2月3日(木)■『ユーロ圏の早期利上げ観測』と『米国の経済指標』、そして『明日に米国の雇用統計発表を控える点』に注目！

本日の為替相場の焦点は、『ユーロ圏の早期利上げ観測』と『米国の経済指標』、そして『明日に米国の雇用統計発表を控える点』にあり。

米国の経済指標は、
・「米)第4四半期非農業部門労働生産性【速報値】/単位労働コスト」
・「米)週間新規失業保険申請件数」
・「米)ISM非製造業景況指数」
・「米)製造業受注指数」
への注目度が高い。

米国以外の経済指標は、
・「NZ)第4四半期失業率＆就業者数増減」
・「豪)住宅建設許可件数」
・「豪)貿易収支」
・「英)サービス業PMI」
・「欧)小売売上高」
への注目度が高い。

経済指標以外では、
・「欧)ECB政策金利＆声明発表＆トリシェECB総裁の記者会見」
・「米)バーナンキFRB議長の発言」
・「香港市場休場(3日・4日)」
・「シンガポール市場休場(3日・4日)」
・「上海市場休場(春節、2日～8日)」
・「欧州のインフレリスクや早期利上げ観測」
・「ドル買いorドル売りの方向性」
・「欧州の財政・金融・信用不安」
・「他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、他・米国以外の株式市場等)」
・「エジプト情勢の緊迫化」
・「米国の主要企業の決算発表が本格化→マスター・カード、ダウ・ケミカル、ムーディーズ、他」
・「金融当局者や要人による発言」
・「明日に、米国の雇用統計発表を控える点」
などの要因に注意。

★★★

中国などが旧正月入りで休場中。
本日は、「ECB政策金利＆声明発表＆トリシェECB総裁の記者会見」が行われるほか、「バーナンキFRB議長の発言」も予定されている。

米国の経済指標は、「週間新規失業保険申請件数」と「ISM非製造業景況指数」がメイン。
その他、「第4四半期非農業部門労働生産性【速報値】/単位労働コスト」と「製造業受注指数」への注目度もそれなり。

「米国の株式市場」の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
「米国の長期金利」及び「金や原油などの商品市場」の動向も為替相場と関連性が高い。

先週の為替相場では、ユーロ買いとドル売りが優勢な流れが継続・加速したが、週末にかけて、日本国債格下げでの円売りや、エジプト情勢の緊迫化でのリスク回避の流れなどの動きも出た。

今週に入ってからは、ユーロ圏の早期利上げ観測などからユーロが大きく買い戻されているほか、ドル売りが優勢な流れも継続している。

本日は、「ECB政策金利＆声明発表＆トリシェECB総裁の記者会見」を控えての思惑や発表での反応に大きな注目が集まるほか、明日に米国の雇用統計を控えての動向が重要となる。


■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)

▼主要材料

・06時45分：NZ)第4四半期失業率＆就業者数増減
→発表内容でのNZドルへの影響は非常に大きい

・09時30分：豪)住宅建設許可件数
・09時30分：豪)貿易収支
→発表内容での豪ドルへの影響はまずまず

・18時28分：英)サービス業PMI
→発表内容でのポンドへの影響はかなり大きい

・19時00分：欧)小売売上高
→相場の気分次第。ECB理事会結果発表を控えて、どこまで動くか

・時間未定：独)ドイツ銀行の決算発表
→内容次第も反応は限定的か

・21時45分：欧)ECB政策金利＆声明発表
→トリシェECB総裁の記者会見に注目が集まる

・22時30分：欧)トリシェECB総裁の記者会見
→インフレリスクへの言及や早期利上げ観測が高まる内容であれば、大きな変動につながる可能性大

・22時30分：米)第4四半期非農業部門労働生産性【速報値】/単位労働コスト
・22時30分：米)週間新規失業保険申請件数
・24時00分：米)ISM非製造業景況指数
・24時00分：米)製造業受注指数
→2つの時間に4種類の経済指標。新規失業保険とISM非製造業がメイン。明日に雇用統計の発表を控えての方向性に注意

・27時00分：米)バーナンキFRB議長の発言
→内容次第


1月31日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼エジプト情勢の緊迫化
▼ドル買いorドル売りの方向性(直近、ドル売りヨリ)
▼欧州の財政・金融・信用不安(直近、不安が緩和ヨリ)
▼欧州のインフレリスクや早期利上げ観測(直近、思惑が高まりユーロ買いヨリ)
▼米国の雇用統計を中心とした主要経済指標(直近、反応はまずます)
▼金融市場のリスク許容度(直近、先週末に株式市場が大幅調整で)
▼米国を中心とした株式市場(直近、先週末に大幅調整で)
▼米国の長期金利(直近、その上下に相場が振られている)
▼月末・月初要因
▼中国の景気動向及び金融政策(直近、金融市場全体に影響)
▼米国の主要企業の決算発表が本格化(直近、市場の影響はそれなり)
▼金融当局者や要人による発言
▼金や原油などの商品市場
▼米国の景気動向や追加金融緩和観測(直近、不明瞭)

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2月3日(木)の為替相場の注目材料			指標ランク (注目度＆重要度)	コンセン サス	前回 発表値
・香港市場休場(3日・4日) ・シンガポール市場休場(3日・4日) ・上海市場休場(2日～8日) ・欧州の大手金融機関の決算発表→ドイツ銀行 ・米国の主要企業の決算発表→マスター・カード、ダウ・ケミカル、ムーディーズ、他 ・明日に、米国の雇用統計発表を控える
06:45		NZ)第4四半期失業率	◎	6.5%	6.4%
		↑・就業者数増減		+0.2%	+1.0%
07:30		米)デュークFRB理事の発言	B	要人発言
09:30		豪)住宅建設許可件数 [前月比/前年比]	○	+1.3%	-4.2%
				-13.7%	-9.9%
		豪)貿易収支	○	+16.00億	+19.25億
16:15		ス)貿易収支	×	-	+19.3億 (+17.9億)
17:53		独)サービス業PMI【確報値】	×	60.0	60.0
17:58		欧)サービス業PMI【確報値】	×	55.2	55.2
18:28		英)サービス業PMI	◎	51.3	49.7
19:00		欧)小売売上高 [前月比/前年比]	○	+0.5%	-0.8% (-0.6%)
				+0.2%	+0.1% (+0.4%)
未定		独)ドイツ銀行の決算発表	○	大手金融決算
21:45		欧)ECB政策金利＆声明発表	◎	1.00% 据え置き	1.00% 据え置き
22:30		欧)トリシェECB総裁の記者会見	◎	要人発言
		米)第4四半期非農業部門労働生産性 【速報値】	BB	+2.0%	+2.3%
		↑・単位労働コスト		+0.2%	-0.1%
		米)週間新規失業保険申請件数	AA	42.0万件	45.4万件
24:00		米)ISM非製造業景況指数	AA	57.0	57.1
		米)製造業受注指数	BB	-0.5%	+0.7%
27:00		米)バーナンキFRB議長の発言	A	要人発言
普通→太字→赤色太字の順番で重要。ピンク色太字は金融政策関連のモノ。 ピンク色のバックは米国の材料で黄色は要人発言、緑色は企業の決算を表す。 指標ランク について 米国の経済指標はSS→S→AA→A→BB→B→Cの7段階で表記 その他の経済指標は◎→○→△→×の4段階で表記 指標部分についての免罪 事項及びご利用上注意点

本日にECB理事会結果、明日に米・雇用統計のため、イベント発表後の流れ狙い

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本日にECB理事会結果、明日に米・雇用統計のため、イベント発表後の流れ狙い

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