昨日も前日と同じパターンだった。欧州序盤まではドルの押し買い、それにともなう株の下押しである。そしてニューヨーク時間に入るとドル相場は売りに転じ、ドル金利の低下につれて米国株が上がっていくという状況。こうして繰り返されると、やっぱりドルは売りなのかと市場の楽観論を認めざるをえなくなってしまう。
まだ足元の景気後退が起こっていないうちから来年には後退の恐れという観測だけには追従しづらいものがある。またドル円はいまだにコアレンジの144円から149円の間にとどまったままだ。基本的なトレンドは変わっていないとみるべきであろう。
私はドルの押し目買いを志向していたので、ドル円の146円台割れをチャンスだと考えていた。すぐには反転しないだろうが、待っていればドル金利の「高さからのドルの見直し買いも入るはずだと思っていたのだ。
しかし自分が待っている間にも、ストップ注文の方が先に段になってしまった。ドル円は意外な深押しを呈し、145円台の前半まで押し込まれてしまったのである。同じ押し目を狙うにしても、完全な逆張りではワークしないということか。
今日も同じようなパターンが繰り返されて、ドル円が144円に突っ込んだならば、それはそれでレンジの下限ということで絶好の買い場と見なすだろう。昨日と同じような損切りを繰り返すかもしれない。しかし次回は重要な押し目となるので、やはり買って見ようと思う。
しかし今日もイベントが少ない。しかるに明日のCPIまではマーケットはダイナミックな動きを示さないだろう。市場は様子見となりそうだ。
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