【臨時オンライン交流会開催のお知らせ】
田向さんのFXメルマガ『田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!』で、臨時オンライン交流会の開催が決定しました! 開催日時は、3月1日(土)20時30分からで、参加できるのは明日2月19日(水)までにメルマガ購読者となった方です。
メルマガ内でFX初心者の方が増えてきた状況を踏まえ、定例のオンライン交流会とは趣を変えて、FXのことをなんでも気軽に聞ける会を開きたいと田向さんが考えたのが、今回の臨時オンライン交流会開催の経緯となります。
トランプ劇場が4年間続くからこそ、値動きの事実に従うことをおすすめ
米国でトランプ大統領が就任して、今週木曜(2月20日)で1カ月となります。
この間、金融市場は方向性が弱く、どちらに動いていいのか迷っている状態が続いています。
みなさんのお仕事でも、上司が変わったり新人が入ってくれば、「この人はどんな感じで仕事するのかなぁ」とか「どうやって上手く仕事をまわそうかなぁ」と考えたりしませんか。
金融市場も同じです。
市場に大きな影響力のある米大統領が変わりました。いわば人事異動です。
トランプ大統領は積極的に自分の意見を発表する人です。その一方で、「関税を導入する」とブチ上げても、実際の施行は先だったりして、どこまですぐに市場や経済に影響するのかが見通しにくくなっていると思います。
前回のコラムでお伝えしましたが、トランプ氏の発言に各国政府やマーケットが振り回される、トランプ劇場になってきています。
【※関連記事はこちら!】
⇒ドルストレートが窓開けから窓埋め。米ドル買いが続かないかもと考えたのは、週足で方向感がなく関税開始が2/4だったから。トランプ政権下では特にチャート分析が必要(2月4日、田向宏行)
よって、目先のトランプ大統領や政権のニュースに反応したり、これでファンダメンタルズを考えて取引するのは、難しい取引となりそうです。
すでにトランプ劇場に振り回されている人もいるでしょうし、この状況は今後4年間も続くはずです。
そこで私は、トランプ政権だからこそ、値動きの事実に従うことをおすすめしています。
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トランプ大統領の誕生で米ドル買いをしていたら、この1カ月は方向感のない相場で無駄な損を負っていたかも
それでは、この1カ月の実際のマーケットがどうだったかを見てみましょう。
為替市場の米ドルの高値は、1月13日(月)にユーロ/米ドル、英ポンド/米ドル、米ドル/スイスフランで米ドルの高値をつけています。
豪ドル/米ドルは2月3日(月)に急落して米ドルの高値が更新されていますが、この2月3日(月)をイレギュラーとすれば、その前は同じ1月13日(月)でした。

(出所:TradingView)
ちなみに、米ドル/円は1月10日(金)が米ドルの高値でした。
ファンダメンタルズやヘッドラインで取引すると、運に左右されやすいことは、拙著でもご説明でしていますが、トランプ大統領の誕生で米ドル買いをしていたら、方向感のない相場で無駄な損を負っていたかもしれません。2017年に出した拙著『1日2回のチャートチェックで手堅く勝てる兼業』で書いていることと同じことが起こっているだけです。
これはチャート分析の普遍性を示しており、ダウ理論が100年以上使われ続けていることからも、有効性が証明されているのだと思います。
米ドル/円は153.71円の下に売り逆指値注文を置いただけで、最大300pips弱の利益に。反発しても100pips超の利益を確保
そして、チャート分析をして相場の多数派=値動きに従う戦略は、トランプ大統領が就任して混乱した1カ月のなかでも、ある程度上手く行っていると思います。
例えば米ドル/円は、2月5日(水)にそれまでのダウ理論の日足レンジの下限だった1月27日(月)安値153.71円を割り込み、2月7日(金)には150.92円まで下げました。
2月5日(水)のメルマガで売り仕掛け戦略をお伝えしたように、あらかじめ153.71円の下に売り逆指値注文を置いただけで、最大で300pips弱の利益になっています。
田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!
