みなさん、こんちには。
■米ドル/円は6週連続陽線が続くと調整に入る傾向あり
グッドフライデーという流動性のない中で発表になった注目の米3月雇用統計はネガティブサプライズで終了。
【参考記事】
●大荒れの可能性が高い米雇用統計。スイスフランには壮絶な乱高下の可能性も(西原宏一)
この発表を受け、3月中旬から始まったクロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)の下落が加速。連れて、米ドル/円は81.00円を割り込み、4月11日(水)には一時80.575円まで急落しました。

(出所:米国FXCM)
ちなみに、僕の掲示板でも話題になっていましたが、米ドル/円には「週足で6週連続陽線が続くと、その後調整に入る傾向」があります。
今回も3月中盤に週足で6連続の陽線が出たあと、調整に入っているようです。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 週足)
ヘッジファンドなどは、米ドル/円のこの傾向を把握しており、3月中盤に米ドル/円のロング(買い持ち)はいったん手仕舞っている模様です。
■本邦投資家の新期外貨投資には大きな動きが見られない
さて、今回の円安相場を振り返ってみれば、2月14日(火)の日銀による追加緩和発表がきっかけになっています。
この発表以降、欧米勢の円売りが加速。
米ドル/円はわずか1ヵ月強で8円という大きな値幅を伴って上昇し、一時84円台前半まで急騰していましたので、その調整が入るのは当然とも言えます。
そのため、3月中旬から始まった豪ドル/円の下落に連れて米ドル/円が下落する局面では、欧米勢の短期筋が米ドル/円の押し目買いを少しずつ再開しています。
ただ、4月に入っても、例年見られる本邦投資家による新期の外貨投資は今のところ、大きな動きが見られません。
加えて、前述の米雇用統計はネガティブサプライズに終わっており、米ドル/円は2月以降の上昇相場の38.2%戻しである81.07円をも割り込み、一時80円台ミドルまで軟化。半値戻しである80.10円に向かいつつあります。

(出所:米国FXCM)
そのため、押し目買いを再開した短期筋の米ドルロングが少しずつ拡大しているようです。
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