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田向宏行式 副業FXのススメ!

米ドル/円は151.84円に注目! 4月末介入で当局が押し下
げた安値を割れると140.24円方向、割れないと強い壁に
。大事なのは日米金融政策でなく、151.84円割れの行方

2024年07月30日(火)16:35公開 (2024年07月30日(火)16:35更新)
田向宏行

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オンライン交流会開催のお知らせ】

 田向さんのメルマガ『田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!』内で開催されている、オンライン交流会の第21回目の開催が決定しました!

 開催日時は、8月2日(金)20時30分からで、参加できるのは7月23日(火)までにメルマガ購読者となった方です。日銀会合(日銀金融政策決定会合)やFOMC(米連邦公開市場委員会)を通過した米ドル/円相場の状況を、米雇用統計直前にみなさんで整理しましょう。

 「オンライン交流会の雰囲気ってどうなの?」「田向さんのメルマガはどんな内容なの?」という方は、以下の記事で解説していますので、参考にしてみてください。
【※関連コンテンツはこちら!】
FXのことをなんでも相談できるオンライン交流会がスタート! 田向宏行さんがチャートを交えて直接答えてくれた! 参加者同士の交流も

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田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!

チャートを分析することは、市場の動きを知ることになり、多数派の動きを知る術となる

 米ドル/円は、明日(7月31日)の日銀会合と、その後、日付を越えてからのFOMCに注目が集まっている模様です。

 日銀が金融引き締めに動けば円が買われ、FOMCが金利引き下げに動けば米ドルが売られると、ファンダメンタルズでは考えるようですが、私にはわかりません。

メルマガ内で開催しているオンライン交流会でもお話していますが、私は未来を予想して賭けるより、相場の多数派を見つけて、それに便乗することで利益を狙うスタイルです。

 そのためにチャートを使っています。

 チャートの分岐点は、市場の売り手と買い手の分岐点そのものです。

 よって、これを適切にチャート分析することで、多数派に乗りやすくなると考えているわけです。

 ただ、それがワクワクして面白いかと言われれば、たぶんそうではないと思います。

 でも、私はFXで面白さより利益を追求しており、これでいいと思っています。

先々週のコラムでお伝えした、161円台で買い手が利益確定売りをしたであろうという動きは、チャート分析から導いていて、メルマガでは161円台半ばからの売り戦略を配信しています。

【※関連記事はこちら!】
米ドル/円の162円の上と160円の下に逆指値注文を置いた結果、157円台への介入らしき急落もチャンスを逃さなかった! 値動きの事実を見て、動く方向に注文を置いただけ(7月17日、田向宏行)

 世界中の取引の結果は、すべてチャートに反映されます。

 私たちのFX取引もこの中に含まれていますし、巨額の取引をする金融機関やファンドの取引も反映されています。

 だから、チャートを分析することは、市場の動きを知ることになり、多数派の動きを知る術となります。

米ドル/円が151.93円で下げ止まったのは、介入で当局が押し下げた151.84円があるから。下抜けると140.24円に向けた動きに

 米ドル/円相場は、7月25日(木)安値151.93円で下げ止まっています。これは誰が見てもわかります。

重要なのは、なぜここで止まったかをチャートから考えることです。

 そうすることで、売り手や買い手がどう動きたいのか、どう動いたら相場が傾いてトレンドが出るのかを、頭の中であらかじめシュミレーションしておくことができます。

 7月25日(木)安値151.93円のすぐ下には、5月3日(金)安値151.84円があります。

 この151.84円は、4月29日(月)からの介入で当局が押し下げた安値です。ということは、ここを下抜けると、介入開始後の安値を更新することになり、ここは大きな分岐点です。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView

 米ドル/円の日足週足で、ダウ理論はすでに下向きに転換していますが、月足では依然としてレンジ内です。月足レンジ下限は昨年(2023年)12月28日(木)安値140.24円です。

 このため、151.84円を割り込むと、140.24円に向けた動きになる可能性が出てきます。

米ドル/円 月足
米ドル/円 月足チャート

(出所:TradingView

 ここからまだ10円下の可能性を考えることができ、こうした動きが出た時に早くから乗れば、利益が期待できます。

 一方、この151.84円を割れなければ、ここが米ドル/円にとって強い壁であることが確かめられます

 151.84円の壁の下抜けを試す動きになるのか、諦めてレンジ内を戻す動きになるのかで、次の戦略を考えることができます。

テクニカルトレーダーにとって大事なのは、日銀やFOMCの金融政策ではなく、その結果、151.84円を割るかどうか

 このようなチャート状況で、明日の日銀会合とFOMCを迎えるので、市場は151.84円を割るかどうかに注目しているわけです。

 私たちテクニカルトレーダーにとって大事なのは、日銀やFOMCの金融政策ではなく、その結果、相場がどちらに動くかということだけです。政策がどうであろうと、私たちに関係はありません。

 それを示すように、7月25日(木)以降の日足チャートは、相場が迷っていることが示しています。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView

 売り手と買い手の動向をチャートから推測すると、積極的な売りが多いわけでもないけれど、積極的な買いも増えていないだろうということです。だから、膠着します。

 7月25日(木)は151.84円に接近したので、ここでいったん売り手の利益確定買いで戻しています。

 もちろん、新規の買い手もいたかもしれませんが、買い手はその後、上がらないから利益確定するか撤退します。よって上値が伸びません。

 翌日の7月26日(金)の日足は上下にヒゲを出していて、こうした動きが読み取れます。

 つまり、買い手も売り手も既存ポジションを縮小しているか、逆に新規ポジションを増やしているかですが、日米の大きなイベントを前にしたら、運試し的に新規の買いか売りかに賭けるより、ポジションを縮小して利益を確保したり、イベント後の動きに備える方が堅実に思えます。

市場の値動きという事実だけを追うトレード方法は、個人投資家にとってシンプルで、雑念や玉石混交の無数の情報を遮断できるので、判断で迷いにくい方法だと思います。


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田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!画像

 FXや投資に関する書籍7冊が、計10万部超えの人気を博す田向さんが、100年以上続くダウ理論を基に、チャートポイントやテクニカル分析を配信します。

 さらに、トレーダーを孤独にしたくないとの思いから、週1回、Zoomなどでオンライン交流会を実施する予定です! 田向さんに相場の見方を直接聞いたり、メルマガ読者同士で交流したり―――顔出しなしでもかまいませんので、お気軽なご参加をお待ちしています。

10日間の無料体験期間がありますので、「田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!」をぜひ体験してください。

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