(「ウワサの『FX友の会』潜入レポート(1) 「天の恵み」というほど高勝率の手法とは?」からつづく)
前回から引き続き、11月17日(土)に開催された「FX友の会 IN 大阪 2012 秋」の様子をお伝えしよう。
■艶っぽいFX解説でおなじみのアノ人も再登場!
参加者からの質問に答える「なんでも相談コーナー」には、前回東京で開催された友の会で波紋を巻き起こした佐野裕さんが再登場。バカラ村さんとのタッグで質問に応じてくれた。
【参考記事】
●「FX友の会 in 東京 2012」レポート(4) 一生忘れられない紳士のテクニカル講演!

参加者からの質問に耳を傾ける佐野裕さん(左)とバカラ村さん(右)
「豪ドル/円を82円85銭で売って踏みあげられている」という参加者から「どうしたらいいのか?」という切実な質問も。
前回のようなオトナっぽいセクシーな「佐野節」は封印、まじめに答えていた。
「私もいやというほど損切りを経験してきました。でも、『嫌々の損切り』じゃなくて、『損切りが口座を守ってくれるんだ』と心からわかったとき、そして、『損切りをしながらもトータルで勝つことができるんだ』ということがわかったとき、はじめて『勝てるトレーダーへの扉』が開く」
と、佐野節のもう1つの特徴である、「相場弱者」の側に寄り添った親身な言葉遣いで、損切りの大切さを語ってくれていたのが印象的だった。

トレーダーとしての実感のこもった話で、「損切りの大切さ」を説いた佐野裕さん。
■なぜ、ユーロ/米ドル下落を完全的中できたのか?
佐野さんとは対照的に生真面目なキャラクターのバカラ村さんも、相場予測の方法論を具体的に教えてくれた。
バカラ村さんに寄せられたのは「11月前半のユーロ/米ドル下落をどう予測したのか」という質問。その理論的な回答は実に圧巻だった。
「これは10~12月でいちばん取りたいと思っていたトレードでした。予測のベースとなったのが変化日。11月1日(木)頃にユーロ/米ドルで何らかの変化があるだろうと思ってました。
じゃあ、米ドルが上がるか、下がるかは、サイクル的に見て下がるだろう、と。それだけでは自信が持てないんですが、1つや2つじゃないテクニカルが補強してくれたんです」

11月前半のユーロ/米ドル下落を自信を持って予測し、トレードしたというバカラ村さん。その根拠をわかりやすく解説してくれた。
■「市場間ダイバージェンス」ってなんだ!?
そう言って、バカラ村さんが並べたのはこれらの根拠。
(1)米ドル/カナダドルの上昇
この通貨ペアはドルインデックスの先行指標となりやすい傾向があり、カナダ銀行(カナダの中央銀行)が利上げ方向にあったにもかかわらず上昇したということは、米ドル高を示唆。
(2)米ドル/スイスフランのダイバージェンス
米ドル安傾向にあったが、ダイバージェンスが出現。米ドル高トレンドへの転換を示唆。
(3)米ドル/スイスフランとユーロ/米ドルの「市場間ダイバージェンス」
通常、米ドル/スイスフランが安値をつければ、ユーロ/米ドルは高値をつけることが多い。
今回はともに米ドル安トレンドだったが、米ドル/スイスフランは安値を更新していたのに、ユーロ/米ドルは高値を更新せず、異なる市場でのダイバージェンスが出現。米ドル高トレンドへの転換を示唆。
これらからバカラ村さんは米ドル高を予測。ユーロ/米ドルの転換、さらには「ダイバージェンスのあとには半値戻しが起こりやすい」と戻り高値のメドまでを予測し、的中させた。その鮮やかなお手並みは圧巻のひとこと。
ここで、司会を務める奈那子さんから「ワタシが独身だったら…
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