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■米国株の急落が米ドル/円の上値を抑える

 みなさん、こんにちは。

 新年度入りした為替マーケットでは本邦の新規投資も加わり、米ドル/円は順調に上昇。４月４日（金）まではレンジ上限である104円台を回復する展開でしたが、一転して反落しました。

米ドル/円 2時間足

（出所：米国FXCM）

 まず、米ドル/円の上値を抑えたのが米国株の急落。

 ４月４日（金）のナスダック総合指数は２カ月で最大の下落となりました。

ナスダック総合指数 日足

（出所：ＣＱＧ）

 グーグルやヤフーなどテクノロジー関連の大型株が急落し、米国株全般の売りを誘因しました。

 テクノロジー関連株の下落は３月中旬から見られていましたが、先週、４月４日（金）は売りが加速し、年初来では1.2％下落しています。

 ナスダック・バイオテクノロジー株指数は1日で2.7％も急落し、センチメントは急速に悪化。

ナスダック・バイオテクノロジー指数 1時間足

（出所：ＣＱＧ）

 昨年（2013年）は１年間で38％も急騰しているため、調整による下落は避けられないのですが、１日の下落幅が強烈であったため、当面の上値余地は限定的。

 この米国株の下落が米ドル/円の上値を抑える展開に。

 加えて注目された、黒田総裁の会見が…

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