昨日はユーロドルの突っ込み売りでやられてしまった。あまり苦労ないディールが続いていたので、カツンと叩かれた感じでもある(笑)。今日はもうちょっと安全策はないかと探ってみたのだが、結論としては、どうやらユーロ円のショートのほうが良いのではないかという気がしてきた。
ひとつにはユーロ円自体の値動きが、ここ最近は113円台から115円台のレンジを形成していること。113円台のミドルを当面の底にし、115円台では115.20、115.50あたりが何度か引っかかっていて、短期的なレジスタンスになっている。ドル円は何度か上値攻めをするものの、81.40-50レベルで止められているし、やはりこれもユーロ円の戻り売りを後押しする一因だ。
あとは外部環境の問題である。ユーロ円はクロス円の代表だ。当然のことながら、下がる局面というのは株安や原油安のステージがよい。そこを捕まえてユーロ円を売りこんでみようと考えて、本日の東京市場に臨んだ。
昨日は米国株が大きく下げて終了していて、さらにヒュレットパッカードの幹部が次の決算期の見通しについて暗い発言をしたことで、アジア時間でのグローベックスの始まりは、米国株の安値攻めでスタートした。私もそこをつかまえてユーロ円のショートにした。
114.75で売り込んだのだが、お昼休みにドル円のほうが急騰してしまった。ドル円は81円台に乗せてきたら、買いが回を呼ぶ展開に。おかげでユーロ円も持っていかれてしまい、50ポイントのロスカット幅を見込んでいた私は、やむなく損切る羽目に。あんまり楽しい思いもなかったユーロ円であった。
アジア時間の終わり頃、チャートを見直すと、やはりユーロ円の115円台の中盤は売り込むべきレベルであることをほのめかしているように見えた。しかし欧州時間に入ってもユーロ円は堅調だ。高値張り付きをした後、ついに116円台に乗せてきた。円売り炸裂である。やはりまた出てきた日本の原発対応への不信や政治問題が響いているのだろうか。
勝負はニューヨーク時間にはいってからになるだろう。今晩は中宅着工の数字が出る。最近、弱い含んでいる住宅関連のデータだ。それで流れが変わってほしいものだ。まあ、言うまでもなく2日連続で下落した米国株の行方が最大の関心事にはなるのだろうが。
日本時間 18時20分
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