FOMCの結果をうけて、世界的にリスクテークとなって、ドル円やユーロ円は上昇。ニューヨーク市場に続く昨日の東京オープンでもドル円は121円台に乗せており、そのまま上値攻めしそうな感じであった。しかしアジア時間では日本株が変転・下落に向かった。
それでドル円のほうもパッタリと買いの手が引っ込み、利食い売りが先行。そのままズルズルと120.65あたりまで簡単に落ちることになった。しかし中国株や日本株が大きな値崩れも見せておらず、ここ最近のレンジ内にとどまっていたことで、ドル円のほうでもあまり下値不安感は出なかった。
欧州時間では小動きとなった。夏時間が終わった欧州だが、まだ時間慣れしていないのかもしれない。またアメリカのGDPまでは積極的に動けないといったことでもあるのだろう。そのGDPも出たが、あまりインパクトはなかった。予想を下回ったといっても、それほどもずれていない。重要な個人消費の部分がそれほども悪化していないから、材料視するには物足りないということなのだろう。
それまでに注意を引いたのは、中国の5中全会である。今後5年間の計画経済を示すものだが、成長率の鈍化を認めた形となった。これはある程度、予想されていたことだ。文言をどうするかの問題だけあったが、「中・高ペースの」といったあいまいな表現にとどまった。政府筋としては明確に鈍化とかいえないからであろう。
また成長率は人口にほぼ比例する。そのためもあって、1人っ子政策を完全にやめるというのだ。これまでも何度も緩和されてきた一人っ子政策だが、ここにきて人口減少や高齢化といったものが急激にもたらす成長鈍化に目をつぶれなくなってきたのだろう。
ニューヨーク時間ではドル円もユーロ円もやや上昇した。米国株がFOMC後の高値圏をキープしたので、マーケットのリスク許容度を増大させたのが主因だろう。ドル円も121円台まで戻して終了している。
今日は日銀の金利会合であった。30日に追加緩和をするべきだといって政府筋から注文もあったことで、日銀としても実際の緩和には踏み切りにくい状況となっている。しかもアメリカの金融政策の行方や日本のGDPなど見ておきたいイベントもいくつかある。ここで不用意に追加緩和して次の打つ手がなしということになるのが、もっとも恐れていることだ。
そして結果は金融政策に変更はなしだった。一部では緩和ありという期待もあったため、その連中のポジションを崩しにかかるリスク回避の動きが先に強烈に出てきた。ドル円は50ポイントほども下落し、日本株も下落。しかしすぐに日本政府からのリークだろうが、補正予算で3兆円を見込むという報道がなされた。
真水でない3兆円が大きいかどうかは別として、ともかくも先に期待を持たせるニュースが出てきたことで、今度はリスクテークに勢いがついてきた。ドル円は昨日の高値も超えてきて121.40あたりまでジャンプ。市場全体がリスクテークとなっている。後は海外市場に向けてどこまで値持ちするかが問題だ。
日本時間 17時00分
【2024年12月】ザイFX!読者がおすすめするFX会社トップ3を公開! | |||
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」 | |||
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.2銭原則固定 (9-27時) |
0.3pips原則固定 (9-27時) |
1000通貨 | 20ペア |
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】 機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。 |
|||
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】 ■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼ |
|||
【総合2位】 SBI FXトレード | |||
SBI FXトレードの主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.18銭 | 0.3pips | 1通貨 | 34ペア |
【SBI FXトレードのおすすめポイント】 すべての通貨ペアを「1通貨」単位、一般的なFX口座の1/1000の規模から取引できるのが最大の特徴! これからFXを始める人、少額取引ができるFX口座を探している方は、絶対にチェックしておきたいFX会社です。スプレッドの狭さにも定評があり、1回の取引で1000万通貨まで注文が出せるので、取引量が増えて稼げるようになってからも長く使い続けられます。 |
|||
【SBI FXトレードの関連記事】 ■SBI FXトレードのメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼SBI FXトレード▼ |
|||
【総合3位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」 | |||
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.2銭原則固定 (9-27時・例外あり) |
0.3pips原則固定 (9-27時・例外あり) |
1000通貨 | 30ペア |
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】 業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。 |
|||
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】 ■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼ |
|||
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年12月2日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください |
総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
⇒FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)