最初は何もないデスクトップが表示されるだけなので、砂漠に放り出されたような感覚に陥るが、[スタート]メニューから、インターネットエクスプローラーを開いてメタトレーダー(MT4)をインストールしたり、好きなブラウザをインストールしたり、パスワードを覚えやすいものに変えたりと自分好みの環境を整えていこう。
メタトレーダー(MT4)のインストール方法やインディケーター、EAなどの追加方法は、普通にパソコンでやるのとまったく同じ作業だ。
こうした環境設定に10分ほど費やしても、合計30分もあれば、快適なVPS環境が実現できちゃうはず。

特典の「「しろふくろうチャートセットインストーラー」はクリックしていくだけでインディケーターやチャートのテンプレートがインストールできる優れもの。これならファイルの置き場所を間違えて表示できないなんてトラブルからも解放されそう。
■「RDP」アプリでスマホからPC版MT4へアクセス!
でも、スマホユーザーにはもう1つやっておきたい作業がある。
iPhoneやiPad、アンドロイド端末からVPSへアクセスするためのアプリのインストールだ。利用するのは「RDP」と呼ばれるジャンルのアプリ。「RDP」で検索すればいくつも出てくるはず。
人気なのは『Wyse PocketCloud』、『Team Viewer』、『iTap RDP Client』といったあたりのようだが、iPhone、iPadユーザーなら無料で使える、「お名前.com」作成のRDPアプリ『お名前.com Windowsデスクトップ』で十分かも。
こうしたアプリを利用すると、iPhoneやiPad、アンドロイド携帯からVPSにアクセスして操作することができる。
「お名前.com」のアプリなら、ログインするために必要な情報は「ユーザー名」(「winXXXXXXX」といったもの)とパスワードだけ。

iPhone、iPadユーザーの初心者は「お名前.com」のアプリが安心。Windowsデスクトップのホームページからダウンロードできるので、インストールしておこう。

「お名前.com」のアプリならIPアドレスの入力が不要。ユーザー名とパスワードを入力するだけでログインできる。
■準備ができたら早速、チャートをチェック!
VPSやスマホの準備が終わったら、早速、しろふくろう先生謹製のインディケーターセットを試してみよう。
チャート上で右クリックして[定形チャート]をクリックすると、以下の5つが追加されているはず。
●zai fx_easytrade~平均足と「CCI」の組合わせ
●zai fx_gmma~12本のEMA(指数平滑移動平均線)の組合わせ
●zai fx_trendstep_4h~移動平均線を「マルチタイム」化して表示する
●zai fx_trendstep_day~同上の日足版
●zai fx_trendstep_week~同上の週足版
GMMA、EASY TRADE、TREND STEPの3種類のチャートは、いずれも「ザイFX!×メタトレーダー(MT4)」上で公開されているが、見られる足や通貨ペアがある程度、限られている。
【参考コンテンツ】
●「ザイFX!×メタトレーダー(MT4) リアルタイムチャート」
だから、やっぱりメタトレーダー(MT4)で見られたほうが何かと便利なのだ。
3つのチャートはどれも個性的だが、個人的なお勧めはTREND STEP。
きれいなトレンドが出ているときは、3本の移動平均線が階段上に動いていくのでトレンドがわかりやすい。「バラバラだった3本が上向きの階段になったから買い」なんて感じで使えたりする。
いっしょに表示される「フィボナッチゾーン」もまた便利。これはピボットのフィボナッチ版なのだが、損切りや利益確定ポイントの目安として使える。各通貨ペアごとに、それぞれのポイントへの到達確率をエクセルで計算したりするとなおさら有効だ。
ちなみに、こうしたデータ数の多い計算を自分のパソコンでやると負荷がかかって他の作業が滞ったりすることがあるが、そんなときもVPSを使えば問題ない。
■なにかと便利なVPS。始めるなら今しかない!
FXやスマホととても相性がいいVPS。
今回紹介した以外にもEAをデモ口座で走らせて試したり、時間のかかるEAのバックテストをVPSにやらせておいたりなど、VPSと自動売買の相性はバツグン。
また、インディケーターからのシグナルをメールで送信させたり、あるいはメタトレーダー(MT4)のトレーリングストップはメタトレーダー(MT4)を起動していないと注文が動かないのでVPSを活用したり……などなど、VPSがあると何かと便利だ。
VPSを試すなら今しかない。お得なキャンペーンが行われている今のうちに申込んでみて!
(※キャンペーンの詳しい条件、期間などについては、「お名前.com」のウェブサイトなどで必ずご確認ください)
(取材・文/ミドルマン・高城泰)
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