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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

ユーロ円は2円弱のほぼ一方的な下げ、
ドル金利は先の利下げも織り込みつつあるが

2022年08月16日(火)15:16公開 (2022年08月16日(火)15:16更新)
持田有紀子

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 昨日はユーロ円の下げが目立った。朝型は137円台で始まったのだが、そこから2円弱の下げ。下げ方はほぼ一方で的なもので、ドル円とユーロドルがかわるがわりに落ちていったという感じだ。

 ドル円で下げ止まったら、ドル円はその位置でステイして次はユーロドルの下げ。どちらが落ちるのかはその都度のことだったので、どちらが主導ということは言えない。それでも米国株や日本株の復調の割には、クロス円の下げは強烈なものとなった。

 そして今日も朝からクロス円の売りは激しかった。東京時間では反発とはなったが、ともかくユーロドルがパリティに向かって動き出すと、市場は俄然として興奮気味になるだろう。

 ところで短期金利の先物のシェイプを見ていくと、まずは年内に3.25%から3.50%までの利上げが完全に織り込まれている。そして来年の上半期はフラット。つまり2023年の中盤までは利上げを見送るだろうことが織り込まれている。

 先月まではこの見送り状況がもっと長く続いていたはずだったのに、今月に入って利下げを織り込み始めたのだ。具体的には来年の後半部分だけで50ベーシスポイント利下げを織り込んでいる。短期金利のダウンターンが織り込まれるようになってからは、長期金利、例えば10年債の利回りなどは、3.0%台に達するのが困難なように変わってきた。

 株式市場などはこれを好感して値を回復させてきているのだが、インフレ対策のために短期金利が3%台までしか上がらなかったとなると、それは後年から見ると果たしてインフレ状況だったのかという疑問が生じることになる。


日本時間 15時00分

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