(「世界のトップゲーマー・梅原大吾に聞く!(2) 勝敗に執着せず、成長に喜びを見出すべし!」からつづく)
みなさん、こんにちは、葉那子です。
前回、前々回に引き続き、プロゲーマーの梅原大吾さんのインタビューをご紹介します。

3回目となる今回が最終回となります。
前の記事をまだご覧になっていない方は、そちらもチェックしてみてください。
【参考記事】
●世界のトップゲーマー・梅原大吾に聞く!(1) 勝負の世界で勝ち続けるためのメンタル
●世界のトップゲーマー・梅原大吾に聞く!(2) 勝敗に執着せず、成長に喜びを見出すべし!
さて、ゲーム界には次々に新しいゲームが登場するそうですが、プロゲーマーの梅原さんはそういった新しいゲームにも積極的にチャレンジしているそうです。
せっかく1つのゲームで勝てるような手法や戦略を見つけても、新しいゲームに変わってしまえば、また1から練習し、研究しなければいけないわけです。
FXでも相場の変化によっては今まで通用していた手法が使えなくなる、ということがあります。
そうした場合、それまでうまくいっていた従来の型にとらわれずに新しい手法を模索するべきなのですが、なかなか気持ちを切り替えることが難しかったりします。
Q 従来の型が通用しない新しいゲームに挑む時の心境は?
これに対し梅原さんは、ゲームを練習する過程を大事にしているため、そのゲームが終われば何の未練もなく次のゲームに移ることができるとおっしゃっていました。
実績や積み上げてきたものに価値を感じるという人は、それを捨てることに抵抗があるかもしれません。
それに対し梅原さんは、ゲームのプレイがうまいということにではなく、ゲームを通して学んだことしか価値がないと思っているのだそうです。
前回の記事にもあるように、勝ちに喜びを見出すのではなく、成長に喜びを見出しているからこそ、古いものは躊躇なく捨てて、新しいことに挑戦していけるのですね。
私も自分の手法は今の生活スタイルには合わないとわかりながらも、なかなか新しい手法作りができずにいます。
【参考記事】
●世界のトップゲーマー・梅原大吾に聞く!(2) 勝敗に執着せず、成長に喜びを見出すべし!
成長に重点をおけば、新しいチャレンジができる!
もちろんFXの最終的な目標は結果を出すことではありますが、今は成長することに重点を置いて新しい一歩を踏み出すべきだと感じました。
梅原さんは現在、メインフィールドである格闘ゲーム以外の新しいゲームのオフィシャルサポーターもされているそうです。
スクウェア・エニックスというゲーム会社が新しくリリースした、4対4でプレイをするゲームセンター用の対戦型ゲーム。
今までやってこなかったチーム戦ということで、最初のうちは思うようにいかず苦戦したと言います。
しかし、2カ月経った頃にようやくゲームの全体像がわかるようになり、勝てるようになってきたそうです。
同じ勝負でも違うタイプのゲームでは要求されるものが違うそうで、10歳年下の子に「梅原さん、そこは前に出ちゃダメですよ」と言われながらも成長の過程を楽しんでいたようです。
中には自分より立場が下のプレイヤーに対して精神的なプレッシャーを与えるような方もいるようですが、梅原さんは周りと同じ目線で接するほうが情報が回ってきやすいと考えているようです。
世界のトッププレイヤーでも現状の自分に満足することなく、またその地位や実績に驕ることなく新しい情報や意見を受け入れることができるのも、梅原さんの強みなのでしょう。

梅原さん曰く、若い子の発想は目の付け所が面白かったりするらしく、それを否定していてはどんどん置いて行かれてしまうのだそうです。
ただ、それらを素直に吸収した後は、今度は経験や分析力を持ったベテランの反撃の番。
新しいアイディアとそれまで積み重ねてきた経験がいっしょになってさらにステップアップすることができるのですね。
何でも頭ごなしに否定せずにとりあえず試してみる、という心構えはFXをする上でも重要かもしれません。
自分より若いプレイヤーとも接することが多くなった梅原さんですが、もしも今後弟子にしてほしいという申し出があったらどうするかという質問をしてみました。
すると、「勝手に見てくれればいい」という答えが返ってきました。
梅原さんご自身が人のことをよく観察するとおっしゃっていましたが、やはり言葉で教わることよりも自分で考えることで学ぶことのほうが多いと言います。
理屈ではなく、感覚で覚えることもある!
