。
そして、IMFの指導を受けて財政の建て直しに取り組み、さらに、通貨が急激に下落した(あるいは切り下げをした)ことを受けて、輸出が急速に回復・拡大し、経済が立て直されたというものでした。
今のユーロ諸国に必要なことと、そっくりだと思いませんか?
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