2025年2月5日(水)9:57の配信メールより一部抜粋
USDJPY 153円前半
このため、1/27安値=153.71円の下に売り逆指値を置き、2/3高値=155.88の上に損切り逆指値を置く日足ダウ理論に基づいた戦略を取ることができます。
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(出所:TradingView)
ただその後、2月7日(金)安値150.92円を底に、米ドル/円は買い戻しが入りました。
このため、2月10日(月)のメルマガでは、売りポジションの決済戦略をお伝えし、100pips以上の利益を確保することをおすすめしています。
田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!
2025年2月10日(月)11:24の配信メールより一部抜粋
USDJPY 少し迷う相場
このため、売りポジションは2/7高値=152.41の上に逆指値を置いて、一部または全部決済してもいいと思います。

(出所:TradingView)
また、本日(2月18日)も米ドル/円は、日足レンジ下限の2月7日(金)安値150.92円に接近しましたが、ここは相場の壁です。このためいったん下方向の動きが止められています。
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チャートが示す状況によっては、上手く逃げることも個人投資家には大事
ファンダメンタルズを考慮しないと、同じ時期にユーロ/米ドルを売る戦略も取ることができます。
米ドル/円では米ドル売り・円買い、ユーロ/米ドルではユーロ売り・米ドル買いをしていることになり、米ドルに注目すれば、売りと買いをほぼ同時に仕掛けていることになります。
こちらもメルマガの内容を記しておくと、2月6日(木)の配信でユーロ/米ドルの売り戦略をご案内しています。
田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!
2025年2月6日(木)11:27の配信メールより一部抜粋
EURUSD 日足レンジ上限に接近
そこで、使いやすい逆指値を使うと、本日時点では、昨日(2/5)安値=1.0369の下に置くことになります。
ただ、この動きは思ったよう下げないため、2月11日(火)の配信で、売りポジションの損失回避戦略をお伝えしました。
田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!
2025年2月11日(火)11:28の配信メールより一部抜粋
EURUSD 日足レンジ内の動き
2/5安値=1.0369の下で売りポジションを作った方は、この売り仕掛けは日足レンジ内であることから、深追いしない方がいいと思います。
~中略~
このため、2/10高値=1.0336を上抜けるようだと、日足はレンジ内の調整が続く可能性が高まりますので、この2/10高値の上で売りポジションを決済するか、少なくとも売り建値下に決済逆指値を置いて、損失を回避する方がいいと思います。
個人投資家にとって、利益を取ることと同じかそれ以上に、無駄な損を負わないことは大事だと思っています。
トレード資金が減れば、大きなチャンスに勝負することができません。チャートが示す状況によっては、上手く逃げることも個人投資家には大事だと思います。
また、冒頭でも書いたように、トランプ大統領の政権はこれから4年間続きます。まだやっと1カ月が終わろうとしているだけです。
だからこそ、今後の4年間を考えた時、チャート分析によって値動きの事実に向き合って取引する方法も、トレード戦略の1つとして考えてみる機会になるのではないかと思います。
【ザイFX!編集部からのお知らせ】
ザイFX!で新連載をスタートした田向宏行さんと、ザイFX!編集部がお届けする有料メルマガ、それが「田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!(月額:4400円・税込)」です。
FXや投資に関する書籍7冊が、計10万部超えの人気を博す田向さんが、100年以上続くダウ理論を基に、チャートポイントやテクニカル分析を配信します。
さらに、トレーダーを孤独にしたくないとの思いから、月2回、Zoomなどでオンライン交流会を実施する予定です! 田向さんに相場の見方を直接聞いたり、メルマガ読者同士で交流したり―――顔出しなしでもかまいませんので、お気軽なご参加をお待ちしています。
10日間の無料体験期間がありますので、「田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!」をぜひ体験してください。
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