■再び日経平均が1万4000円を割れれば、口先介入も!?
今回の日経平均の1万4000円突破の流れで欧米勢の目を引いたのが本邦当局の動き。
日経平均急落のきっかけはナスダックなのですが、再び日経平均が1万4000円を割り込む展開になると本邦当局からの口先介入が増えるということ。
(出所:株マップ.com)
前述の財務相コメントも、日経平均の1万4000円を死守するという本邦当局の意思が感じられます。
つまり、調整局面入りしているナスダックは依然不安定な展開ですが、仮に日経平均が再び1万4000円を割り込んでくれば、本邦当局からのサポート要因が飛び出してくるのでは…という思惑があります。
■日銀の追加緩和と成長戦略を待ち、米ドル/円は上昇へ
加えて、米ドル/円の101円台ミドルも妙に不思議な耐性があります。仮に今回のように米国株が急落しても、100円-101円台はかなり底堅いということを確認した形となります。
ただ、米国株が不安定であるため、米ドル/円の上値は抑えられており、上昇を始めるのは「日銀の追加緩和と成長戦略」を待ってからになるでしょう。
(出所:米国FXCM)
今回のナスダックの急落劇で、本邦当局が日経平均の1万4000円をかなり意識していることが判明。
この意味において、アベノミクスは健在。
下値のメドがつき始めたことから、ヘッジファンドも再び注目し始めた米ドル/円と日経平均に注目。
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