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田向宏行式 副業FXのススメ!

米ドル/円は月足週足日足ダウ理論が下向きで、引き続き下
げている。今後上昇に転じれば、154円台の売りは損切り
されるが、損失額を事前に理解しているため迷いにくい

2025年01月28日(火)16:58公開 (2025年01月28日(火)16:58更新)
田向宏行

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オンライン交流会開催のお知らせ】

 田向さんのFXメルマガ『田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!』で、オンライン交流会の第33回目の開催が決定しました!開催日時は、2月7日(土)20時30分からで、参加できるのは本日1月28日(火)までにメルマガ購読者となった方です。

前回(第32回)は60名近い方にご参加いただき、トレード戦略の相談があったり、ダウ理論への認識やFXの総合力といった話題になりました。


トランプ米政権は引き継ぎが終わらないと実質的に動けず、金融市場も流動性が低下。極端な動きが起こりやすくなっている

 トランプ米大統領の就任や新年(2025年)の期初という事情から、相場の動きは緩慢なようです。

 トランプ米政権ではベッセント米財務長官が昨日議会承認され、イエレン前米財務長官と交代します。

 今月(1月)末に向けて、こうした行政機関の長の交代事務が行われると思われ、新政権が省庁を含めて実質的に政権を掌握するには、もう少し時間がかかるでしょう。どんな組織でも人が変われば業務の引き継ぎがあるからです。

 つまり、SNSなどでのトランプ米大統領の発言が注目されますが、引き継ぎが終わらないと実質的には新政権は動けません

 それを知っている金融市場も当面の参加者は少なく、通常のマーケットより流動性が低いので、極端な動きが起こりやすくなっているのだと思います。

 昨日の米国株の急落なども、こうした流動性低下が背景にあると思います。

S&P500 日足
S&P500 日足チャート

(出所:TradingView

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田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!

米ドル/円は引き続き下げている。ダウ理論では月足週足日足が下向き

 それでも、先週の当コラムで、米ドル/円の下方向の可能性をお伝えしたとおり、米ドル/円は引き続き下げています。

【※関連記事はこちら!】
米ドル/円の1/9(木)の窓開けは、大口トレーダーの売り仕掛けと考えるべき! 月曜でも年末年始でもない木曜の窓開けは特異で、トランプ大統領就任前後でも流れ変わらず(1月22日、田向宏行)

 本日(1月28日)は、昨日(1月27日)の急落の反動で巻き戻していますが、ダウ理論では本日時点で月足週足日足が下向きです。

 まず日足ダウ理論は、日足レンジ上限156.76円を超えて上向きに転換しないと、この動きは止まりません。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView

 そして、週足ダウ理論は昨日、先週足安値を下抜けてレンジを更新しており、1月10日(金)高値158.87円からの下落が続いています。

米ドル/円 週足
米ドル/円 週足チャート

(出所:TradingView

 こうした流動性が低く値動きが荒れた状況や、ニュースのヘッドライン、トランプ米大統領のSNSなどに惑わされず、相場に振り回されるのを避けるには、自分の判断基準を持つことが大事だと思います。

 私はチャート分析とダウ理論をこの基準としていて、素人の自分の考えや思惑ではなく、チャートに示される相場の多数派に従うようにしています。

先週の当コラムでもご紹介したとおり、私のメルマガでは1月9日(木)の米ドル/円の窓開けから、米ドル/円の売り戦略を取っています。

【※関連記事はこちら!】
米ドル/円の1/9(木)の窓開けは、大口トレーダーの売り仕掛けと考えるべき! 月曜でも年末年始でもない木曜の窓開けは特異で、トランプ大統領就任前後でも流れ変わらず(1月22日、田向宏行)

 メルマガ読者の方は1月10日(金)、または週明けの1月13日(月)から売りポジションを構築しているはずです。

 本日の米ドル/円は昨日の急落の反動で少し戻しています。

 昨日安値153.71円まで下げた時点で、上記の売りポジションはすでに300pips以上の利益になっていました。

 また、現在でも損切りを売り建値下に移動させていれば、損失の可能性をゼロにできていて、利益だけを考えるポジションになっているはずです。

 また直近では、1月27日(月)の配信で154円台の売り戦略をお伝えしており、この戦略に従ったポジションも当日のうちに約100pips程度の利益になったはずです。

田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!
2025年1月27日(月)11:33の配信メールより一部抜粋

USDJPY 日足より週足
拙著で、レンジ転換が繰り替えすなら、上位時間でのレンジを考える、と記載の通りですから、日足が転換を繰り返すなら、USDJPYは日足ではなく週足で相場を見る方が適していることになります。
そう考えると、1/21安値下に売り逆指値を置き、その損切りは現在の日足レンジ上限=156.75(1/23)の上に置くことができます。

 ただ、残念ながら現在は戻されていて、利確していない場合はマイナスになっています。

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田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!

米ドル/円が今後上昇に転じるなら、154円台の売りは損切りされる可能性があるが、それは想定された損失でしかない

 このポジションは、もし今後米ドル/円が上昇に転じるなら、ダウ理論に従い損切りされる可能性があります。

田向宏行著『相場の壁とレンジで稼ぐFX改訂版』

 しかし、相場取引では損切りの可能性を承知のうえで売り仕掛けしているので、想定された損失でしかありません。この損失額が予めわかっていることで、資金管理ができることになります。

 損がどれくらいになるかをあらかじめ理解して仕掛けることは、精神的にも迷いにくくなるため、個人投資家に向いていると思います。

 これらはダウ理論を十分理解すれば、誰でも自分で判断できることで、私が特殊なことをしているわけではありません。

 逆に、私のような取引は、市場では一般的なことだと思います。誰もが基本として知っていることに従っているだけだからです。

 このため、多数派が動く場所で仕掛けることが出来るので、昨日の売り仕掛けのように、一気に動くということが起こるものと思われます。

 こうしたことから、誰でも基本を学び、合理的に考えることができれば、相場で利益を追求できると思っています。

 ただし、基本を肌感覚で理解し、それを応用した取引の引き出しを増やすには時間がかかります。

 これは仕方のないことで、技術習得とはどんな分野でもそういうものでしょう。楽して儲ける、ということはどの世界にもないはずです。

 相場は自分が働かなくても、一定のお金をリスクにさらすだけで利益を得られる可能性があり、そこが魅力ですから、少し時間がかかっても基本的なことをキッチリ学ぶ方が、いい未来になるのではないかと思います。


【ザイFX!編集部からのお知らせ】

 ザイFX!で新連載をスタートした田向宏行さんと、ザイFX!編集部がお届けする有料メルマガ、それが「田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!(月額:4400円・税込)」です。

田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!画像

 FXや投資に関する書籍7冊が、計10万部超えの人気を博す田向さんが、100年以上続くダウ理論を基に、チャートポイントやテクニカル分析を配信します。

 さらに、トレーダーを孤独にしたくないとの思いから、月2回、Zoomなどでオンライン交流会を実施する予定です! 田向さんに相場の見方を直接聞いたり、メルマガ読者同士で交流したり―――顔出しなしでもかまいませんので、お気軽なご参加をお待ちしています。

10日間の無料体験期間がありますので、「田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!」をぜひ体験してください。

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