【オンライン交流会開催のお知らせ】
田向さんのメルマガ『田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!』内で開催されている、オンライン交流会の第22回目の開催が決定しました!
開催日時は、8月17日(土)20時30分からで、参加できるのは明日8月7日(火)までにメルマガ購読者となった方です。政府・日銀の為替介入、日銀の利上げ、米利下げ観測などを背景に、141円台まで大きく下げた米ドル/円ですが、相場がお休みの土曜日に、みなさんで状況を整理しましょう。
「オンライン交流会の雰囲気ってどうなの?」「田向さんのメルマガはどんな内容なの?」という方は、以下の記事で解説していますので、参考にしてみてください。
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⇒FXのことをなんでも相談できるオンライン交流会がスタート! 田向宏行さんがチャートを交えて直接答えてくれた! 参加者同士の交流も
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米ドル/円は151.84円を割り込み、140.24円に向けて下落中
米ドル/円は先週のコラムでお伝えしたように、151.84円を割ったため、昨年(2023年)12月28日(木)安値140.24円に向けて下落中です。
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⇒米ドル/円は151.84円に注目! 4月末介入で当局が押し下げた安値を割れると140.24円方向、割れないと強い壁に。大事なのは日米金融政策でなく、151.84円割れの行方(7月30日、田向宏行)
140.24円を割り込めば、月足のダウ理論も下方向に転換して、米ドル/円相場は大きく変わってきますから、140.24円は重要な注目点です。
(出所:TradingView)
FXトレードでは、売り手と買い手の分岐点「相場の壁」を見つけることが重要。壁を突破すると需給が変わり、相場が傾く
どんな商品も、需要と供給の関係で値動きが決まります。それは金融市場も例外ではありません。
よって、米ドル/円相場も売り手が多ければ下げますし、買い手が多ければ上昇していきます。これだけです。
ここだけ読むと簡単そうですが、FXトレードで利益を得るには、適切な売り手と買い手の分岐点を見つけることが重要です。
時間軸に応じた適切な分岐点を見つけられないと、FXトレードは上手く行きません。
ここ大事になるのが、チャート分析の技術です。
なお、こうした値動きの基本は拙著『相場の壁とレンジで稼ぐFX改訂版』などで細かく解説しているので、値動きの仕組みに興味のある方はご参照ください。
金融市場だろうと他の一般商品や製品の市場であろうと、売り手と買い手が膠着しそうなレベル、つまりチャートポイントが相場の分岐点となりやすい場所です。
このチャートポイントは、別の表現をすると「相場の壁」です。
壁を突破すると、相場が売り手か買い手に傾くので、その多数派の方向へ動きます。需給が変わるからです。
つまり、FXで利益を狙うには、売り手や買い手の多数派の方向に相場が動くという基本原則を知った上で、その分岐点がどこにあるかをチャートから読み取る技術を持つと、有利になると思います。
100年以上も金融市場で使われ続けている、ダウ理論に従った仕掛けと決済ができるようになるからです。
米ドル/円は160円の壁を下抜けて約8円下落し、151.84円の壁を下抜けて約10円下落した
直近の米ドル/円の大きな壁は、先週のコラムでお伝えしたとおり、151.84円にありました。ここが相場の壁と判断される理由も、先週のコラムで書きました。
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⇒米ドル/円は151.84円に注目! 4月末介入で当局が押し下げた安値を割れると140.24円方向、割れないと強い壁に。大事なのは日米金融政策でなく、151.84円割れの行方(7月30日、田向宏行)
そして、この壁を7月31日(水)に下抜けて売り手が増えたことで、米ドル/円相場はさらに大きく、昨日(8月5日)までで約10円も下落しました。
(出所:TradingView)
ちなみに、151.84円以前の大きな壁は、7月9日(火)掲載の当コラムでも書いているように、160円付近にありました。
