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• 2019年02月18日(月)08時00分

  東京為替見通し＝ドル円、米中閣僚級通商協議控えて動意に乏しい展開か

  　15日のニューヨーク外国為替市場でドル円は、米中通商協議の延長が決まり貿易摩擦解消に向けた合意への期待が高まったこと、2月米ニューヨーク連銀製造業景気指数が8.8だったことで110.65円まで強含みに推移した。ユーロドルは、クーレ欧州中央銀行(ECB)理事が「新たな貸出条件付き長期資金供給オペ（TLTRO）についてECB内で再開が議論されている」と述べたことで1.1234ドルまで下落後、1.1306ドルまで反発した。

  　本日の東京市場のドル円は、プレジデンツデーでニューヨーク市場が休場のため閑散取引の中、今週予定されている米中閣僚級通商協議を控えて動意に乏しい展開が予想される。
  　ドル円の下値を支える要因は、米中通商協議の進展期待を受けた日米株価指数の堅調推移、110.00円のNYカットオプションや110.00円付近の大口のドル買いオーダーなどが挙げられる。
  　ドル円の上値を抑える要因としては、米中通商問題、トランプ米大統領による非常事態宣言を受けた下院民主党との対立激化懸念、英国の合意無き無秩序なEU離脱の可能性、フランスの反マクロン改革の抵抗運動（イエロージャケット）、ドイツの大連立政権の不安定化、などが挙げられる。
  　また、米商務省が米安全保障に絡んだ自動車輸入に関する調査報告書を提出し、トランプ米大統領は90日以内に関税発動の是非を判断する。ロス米商務長官が、米国家安全保障上の懸念から、日本からの自動車輸入に対して25％程度の関税を課すべき、との報告書を提出した場合、25％の自動車関税が実現する可能性が高まる。日米通商協議では、米国が対日貿易赤字の削減を優先課題としており、自動車関税や対米輸出の数量制限、意図的な通貨安を禁止する「為替条項」の導入が警戒されている。米中通商協議でも、中国人民元相場が議題に上がっていることで要警戒か。
  　ドル円の上値には、110.75円に20日のNYカットオプション、110.80円と111.00円にドル売りオーダーが控えている。下値には、110.20円と110.00円にドル買いオーダー、110.00円には本日のNYカットオプションが控えている。
  　テクニカル分析では、一目均衡表・転換線の110.35円（2月14日の高値111.13円と2月6日の安値109.56円の中間水準）を軸にした値動きが予想される。
  　ユーロドルは、ユーロ圏の景況感悪化懸念やインフレ率鈍化、新たな貸出条件付き長期資金供給オペ（TLTRO）への警戒感、フランス、ドイツ、スペインの政治への警戒感から伸び悩む展開が予想される。

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• 2019年02月18日(月)06時40分

  本日のスケジュール

  ＜国内＞
  08:50　機械受注(12月)　2.3％　0％

  　　国債買い入れオペ(残存10-25年、残存1-3年、残存25年超、残存3-5年)(日本銀行)

  
  ＜海外＞
  11:30　タイ・GDP(10-12月)　3.6％　3.3％
  17:00　ブ・FIPE消費者物価指数(週次)(2月14日まで1カ月間)　　0.66％
  20:00　ブ・FGV消費者物価指数(IPC-S)(2月15日まで1カ月間)　　0.53％
  27:00　ブ・貿易収支(週次)(2月17日まで1カ月間)　　6億900万ドル

  　　米・株式市場は祝日のため休場(ワシントン大統領生誕記念)
  　　シンガポール・年次予算提示

  
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  注：数値は市場コンセンサス、前回数値

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• 2019年02月18日(月)06時40分

  アイルランド中銀総裁、ユーロ圏が一段と減速すればECBはあらゆる手段を講じる

  　レーン・アイルランド中銀総裁は17日、独紙ハンデルスブラットとのインタビューの中で「今後の会合でTLTROSについて議論するだろう」「仮にユーロ圏の成長がさらに減速すれば、ECBはあらゆる手段を講じる」などの見解を示した。

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• 2019年02月18日(月)06時25分

  週明けのドル円、小動きでスタート　110.45円前後で推移

  　週明けのドル円は小動きでスタート。週末に目立った材料が伝わらなかったこともあり、早朝のオセアニア市場でのドル円は110.45円前後と先週末終値（110.47円）付近での推移となっている。
  　また、ユーロ円は124.75円前後、ユーロドルは1.1295ドル付近で推移している。

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