ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

ザイFX!キャンペーン比較
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

また不穏な動きでユーロ失速
でも今晩の大注目はアメリカの失業率!

2012年11月02日(金)18:45公開 (2012年11月02日(金)18:45更新)
持田有紀子

投資情報充実の外為どっとコム!当サイト口座開設者限定キャンペーン実施中!

 昨日のアジア時間では、ややリスクテークが進んだ。中国のPMIが改善されていたこともその要因のひとつだろう。休み明けのニューヨーク市場で株価が安値突っ込みをした後だっただけに、安いところからの日本株の切り返しの様子だけでも十分にリスクオンとなっているのがわかる。

 ドル円も朝の始まりからジリジリとではあるが、ひたすら上がってきて、再び80円台に乗せてきた。こうなってくると後は欧州市場の反応がトレンドフォローとなるのかが問題となってくる。ドル円は先週には80.38まで上がっている。この辺は重そうであるが、ここを触りにいけるかどうか。またはブレークした際には走るのかどうか。

 欧州時間はそうした思惑からも、ユーロなども堅調に始まるのかと思われたが、安値攻めでスタートした。欧州序盤のユーロの下押しは私にとっても意外だった。そもそも戻ったところでユーロドルを売ってみようと思っていた私にとっては拍子抜け。1.2925あたりで2回ほど止められたようだが、1.28台まで突っ込むような勢いはなし。

 やはり横でグローベックスでの米国株が反発し出したので、リスク回避だけで攻め続けるわけにもいかなくなったようだ。ユーロ円は103.80だった。10分足などで見ると、ユーロ円は急激に上がっているようにも見えるのだが、でも値幅はたいしたことはない。

 そしていよいよアメリカの経済指標の時間帯となった。ADPや失業保険など、雇用関連の指標が並んでいるので、翌日に雇用統計を控えた市場としては、気になるところだ。別ものなのはわかるが、出てきた結果に従った動きは、翌日の雇用統計の発表の直前まで続くものと思われる。1日の間も続くことになるのだから、重要極まりない。

 結果はどちらも予想よりも良かった。ドル円は狭いレンジだったが、ともかくもユーロ円は上がった。グローベックスでの米国株も上がってきたので、いよいよリスクテークになってしまうのか。ドル円は80円台乗せからは買っていきたくはないなあ。どうも80.20とか80.30とか80.40には壁があるように見えて仕方がない。そういうわけでユーロ円を少しつまんでみた。とりあえず103.50でロスカット注文を入れておいて様子を見る。

 米国株も大幅高で始まり、リスクオンのほうにベットしている私にとってはありがたい。ユーロ円は104円台乗せをトライしているのだが、翌日の雇用統計を期待しての動きがこのまま続いてくれるのであれば、105円台までも望めるかもしれない。できれば何事もなく、雇用統計まで持っていたいポジションである。センチメント系の指標が出たが、ISMの製造業は予想よりも良くて、消費者信頼感のほうは悪かった。

 経済指標はマチマチのはずなのに、マーケットはリスクテークの方向で反応した。それだけニューヨークの休みを通じてリスク回避のポジションが積っていたのだろう。ショートカバー主体だとは思うが、株価もユーロもまったく下がらない。ユーロ円は104円ちょうどの目前まで来た。

 しかしいきなりのユーロ売りに出くわした。ユーロドルも1.29台の後半から一気に50ポイント以上も下落。ユーロ円もしかりだ。ギリシャの裁判所で、EUなどからの要請である年金カットや退職勧奨は違憲の可能性があるというのだ。国内でそんなことを言い出したら、1年ほど前にあったギリシャ首相の「国民投票」騒ぎを思い起こすようなものだ。一時的に欧州の信用不安が高まった格好。

 私はストップ注文だけをそのままにしておいて、翌日まで持ち越した。そして雇用統計までユーロ円をキープするつもりもあったが、今日のアジア時間ではいかにもユーロが重かった。昨晩のギリシャのことも気になるし、シビレを切らして、ランチタイム過ぎに103.71で売ってしまった。

 いよいよ今晩は雇用統計だ。就業者数は12万人から13万人の増加がコンセンサスとなっているが、今回の興味は大統領選を直前にひかえて、失業率のほうだろう。前回は大きく改善して7.8%となった。それが本当なのかと疑う声さえ出てくる始末だった。今回の予想は7.9%となっているが、それでもかなり良い数字といわざるをえない。

 失業率が8.0%台に乗せてくるようだと、激しいリスクオフとなりそうだ。仮に良い方に出て、7.7%とかが出て来ても、これだけ就業者数が伸び悩んでいる状態の中のことなので、再び疑念を持たせるだけに終わってしまいそうだ。今度は指標が出てからの参戦にするつもり。


日本時間 18時40分


 


取引コストで比べる スワップポイントで比べる
キャンペーンで比べる 人気ランキングで比べる
最低取引単位で比べる FX会社比較トップページへ
◆ザイFX!読者が選んだFX会社はココ!(総合ランキング)
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.3pips原則固定 1000通貨 20ペア
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】
機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】
■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼
GMOクリック証券「FXネオ」の公式サイトはこちら
【総合2位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時・例外あり)
0.3pips原則固定
(9-27時・例外あり)
1000通貨 30ペア
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】
業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】
■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の公式サイトはこちら
【総合3位】 楽天証券「楽天FX」
楽天証券「楽天FX」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.4pips原則固定 1000通貨 28ペア
【楽天証券「楽天FX」のおすすめポイント】
業界上位水準のスプレッドと、株取引で培ったノウハウが活かされた、取引環境の良さが魅力のFX口座です。取引量に応じて楽天ポイントが貯まるので、楽天グループのサービスをよく利用する人にもおすすめ。また、楽天証券には大手ネット証券で唯一の、MT4を使うFX口座「楽天MT4」もあります。
【楽天証券「楽天FX」の関連記事】
■楽天証券「楽天FX」の特徴やスプレッド、スワップポイント、取り扱い通貨ペア数などを紹介!
▼楽天証券「楽天FX」▼
楽天証券「楽天FX」の公式サイトはこちら
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年4月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください

総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!

ヒロセ通商[LION FX]
人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
トルコリラスワップポイントランキング CFD口座おすすめ比較 jfx記事
トルコリラスワップポイントランキング CFD口座おすすめ比較 jfx記事
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る