■米ドル/円は節目の115円へ急接近
みなさん、こんにちは。
今週(11月28日~)も米ドル/円の急伸は止まらず。
当コラムで直近の目安としていた112円をあっさり突破。
【参考記事】
●予想どおりドル/円は109円へ。ここからは調整局面。次は112円、来年は115円へ!(11月17日、西原宏一)
11月最終日のNY市場で上昇幅を広げると、12月1日(木)の東京市場で一時114.83円まで上昇し、節目の115円へ急接近しています。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 1時間足)
米ドル/円急伸の材料に変化なし。
トランプ次期米大統領の政権下での「インフレへの政策」、そして、日銀の「指値オペ」が示唆するように「無制限」な追加緩和期待で、米ドル/円を取り巻く環境は強気な材料が豊富なまま。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 週足)
こうした状況では、米ドル/円が上昇するのに違和感はないのですが、マーケットが逡巡したのがその上昇スピード。
3週間で約14円という値幅を伴った急伸は、1995年や2012年の急騰を彷彿とさせるもの。

(出所:CQG)
■ドル買い遅れ組さらに続出、ドル/円の下値余地は限定的
特筆すべきは、今回は2012年の米ドル/円の上昇テーマであった「アベノミクス」ほど明確なテーマがなく、多くのマーケット参加者は米ドル買いを逡巡することに。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドルVS世界の通貨 日足)
唯一、米系投資家のみは「トランプ大統領の誕生」より、むしろ米共和党が上下院とも押さえ、「ねじれ」が解消されたことを好感。
彼らが米大統領選挙直後から猛烈に米ドル買いに動いていたのと比較すると、日欧のマーケット参加者の米ドル買い遅れが目立つことになり、両者の投資スタンスに大きな相違が生じることとなります。
結果、3週間で約14円の急騰を演じた米ドル/円相場には、先週(11月21日~)と比較しても、さらに米ドル買い遅れ組が続出し、米ドル/円の下落余地はさらに限定的に。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
そして、11月30日(水)に報道された次のニュースが…
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