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西原宏一・大橋ひろこの「FX&コモディティ(商品) 今週の作戦会議」

米雇用統計は微妙も12月利上げはOK!?
ドル/円は中期的な上昇期待で押し目買い

2016年10月11日(火)09:36公開 (2016年10月11日(火)09:36更新)
西原宏一&大橋ひろこ

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■米雇用統計は微妙な数字も「利上げOK」な水準

先週、10月7日(金)に発表された米雇用統計のNFP(非農業部門雇用者数)は予想よりも少し悪い15.6万人の増加。微妙な数字ですね。


「12月の利上げが遠のいた」なんて考えるアナリストもいるようです。

NFP(米非農業部門雇用者数)

(詳しくはこちら → 経済指標/金利: 米国主要経済指標の推移

強い数字ではありませんが、12月の利上げを否定するほどの数字でもありませんからOKでしょう。


ただし9月も雇用統計が悪くない数字だったのにその後の経済指標が悪く利上げ見送りとなった経験がありますから、もちろん今後の経済指標次第。


市場が利上げを織り込みにいかないようなら見送るのでしょうが、OIS(金利スワップ市場)での12月利上げ織り込み度は61%。いい水準です。


■サウジアラビアの態度軟化が原油に追い風

動きが出ているのがコモディティ市場。先週(10月3日~)はWTI原油価格が1バレル50ドルを突破する瞬間もありました(※)

(※編集部注:この対談は10月10日(月)の東京時間に行なっています。WTI原油価格は、同日の海外時間に入り一時、51ドル台後半まで上昇しました)

WTI原油先物 日足
WTI原油先物 日足

(出所:CQG)

大橋さんが先週、10月3日(月)の対談で予想したとおりの展開ですね。

【参考記事】
日銀決定は実質ヘリマネとの見方ジワリ。異様に底堅いドル/円の100円台は買いか(10月3日、西原宏一&大橋ひろこ)

アメリカの原油在庫を見ても減少してきていますし、なによりサウジアラビアが態度を変えたことが大きい。


イランが増産した分をサウジアラビアが減産するとまで軟化させています。サウジアラビアは今年(2016年)、イランと国交を断絶したばかりなのに…。


原油とは反対に、ゴールドは200日移動平均線を割ってきました。

NY金先物 日足
NY金先物 日足

(出所:CQG)

原油が上昇して、ゴールドが売られて、コモディティを為替の先行指標と考えるならリスクオンとなりそうですね。


原油がしっかり推移していることで米国株のサポートとなる局面もありましたし。

NYダウ 日足
NYダウ 日足

(出所:CQG)

株が底堅いのでリスクオンとも言えますが、一方で英ポンドが急落。リスクオン的なクロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)の円安はともなっていません。


為替を見ると総じて米ドル買いの動き。

米ドルVS世界の通貨 4時間足
米ドルVS世界の通貨 4時間足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドルVS世界の通貨 4時間足

英ポンド/米ドル暴落の影響で英ポンドが微妙なため、クロス円の上値は重いかもしれないですが、米ドル/円には好材料です。

■原油は週足で逆三尊形成なら60ドルがターゲット

ただ、原油は日足レベルで見ると50ドルの大台達成で、いったん押し目をつくるのかなと。


週足はいい形になっていて「逆三尊」(※)となるのなら60ドルがターゲットとなります。

(※編集部注:「逆三尊」とはチャートのパターンの1つで、大底を示す典型的な形とされている。ヘッド&ショルダーズ・ボトムとも呼ばれる。また、「逆三尊」の逆で、天井を示す典型的な形が「三尊」(ヘッド&ショルダーズ))

WTI原油先物 週足
WTI原油先物 週足

(出所:CQG)

たしかに週足は強そうなチャートになっていますね。今年(2016年)前半は「原油本位性」なんて言葉が出たくらい、みんなが原油を見ながらやっていました。


今はドイツ銀行問題や米大統領選などの材料があるため原油への注目度が薄まっていますが、市場は悪材料ばかり、はやしたてやすいですからね。


■外国人は日本株を大量売り。それでも米ドル/円は底堅い

1月~9月で外国人投資家は日本株を6兆円売り越して過去最大となったそうですが、その一因が中東勢の売り。

 

今年(2016年)前半の原油安で産油国の財政は悪化したことの影響もあったのでしょう。

6兆円も売られたのに日本株はよく持っていますよね。

 

日銀が支えているのでしょうし、支えがない米ドル/円はよく踏ん張りました。

日経平均 日足
日経平均 日足

(出所:株マップ.com

原油を中心にリスク環境が改善していますから99.02円が「陰の極」となりボトムアウト、底固めしながら中期的には上がっていく可能性が高いと思います。

【参考記事】
米ドル/円は「陰の極」形成後に反発! 重要なレジスタンスを突破し、次は107円へ(10月6日、西原宏一)


■米ドル/円は中期的な上昇に期待し今週も押し目拾い

ただ、米ドル/円は米雇用統計後、下げていますよね。今日(※)の米大統領選テレビ討論会の影響? それともテクニカル的な調整?

(※編集部注:この対談は10月10日(月)に行なっています)

討論会で大統領が決まるわけではないし、テクニカルな調整でしょう。


海外勢と話していた感じだと、これまで雇用統計で高値をつけて反落することが多かったため、10月7日(金)に利食ったり、あるいは新規で売ろうとする人が多かった。


それに米ドル/円は3.5円から4円程度動くと反発する傾向もあります。今回の上昇幅は4円。いいレベルまで来ましたから調整しているのでしょう。

中期的には上だけど、今週(10月10日~)はいったん調整なんでしょうかね。


今回の上昇の38.2%戻しが102.60円、50%戻しが102.10円。押し目を拾うとしたら、このあたりのレベルが目安となりそう。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足

(出所:CQG)

メルマガ「FXトレード戦略指令!」でも既報のとおり、本日(※)は公的機関の買いが102.50円あたりに観測されています。


中期的には107円あたりまでの上昇に期待して今週(10月10日~)、押したところは買っていきたいですね。

(※編集部注:この対談は10月10日(月)に行なっています)

(構成/ミドルマン・高城泰)

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