【オンライン交流会開催のお知らせ】
田向さんのメルマガ『田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!』内で開催されている、オンライン交流会の第5回目の開催が決定しました!
開催日時は、12月16日(土)20時30分からで、参加できるのは12月6日(水)までにメルマガ購読者となった方です。年内最後となる今回は土曜日開催で、平日は本業で忙しい方も参加しやすい日時設定となっています。12月相場も残り2週間、全国のみなさんと交流しながら乗り切っていきましょう。
「オンライン交流会の雰囲気ってどうなの?」「田向さんのメルマガはどんな内容なの?」という方は、以下の記事で解説していますので、参考にしてみてください。
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⇒FXのことをなんでも相談できるオンライン交流会がスタート! 田向宏行さんがチャートを交えて直接答えてくれた!参加者同士の交流も。次回は11月3日20時30分から開催!
米ドル/円がフラッシュクラッシュ! 日足レンジが約6円幅となり、どちらかを抜けないと動きが出ないことに
米ドル/円は先々週のコラムで147円が下方向への注目点であることをお伝えし、コラム掲載の翌日(11月29日)に147円を下抜けたため、ダウ理論どおり下げる動きが続いています。
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⇒米ドル/円は149.18円を割り込み、日足で下げる可能性が高まった! ただ、147.14円からの急騰は売り手優勢と言えない状況を示唆。147~152円のレンジになる可能性も(11月28日、田向宏行)
(出所:TradingView)
この下落の動きは12月4日(月)安値146.21円でいったん下げ止まり、12月6日(水)高値147.48円まで少し戻しますが、12月7日(木)にフラッシュクラッシュして12月4日安値を割って急落しました。
このフラッシュクラッシュは日本時間の深夜2時台で、141.61円まで下げました。
これで、米ドル/円の日足レンジは上が12月6日(水)高値147.48円、下が12月7日(木)安値141.61円の約6円幅となっています。
(出所:TradingView)
このため、本稿を執筆している12月11日(月)現在で、米ドル/円は日足レンジの上か下のどちらかを抜けないと、動きは出ません。
12月8日(金)のメルマガで、「USDJPYは様子見」と配信したのも、このレンジ内で取引しても、方向感が定まらず私たち個人投資家には難しい取引になるからです。
田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!
2023年12月8日(金)16:59の配信メールより抜粋
昨日の動きで、USDJPY日足のレンジは、12/6高値=147.48と12/7安値=141.61の6円弱の幅になっていて、これは数年前のドル円の年間変動幅と同じぐらいです。
拙著やメルマガをお読みの方は十分にご理解頂いていると思いますが、こうした動きになると、レンジ幅が広すぎてその中で取引するのは難しくなります。
日足レンジを上抜けないと上がりませんし、下抜けないと下げないからです。
米ドル/円1時間足では、141.61円の安値を付けた午前2時足高値144.30円をわずかに上回り、上昇する可能性が高くなった
米ドル/円日足は約6円幅のレンジで手を出せないとなると、時間軸を下げればチャンスがあるように考える人も多いと思います。
そこで、12月11日(月)の市場オープン前の深夜に「USDJPY 1時間足」という配信で、日足がレンジとなる中で1時間足で取引したいという方向けに、戦略とリスクをご案内しました。
時間軸を日足から1時間足に切り替えてチャートを見ると、141.61円の安値をつけた午前2時足の高値は144.30円です。
ということは、まずここを上抜けないと米ドル/円は上昇できません。
そして、141.61円の安値を付けた時間足から6時間後に僅かに上抜けます。1時間足チャートではハッキリしませんが、チャートチェックしている人はわずかに上抜けたことを知ります。
この事実により、チャート分析の基本を知っている人は、1時間足は上昇する可能性が高くなったことを把握します。
(出所:TradingView)
1時間足は米雇用統計高値を上抜けて上昇したが、日足レンジ上限を上抜けない限り、日足に方向性は出てこない
その後2時間で142.48円まで約2円下落しますが、下げ切らずに再び上昇して、米雇用統計後に12月8日高値145.20円をつけます。
このため、月曜日(12月11日)は米雇用統計の22時足の高値と安値のどちらを抜けるかが直近の注目なので、これを配信したわけです。
田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!
2023年12月11日(月)0:16の配信メールより抜粋
1時間足チャートを見ると、12/7安値=141.61をつけた1時間足の値幅が1時間足のレンジになっていて、この高値=144.30を翌日上抜けてから1時間足チャートは上昇してきており、安値も切り上げていて、上昇トレンドになっています。
ただ月曜オープン前の現在は、金曜の雇用統計が発表された22時足の高値と安値の間で推移で金曜日が終了していて、月曜オープン後に22時足をどちらに抜けるかで1時間足の上昇トレンドが続くのか、調整になるのかが決まります。
その後、12月11日(月)現在では米雇用統計の高値を上抜けて上昇しています。
ただ、この1時間足がレンジを上抜けて上昇しても、日足レンジの上限である147.48円を上抜けない限り、日足に方向性は出てきません。
(出所:TradingView)
それでも、さらに上昇して日足の上限も上抜けると、日足のレンジが転換するので、さらに大きく上昇する可能性が出てきます。
FOMCや日銀会合など年末最後のイベントがあるが、大事なのは日足レンジを超えるかどうか
ここまで戦略として考えると、12月8日(金)高値超えでは買い仕掛けしてくる人が増えてくると思われますが、実際に日足レンジを上抜けできるかどうかはわかりません。
マーケットは12月入りして、フラッシュクラッシュのような極端な動きが起こるようになってきました。
前回の米ドル/円のフラッシュクラッシュは2019年1月3日(木)で流動性が低い時期でしたので、そろそろ米ドル/円の流動性も下がっているのかもしれません。
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⇒フラッシュ・クラッシュで米ドル/円が暴落! 株の下落を伴えば、100円割れの可能性も!?(2019年1月7日、西原宏一&大橋ひろこ)
今後のスケジュールを確認すると、12月13日(水)にFOMC(米連邦公開市場委員会)、12月19日(火)は日銀会合(日銀金融政策決定会合)があります。
これら年内最後のイベントで動く可能性もありますが、大事なのは日足レンジを超えるかどうかということ。ですので、日足レンジを超えるまでは12月8日(金)の配信のとおり、様子見でいいと思っています。
今後の12月相場については、12月16日(土)20時30分からのオンライン交流会でみなさんとお話しようと思っています。
【ザイFX!編集部からのお知らせ】
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FXや投資に関する書籍7冊が、計10万部超えの人気を博す田向さんが、100年以上続くダウ理論を基に、チャートポイントやテクニカル分析を配信します。
さらに、トレーダーを孤独にしたくないとの思いから、月2回、Zoomなどでオンライン交流会を実施する予定です! 田向さんに相場の見方を直接聞いたり、メルマガ読者同士で交流したり―――顔出しなしでもかまいませんので、お気軽なご参加をお待ちしています。
10日間の無料体験期間がありますので、「田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!」をぜひ体験してください。
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