何かを聞かれれば答えるそうですが、ゲームはリアルタイムの攻防で、いちいちすべてを口で説明できないこともあり、理屈ではなく感覚で覚えなければいけないこともあるのだそうです。
基本的に誰にでもわかるような情報を隠したりすることはしないそうですが、人には言えない情報もあるとか。
それは技術的なものではなく、人の特性といったもの。
たとえば人はどういう行動を取りやすいとか、こういう場面ではこう反応するといった、経験で得た情報のことだそうです。
技術的な情報は全部出し切った上で自分は勝つという自信を持って挑んでいるのだそうです。
FXの世界でも勝てる人は1割だとよく言われますが、ゲームでも麻雀でも本当の勝ち組という人はやはりそれくらいの割合だそうです。
中には自身の手法や秘訣を書籍などで情報発信している方もいますが、実はその人たちは肝心のところは言っていない、と梅原さんはおっしゃいます。

意図的に隠そうとしているわけではなく、自分自身で感じ取らなければいけない部分があるのだそうです。
もちろん基本的な知識については人に聞いたり、書籍、インターネットを活用するほうが効率がいいですが、本当の1割に到達するためには自分なりの攻略法を見つける必要があると言います。
トレードでも単なるヤマ勘ではない、経験に基づいたトレードの勘が必要だとよく聞きます。
ある程度基礎知識がついてきたら、あとはひたすらトライ&エラーを繰り返しながらその勘を養っていかなければなりません。
ただし、それは一朝一夕にはいきません。
私もその勘が身に付くまで、今は地道に経験を積んでいきたいと思っています。
さて、梅原さんには世界トップのプロゲーマーとしてのゲームに対する向き合い方や心構えなどをうかがってきました。
インタビューの最後には今後についてお聞きしました。
Q 今も世界のトップを走っていらっしゃいますが、今後はどうしていきたいと考えていますか?
「やっぱりプレイヤーとしてやっていきたいという気持ちは強い」と一言。
そして、辞める時はちゃんと負かされて辞めたいともおっしゃっていました。
「こんな強いやつがいたんだ。じゃあもう辞めていいだろう」と思って辞めるのが理想なのだそうです。
ただし、最近では現実はそううまくいかないかもしれないと思うようになり、別の形でのプロというものも考えるようになったそうです。
もちろん今まで培ってきたことを活かしたいという気持ちはあるようですが、「自分がやる意味があることを見つけられたら、プレイヤーじゃなくてもいいのかなと思うようになった」とおっしゃっていました。

さて、今回この連載を通して初めてプロゲーマーの方にお会いし、未知の世界のお話を色々とお聞きすることができました。
もちろん直接FXに関係するお話ではありませんでしたが、ゲームの道を究めた梅原さんの言葉からはパワーをもらった気がします。梅原さんにはさらにザイFX!TV(原宿)でもお話をお聞きしますので、ぜひご覧ください。
私も今は未熟なトレーダーではありますが、少しずつでも前進していけるように努力していきたいと思います。
(『世界のウメハラ×西原宏一のネット生放送「“勝ち続ける”ノウハウ」を報告します!』へつづく)
【葉那子のトレード報告2012年10月8日(月)~10月12日(金)】
0勝1敗1分
勝ちトレード:なし
負けトレード:ユーロ/米ドル -16.4pips(-641円)
引き分けトレード:ユーロ/米ドル +7.2pips(+282円)
合計収支:-359円
口座残高:9万9851円
10月11日(木)に英ポンド/米ドルをショートしましたが、結果は損切り。
10月12日(金)はユーロ/米ドルをロングしたのですが、最大+30pipsまで順行したものの、その後下落し、移動したストップロスにひっかかり微益で決済されました。
また元本を割れてしまいましたが、今週も引き続き頑張ります。
(取材・文/葉那子 撮影/和田佳久)
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最低取引単位 | スプレッド(取引コスト) | 通貨ペア数 | ||
米ドル/円 | ユーロ/円 | ユーロ/米ドル | ||
1通貨 | 0.18~1.40銭 | 0.48~1.00銭 | 0.38~2.80pips | 34ペア |
