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 昨日もマーケットの流れは変わらなかった。新政権への期待から円安は放置するのではないかとの見方が強く、ドル円はほとんどディップを作らずに上昇した。東京時間では151円台に乗せてくるのをためらっていたようだが、ニューヨーク序盤で151台を突破すると後はチョウチン的な買いも入り、152円台まで見るに至った。

 新政権への期待の本物度合いを測る試金石は、財政支出のありよう、靖国神社に対する態度、日銀の政策への口出し具合、アメリカに約束した80兆円規模の投資のありようなどである。各国での政治状況の先行き不透明感となっていることも手伝って、金価格も軽々と4000ドル台に乗せてきた。

 新政権は積極的な財政支出をするというが、前の石破首相ですらいろいろとやりたいこともあっただろうに、大したことはできなかったのである。税収の増収分は本当の物価高対策に充てるべきであり、具体的には公務員給与の10％アップや、公的年金の一率10％アップに使うべきであろう。でもこのままでは経済成長とはいっても、太陽光発電とか原発再稼働、防衛装備品に消えていくだけかもしれない。そうなるとトラスショックと同様の事が起こりそうである。

 自民党は衆参ともに少数与党である。法案をスムーズに通すためには、どうしても他の野党との連携が必要である。できれば連立という形でだ。まずは既に連立を組んでいる公明党だが、これは右派系の意見を嫌っているので、どうしても総裁に「靖国には行かない」と言ってもらいたい。また必要条件ともなるだろう。まずは果たしてそれができるかどうか。

 維新とも連立を模索しているというが、これでは大阪選挙区に関して公明党の譲歩が得られない。選挙協力なくして連立はない。場合によっては公明党が連立離脱ということもありうる。公明党の協力で当選してきている議員にとっては死活問題だ。ちなみに今週もアメリカの政府閉鎖は続いており、経済指標の発表などは延期される見込みだ。さすがに辞任圧力がかかってきた仏マクロン大統領の出方も注目になる。

日本時間 15時15分

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※スプレッドはすべて例外あり。この表は2025年10月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX！の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください

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