ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

志摩力男_グローバルFXトレード
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

主流は円売り!でも、
株価次第ではクロス円売ってみたい

2012年11月16日(金)17:06公開 (2012年11月16日(金)17:06更新)
持田有紀子

ザイFX!では読者の皆様へ簡単なアンケート調査を行なっております。お手数おかけしますがご協力をお願いいたします!!

 円売りが主流になっている。衆院の解散が決まって後の、安倍総裁の円安誘導にもとられかねない発言が強く影響している。世の中は自民党が過半数は取れなくても、比較第1党にはなるはずだとの読みがあるのが見て取れる。そうした流れを無視することもできない。

 昨日のアジア時間の昼過ぎにはドル円が前日の高値である80.30を超えてきたので、意識されるのは今月のはじめにつけた高値である80.66となった。しばらくはその手前でもんだが、触り出すと一気に81円台を目指す動きとなり、今年の4月以来の円安水準へ移行した。

 私も何度かドル円でロング攻めして流れに乗っていこうとトレンドフォロー作戦で臨んだ。しかし私としてはそもそもが高いと思っているところなので、15ポイント幅も取れればホクホクとした気分になり、そこで利食い終了となってしまう。

 ドル円が日本固有の材料で上がっているのは実に珍しいことなので、マーケットの関心はそちらに集中している。そのせいでユーロの値動きには鈍感になってきている。途中で押収に関するニュースなどが流れても、ユーロドルは依然のようには反応しにくくなっていた。

 ギリシャの首相が「リセッションを招いたのは緊縮策のせいだ」と否定的ともとられるコメントを出しても反応薄。スペインの首相が「IMFに支援を求める状況にはない」といって、支援要請する意志がないのかと疑われるような局面があっても、ユーロはダイナミックに動くことはなかった。

 市場の関心は完全にドル円がどこまで上がるのかにシフトしてしまっている。ドル円は81円台に乗せてきた後は、もう押し戻されることもなく、ユーロ円も103円台のミドルまで上昇。

 こうなってくると次の注目はアメリカ株の動向である。これは今週に入ってからも軟調な展開が続いており、前日のセッションでS&P先物は今年の半値押しのレベルを下回って来て、地合いの悪化も加わってきている。もう一段安があっても不思議ではない状況だ。

 失業保険はとても悪い数字が出てきたが、それはハリケーンのせいで一時的なのだとの見方が強くて無視された。エンパイア指数やフィリー指数といった景況感はマチマチ。株価は反転の兆しを見せて、現行の円安進行をリスクの面からも裏付けるかとも思われた。

 だが米国株は小売りセクターを中心に下落を始めると、ニューヨーククローズに向けてまた安値攻め。今週の安値をも抜いてきた。ニューヨーク時間では為替相場は小動きだったといえよう。

 今日もアジア時間で日本株は高かった。米国株がひたすら安値模索をしているにも関わらずである。それで円売りの根拠にもなっているのだが、今日のところはドル円やユーロ円では前日の高値を抜いてきていない。今晩も経済指標に関わらず、株価次第という相場展開となろう。

 週末を控えているので、米国株はいっそうのポジション調整を迫られることもありうる。ここまで下がってくると次に視野に入ってくるレベルは、S&P先物では1328アラウンドだ。これは7月下旬にドラギ総裁が「何でもやる」といってマーケットが大きくリスクテークにさらされる直前のディップだ。

 昨日は1345ポイントまで下がっていることだし、一段安で行ってしまう距離である。ニューヨークオープンあたりの株価の挙動を見て、ダメそうだったらユーロ円でも売り込んでみたいものである。

日本時間 17時00分

 


8つの項目で「おすすめのFX会社」を比較!
キャンペーン比較
スプレッド比較
スワップ比較
自動売買比較
MT4
TradingView
CFD
バイナリーOP
【2024年12月】ザイFX!読者がおすすめするFX会社トップ3を公開!
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時)
0.3pips原則固定
(9-27時)
1000通貨 20ペア
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】
機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】
■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼
GMOクリック証券「FXネオ」の公式サイトはこちら
【総合2位】 SBI FXトレード
SBI FXトレードの主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.18銭 0.3pips 1通貨 34ペア
【SBI FXトレードのおすすめポイント】
すべての通貨ペアを「1通貨」単位、一般的なFX口座の1/1000の規模から取引できるのが最大の特徴! これからFXを始める人、少額取引ができるFX口座を探している方は、絶対にチェックしておきたいFX会社です。スプレッドの狭さにも定評があり、1回の取引で1000万通貨まで注文が出せるので、取引量が増えて稼げるようになってからも長く使い続けられます。
【SBI FXトレードの関連記事】
■SBI FXトレードのメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼SBI FXトレード▼
SBI FXトレードの詳細はこちら
【総合3位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時・例外あり)
0.3pips原則固定
(9-27時・例外あり)
1000通貨 30ペア
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】
業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】
■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の公式サイトはこちら
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年12月2日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください

総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!

■持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」の関連記事

ヒロセ通商[LION FX]
人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
MT4比較 トルコリラスワップポイントランキング ザイ投資戦略メルマガ
MT4比較 トルコリラスワップポイントランキング ザイ投資戦略メルマガ
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る