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最低取引単位 | スプレッド(取引コスト) | 通貨ペア数 | ||
米ドル/円 | ユーロ/円 | ユーロ/米ドル | ||
1通貨 | 0.2~1.6銭 | 0.5~1.5銭 | 0.4pips原則固定 | 20ペア |
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最低取引単位 | スプレッド(取引コスト) | 通貨ペア数 | ||
米ドル/円 | ユーロ/円 | ユーロ/米ドル | ||
100通貨 | 0.0銭原則固定 | 0.0銭原則固定 | 0.1pips原則固定 | 21ペア |
※スプレッドは取引量によって変化。ユーロ/米ドルは2023年1月31日までのキャンペーンスプレッド | ||||
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米ドル/円 | ||||
スプレッド(取引コスト) | 通貨ペア数 | 最低取引単位 | ||
米ドル/円 | ユーロ/円 | ユーロ/米ドル | ||
0.18~1.4銭 | 0.48~1.00銭 | 0.38~2.80pips | 34ペア | 1通貨 |
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スプレッド(取引コスト) | 通貨ペア数 | 最低取引単位 | ||
米ドル/円 | ユーロ/円 | ユーロ/米ドル | ||
0.2銭原則固定 | 0.5銭原則固定 | 0.4pips原則固定 | 20ペア | 1000通貨 |
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スプレッド(取引コスト) | 通貨ペア数 | 最低取引単位 | ||
米ドル/円 | ユーロ/円 | ユーロ/米ドル | ||
0.1銭原則固定 | 0.3銭原則固定 | 0.2pips原則固定 | 23ペア | 1000通貨 |
※ユーロ/円は2023年1月31日までのキャンペーンスプレッド | ||||
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ユーロ/米ドル | ||||
スプレッド(取引コスト) | 通貨ペア数 | 最低取引単位 | ||
米ドル/円 | ユーロ/円 | ユーロ/米ドル | ||
0.2銭原則固定 | 0.4銭原則固定 | 0.3pips原則固定 | 51ペア | 1000通貨 |
※米ドル/円・ユーロ/円は、日本時間午前10時~翌午前4時のスプレッド | ||||
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スプレッド(取引コスト) | 通貨ペア数 | 最低取引単位 | ||
米ドル/円 | ユーロ/円 | ユーロ/米ドル | ||
0.2銭原則固定 | 0.4銭原則固定 | 0.3pips原則固定 | 38ペア | 1000通貨 |
※米ドル/円・ユーロ/円は日本時間午前10時~翌午前4時、ユーロ/米ドルは日本時間午前9時~翌午前3時のスプレッド | ||||
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▼JFX「MATRIX TRADER」▼![]() |
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スプレッド(取引コスト) | 通貨ペア数 | 最低取引単位 | ||
米ドル/円 | ユーロ/円 | ユーロ/米ドル | ||
0.2銭原則固定 | 0.4銭原則固定 | 0.3pips原則固定 | 30ペア | 1000通貨 |
※日本時間9時~翌27時までの時間帯に適用されるスプレッド。スプレッドはすべて例外あり。ユーロ/円・ユーロ/米ドルは、2023年2月4日までのキャンペーンスプレッド | ||||
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