【臨時開催! 米大統領選を受けた11月9日(土)オンライン交流会のお知らせ】
田向さんのメルマガ『田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!』内で、11月9日(土)20時からオンライン交流会を臨時開催することが決まりました!
世界中の注目を集める米大統領選(米国大統領選挙)が本日(11月5日)投開票されるにあたり、相場とどう向き合あえばいいのか迷ったり、不安になる方がいらっしゃることを考えて、田向さんが今回、臨時のオンライン交流会開催に踏み切りました。
参加できるのは、10月30日(水)までにメルマガ購読者となった方ですが、説明会の動画は後日、会員ページで公開予定です。当日参加できない方や、メルマガ購読のクーリングオフ期間中で参加できない方も、後日視聴できますのでご安心ください。
また、定例のオンライン交流会第28回目も、11月16日(土)20時30分から開催予定で、参加できるのは明日11月6日(水)までにメルマガ購読者となった方です。オンライン交流会については以下の記事で解説していますので、参考にしてみてください。
【※関連コンテンツはこちら!】
⇒FXのことをなんでも相談できるオンライン交流会がスタート! 田向宏行さんがチャートを交えて直接答えてくれた! 参加者同士の交流も
本日は米大統領選の投票日! 先行きが見えない米大統領選で、市場参加者はポジションを傾けられない
本日(11月5日)は、世界が注目する米大統領選(米国大統領選挙)の投票日です。
米大統領選は4年に一度の大きなイベントですし、金融市場にも大きく影響する可能性があります。
ただ、大きなイベントであるため、相場がどちらに動くかはわかりません。
加えて、今回は本日時点でもトランプ氏とハリス氏のどちらが優勢かまったくわからない状況となっていて、こうなると相場も事前に動くことがほぼできません。
今回のように米大統領選の先行きが見えないと、市場参加者は売り買いのどちらにもポジションを傾けられなくなります。
相場は上昇か下落、売りか買いのどちらかに動きます。ただ、どちらに動くかわからない状況で賭けにでれば、外れた時に大きな損失につながります。
これは、私たちのような個人投資家の小さな資金ではなく、ファンドや金融機関のような大口のプレーヤーにとっては重大な問題でしょう。
特に大口であればあるほど、一気にポジションを解消したり、構築したりすることはできません。大きなポジションは作っていくにも、減らしていくにも時間が必要だからです。
こうしたポジション構築は、メルマガを通じて米ドル/円やユーロ/米ドルのピラミッディング(※)された方だと体感的に理解しやすいと思います。
(※ピラミッティングとは、最初のエントリーで利益が乗ってきたら、ポジションを積み増していく手法のこと)
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米ドル売りの動きが、米大統領選を前に巻き戻されて米ドル買いとなり、どちらに動いてもいいニュートラルな状況に
このため、これまでの当コラムやメルマガでお伝えしてきましたが、先月(10月)から米大統領選に向けたポジション調整のような動きが起こっていると考えています。
【※関連記事はこちら!】
⇒米ドル買いがさらに続けば、市場はトランプ氏優勢を考え始めているかも。米経済政策の変更は、数年で為替市場にとんでもない衝撃を与える! 大きな動きに向けて資金温存(10月22日、田向宏行)
⇒米ドル/円は今年半値付近の150円を超えて全戻しに向かうのか、昨年半値付近の140円を割って下げていくのか、歴史的な分岐点にある! 介入の前でテクニカルは役立たない(10月15日、田向宏行)
市場参加者が選挙結果で自身のポジションが逆方向へ持っていかれるのを避けるため、9月までの相場の傾きが米大統領選を前に徐々に巻き戻されると推測してきました。
チャートで過去の値動きを確認すると、ユーロ/米ドルは4月安値1.0600ドルから9月高値1.1213ドルまで上昇していますが、その後の1カ月で1.0761ドルまで下げ、直近は4月安値と9月高値の半値付近に戻しています。
(出所:TradingView)
こうした動きは米ドル/円でも同様で、7月高値161.94円から9月安値139.57円まで下落したあと、直近は7月高値と9月安値の半値付近まで戻しています。
(出所:TradingView)
つまりこれらは、それまでの米ドル売りの動きが米大統領選を前に巻き戻されて米ドル買いとなり、その後結局は半値付近で落ち着いて、米大統領選後にどちらに動いてもいいようなニュートラルな状態になっています。
大きな影響力のあるイベントを控えていれば、その後にどちらに動き出すかわかりません。すると、リスク管理の観点から、まずはポジションをニュートラルにするはずです。
こうして保有ポジションを減らすことで、逆方向への動きに対処できるようになりますし、どちらに動き出してもそのあとにポジションを構築していけるようになります。
また、このようなポジション調整が起こっていたなら、市場のポジション量は減っていて、流動性が低下している可能性もあります。
今週月曜日(11月4日)の主要ドルストレート(米ドルが絡んだ通貨ペア)1時間足での窓開けも、こうした流動性の低下が背景にあるかもしれません。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドルVS世界の通貨 1時間足)
ということは、米大統領選で動き出した時はボラティリティが高い可能性があり、この点は注意する方がよさそうです。
米大統領選でも通常どおり、ダウ理論に従うか、いったん様子見か。小さく始めてピラミッティングでポジションを育てればいい
このような迷う相場でも、ダウ理論を使う私たちが取る選択肢は2つしかありません。
通常どおり、ダウ理論に従った取引戦略をとるか、想定外の動きを警戒していったん様子見をするかです。
ダウ理論を使えば迷う要因が少ないので、戦略を立てやすくなります。
ダウ理論に従う場合は、いつもどおり日足または週足のレンジを使うことになりますが、日足はユーロ/米ドルも米ドル/円もレンジ幅が狭いので、急激な動きに備えてロット数は抑えておくことをおすすめします。
最初はロット数を抑えて小さく始めて、実際にその方向への動きが続くなら、7月から9月の米ドル/円の売りや、10月のユーロ/米ドルの売りのように、ピラミッディングしてポジションを大きく構築していけばいいだけです。
また、様子見する場合は、少し相場が傾いて動き出したことを確かめてから、その方向に便乗することになります。しばらくは相場の動きを見つつ、待つということです。
この場合は、ダウ理論の最初の仕掛けではなく、次の仕掛けポイントから参入することになりやすいと思いますが、それでもその方向への動きが続くなら、上記のとおりポジションを育てることができるので、焦る必要はありません。
相場で利益を得やすいのは、多数派に乗ることです。
だから、理論的な分岐点を探して、多数派が増える場所で仕掛けるか、今回のようにわかりにくそうなら、多数派が明らかになったことを確かめてから乗るか、これらをどう選択するかということです。
具体的な取引ポイントについてはメルマガで配信していしますが、こうした考え方ができるかどうかが収益に影響すると思っています。
大きなイベントで世の中の注目度が高いほど、相場予想も楽しくなりますが、予想と収益は直結しにくいものです。
自分がFXをするうえで、楽しさと利益のどちらを優先しているのか、大きなイベントへの対応で心の奥底が見える気がします。
【ザイFX!編集部からのお知らせ】
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さらに、トレーダーを孤独にしたくないとの思いから、月2回、Zoomなどでオンライン交流会を実施する予定です! 田向さんに相場の見方を直接聞いたり、メルマガ読者同士で交流したり―――顔出しなしでもかまいませんので、お気軽なご参加をお待ちしています。
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