■パリ同時多発テロを受けて、欧州から豪州へ資金が流出
豪ドルは対円のみならず、対米ドルでも値を上げていますが、注目は対ユーロの通貨ペアであるユーロ/豪ドルの動き。
マーケットではパリ同時多発テロをきっかけに、欧州からの資金流出が続いていると言われています。その流入先の一部がオーストラリア。
【参考記事】
●2016年のユーロ/ドルは0.95ドルの予測も!? マネーは欧州から豪ドルや新興国通貨へ(11月24日、西原宏一&松崎美子)
チャイナショック時に1.6458豪ドルという高値に到達後、反転を開始したユーロ/豪ドルは徐々に値を下げると、200日移動平均線(=1.4803豪ドル)をブレイク後からは下げ足を速め、12月2日(水)には、一時、1.4414豪ドルの安値まで到達。
(出所:CQG)
本日(12月3日)のECB理事会の決定により、ユーロ/豪ドルには一時的な調整の可能性はあるものの、200日移動平均線を割り込んで、下落基調を鮮明にしている流れは変わらず。
(出所:CQG)
商品市況の低迷にもかかわらず、底堅く推移する豪ドル。その中でも、ユーロ/豪ドルの動向に注目です。
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