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田向宏行式 副業FXのススメ!

2024年のユーロ/米ドルは直近レンジ、日足週足レンジ、
月足レンジの3層の壁を超えるかに注目! 米ドル相場の
動きも見えてきそう。現在は迷って値動きが真ん中に集束

2024年01月16日(火)17:16公開 (2024年01月16日(火)17:16更新)
田向宏行

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オンライン交流会開催のお知らせ】

 田向さんのメルマガ『田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!』内で開催されている、オンライン交流会の第8回目の開催が決定しました!

 開催日時は、1月20日(土)20時30分からで、参加できるのは1月10日(水)までにメルマガ購読者となった方です。FX相場が動いていない土曜の夜に状況を整理して、1月後半の相場に臨みましょう。

 「オンライン交流会の雰囲気ってどうなの?」「田向さんのメルマガはどんな内容なの?」という方は、以下の記事で解説していますので、参考にしてみてください。

【※関連コンテンツはこちら!】
FXのことをなんでも相談できるオンライン交流会がスタート! 田向宏行さんがチャートを交えて直接答えてくれた! 参加者同士の交流も


直近のユーロ/米ドルが動きにくくなり、メルマガ配信の対象を米ドル/円やクロス円にも広げている

私のメルマガでは、ユーロ/米ドルを扱うことが多くあります。

【※関連コンテンツはこちら!】
田向宏行の「ダウ理論で勝つ副業FX!」

世界で一番取引量が多い通貨ペアがユーロ/米ドルであり、値動きの信頼性も高いからです。

 ただ、ここ最近のメルマガ配信では、扱う対象を米ドル/円やクロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)にも広げています。

 なぜかというと、直近のユーロ/米ドルが動きにくくなってきているからです。

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米ドル/円は143.40円を下抜けない限り、上昇の可能性が出てきている

 そんなユーロ/米ドルを見ていく前にまず、米ドル/円の状況をおさらいしておきましょう。

先週のコラムで、米ドル/円の日足は140~146円のレンジとご説明しました。

【※関連記事はこちら!】
米ドル/円は140~146円のレンジをどちらに抜けるかに注目! 140円割れでも138円の壁に止められそうだが、146円超えでは日足が上昇し、週足は151.89円に向けて調整(1月9日、田向宏行)

 チャート分析では、日足がこの範囲をどちらに抜けるかに注目しましたが、1月11日(木)に146.40円まで上昇しました。

 その後は調整に入っているものの、1月5日(金)高値145.97円を上抜けた事実があり、日足レンジが140.24~145.97円から143.41~146.40円に切り上がったため、143.40円付近を下抜けない限り、上昇の可能性が出てきています。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView

 先週のコラムでもお伝えしたとおり、週足チャートでは戻しの動きであり、日足では上昇の動きとなっています。

ユーロ/米ドルは日足週足のレンジ1.11ドル台半ば~1.07ドル付近を抜けないと動きが出ない

 それではユーロ/米ドルがどうなっているかというと、米ドル/円と違って方向性が定まりません。

 チャートを見ると、昨年(2023年)の12月28日(木)高値1.1138ドルと12月8日(金)安値1.0723ドル、つまり12月の高値と安値が日足週足のレンジになっていて、12月28日(木)に高値をつけた後はレンジ内で調整の動きになっています。

 まずはこの1.11ドル台半ばと、1.07ドル付近を抜けないと動きが出ません

ユーロ/米ドル 日足
ユーロ/米ドル 日足チャート

(出所:TradingView

 現在はレンジ内の動きなので、相場が売り手優勢にも買い手優勢にも傾いていない状態です。

 このため、経済指標の結果などで一時的に上昇したり下落したりしますが、相場が傾いていないので、大きな動きに育っていきにくい状態です。

こうした膠着状態が変わるのがレンジを抜ける時で、ここでは売り手か買い手のどちらかが優勢になるので、相場が傾き動きが出てきます。

 ただ、ユーロ/米ドルは日足だけでなく、週足も同じ値幅のレンジになっていることから、日足より週足単位で相場を考える必要がありますが、しばらく方向が定まらない可能性があります。

ユーロ/米ドルは直近のレンジ1.10~1.0850ドル付近を抜けないと、日足週足のレンジ上限や下限にすら近づかない

 値動きも、このレンジの半値である1.0930ドル前後で膠着しており、上は1月11日(木)高値がある1.10ドル付近、下は1月5日(金)安値がある1.0850ドル付近を抜けないと、日足週足のレンジ上限や下限にすら近づかず動きません

ユーロ/米ドル 日足
ユーロ/米ドル 日足チャート

(出所:TradingView

 相場が傾いていないので、市場参加者も買いか売りかどちらで仕掛けていいのかわからず、売っては買い戻し、買っては売りをするしかなく、結局平均となる半値付近に自然と戻ってきている状態です。

ユーロ/米ドルの月足レンジは1.1275~1.0477ドル。月足レンジ半値と日足週足レンジ半値が近く、真ん中に集まっている

 ユーロ/米ドルの週足チャートで月足のレンジを見ると、昨年7月高値1.1275ドルと、10月安値1.0447ドルの間でレンジになっています。この月足のレンジの内側に、日足週足のレンジがあります。

ユーロ/米ドル 週足
ユーロ/米ドル 週足チャート

(出所:TradingView

 また、月足レンジの半値1.0861ドルと、日足週足レンジの半値1.0930ドルが近く、現在値付近はこうした値動きのほぼ真ん中付近にあり、相場が迷った結果、値動きが真ん中に集まってきているようです。

ユーロ/米ドル 週足
ユーロ/米ドル 週足チャート

(出所:TradingView

 このため、ユーロ/米ドルはこの集束した動きが今後も続くのか、ここから動き出すかが注目です。

2024年のユーロ/米ドルは3層の壁を超えるかに注目!

 ユーロ/米ドルが動き出した場合、直近は1.10~1.0850ドル付近、その外側に日足週足レンジとなる1.11ドル台半ば~1.07ドル付近、さらにその外側に月足レンジとなる1.1275~1.0447ドルの値幅が3層になっていますので、これらが相場の壁となってきます。

 これらの壁で止められて、再び真ん中に集まっていくのか、壁を超えて大きな動きが出てくるのかが、今年(2024年)のユーロ/米ドルの注目点です。

 また、こうした状況のユーロ/米ドルがどう動くかで、2024年の米ドル相場の動きも見えてきそうなため注目しています。


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田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!画像

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