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ダウ理論のとおり、ここを下抜けたことで、米ドル/円相場は売り手優勢になって、約8円下げてきました。
そして今回、151.84円の大きな壁を突破して140.24円の壁に向かって、さらに141.68円まで約10円下げました。
(出所:TradingView)
メルマガをお読みの方はもちろん、当コラムをお読みの方でも、この大相場に乗っていれば、利益になっていると思います。
米ドル/円が大きく下落した理由は、誰もが値動きの基本的な仕組みを感覚的に理解しているから。理屈で理解するチャート分析が武器に
では、米ドル/円相場がなぜ、ここまで大きく下落したかと言えば、相場に参加している人は誰もが、値動きの基本的な仕組みを感覚的に理解しているからです。
この相場の壁を下抜けると、この壁の下で買い参入しても、売り手に押されて損をしやすくなります。よって、買いポジションは決済しますし、買い手は手控えざるを得ません。
買いポジションの決済は売りなので、相場の下落要因です。いわゆるストップロスを巻き込むということです。
また、売り手は新たに売りポジションを増やしていきます。そして、相場が売り手優勢に傾いて大きく下げていきます。
ただ、感覚的なものを理屈として理解していると、武器になります。それがチャート分析です。
私はこうしたチャート分析で取引するので、相場予想はしません。
すると、上か下かのどちらかに賭けるような「相場を張る」的な部分が少なくなり、面白味に欠け、魅力がないと感じる人もいます。高揚感や緊張感が少ないのかもしれません。
逆に、私は個人投資家なので、極力こうした感情に左右されない取引を目指しています。平穏に利益が出るのが一番理想的と考えています。
米ドル/円は140.24円を割り込むと、チャートに大きな変化が起き、120円方向の可能性が出てくる
現在の日足レンジは、昨日(8月5日)安値141.68円と、7月30日(火)高値155.20円です。
実際は151円台で売り仕掛けして、建値下に損切りを移動させているはずなので、損失にはなりません(マイナススワップはご自身で計算して加味してください)。
そして、月足レンジ下限の140.24円を割り込むと、冒頭のように米ドル/円チャートでは大きな変化が起こります。120円方向の可能性が出てくるからです。
(出所:TradingView)
まずは140.24円に向けて下げるのか、戻す動きになるのかが今週の注目点となりそうです。
次回のオンライン交流会は8月17日(土)開催。明日8月7日(火)までにメルマガ購読申込をされた方が参加可能
なお、8月2日(金)にメルマガ内で開催したオンライン交流会では、20時30分から1時間半にわたり、今回のコラムでも取り上げた米ドル/円の急落など、いろいろな質問や意見交換がありました。
オンライン交流会のいいところは、文字でなく口頭でチャートを使ってお伝えできる点です。
次回のオンライン交流会は、8月17日(土)20時30分から開催します。
明日8月7日(水)までにメルマガ購読申込をされた方が参加できます。
お盆で東京市場の流動性が低下するなか、8月14日(水)に米CPI(消費者物価指数)が予定されているなど、いろんな話題がありそうです。
また、読者の方も、単に拙著やコラム、メルマガなどをインプットするだけでなく、質問や意見を出すアウトプットする方が成長に繋がります。
そうした意味でも、オンライン交流会は個人投資家の役に立つと思っています。
【ザイFX!編集部からのお知らせ】
ザイFX!で新連載をスタートした田向宏行さんと、ザイFX!編集部がお届けする有料メルマガ、それが「田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!(月額:4400円・税込)」です。
FXや投資に関する書籍7冊が、計10万部超えの人気を博す田向さんが、100年以上続くダウ理論を基に、チャートポイントやテクニカル分析を配信します。
さらに、トレーダーを孤独にしたくないとの思いから、月2回、Zoomなどでオンライン交流会を実施する予定です! 田向さんに相場の見方を直接聞いたり、メルマガ読者同士で交流したり―――顔出しなしでもかまいませんので、お気軽なご参加をお待ちしています。
10日間の無料体験期間がありますので、「田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!」をぜひ体験してください。
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