■理論派トレーダーはオシレーター系指標の見方を伝授!
お次は、複数のIT企業を経営する傍ら、理論派トレーダーとしても名を馳せる福寄儀寛さんの出番です。
ひろぴーさんが知っている限りでは、スキャルピング、短期、スイングとすべてのトレードができる人は、日本では福寄さんとザイFX!のコラムでもおなじみのバカラ村さんしかいないということ。
テーマは、「節目を意識して行うポジションサイジングについて~FXでもっとも重要なリスクマネジメントを学ぶ~」。
さっそく講義を…と思ったら、用意した資料がスクリーンに映し出されないという、ちょっとしたトラブルが発生。福寄さん、ひろぴーさん、内田さんの3人が座談会のような感じで場をつなぐことになりました。このあたりの臨機応変な対応はさすが。

いきなりのトラブル発生! そんなときも3人はトークで臨機応変に対応
10分ほどでトラブルは解消。福寄さんは、ご自身が考案したオリジナル定型チャート「Fukuyori_SS」などを使って、トレードのやり方を解説。この定型チャートは、FXトレード・フィナンシャルのメタトレーダー4(MT4)口座で使うことができます。
【参考記事】
●FXTFで福寄儀寛氏のMT4定型チャートが使える! IT社長の理論派トレードとは?
5分足と4時間足を同時に見て、トレンドが揃っているか、レジスタンスやサポートがどこにあるかを確認しながら行うトレード手法なども紹介してくれました。

福寄さんは東大卒のIT企業社長で、どんなスパンの取引もこなすトレーダー
そして、話はRSI、ストキャスティクス、MACDなどの、オシレーター系指標の効果的な使い方に。
いわく、相場が行き過ぎたかどうかを判断するのに利用されるこれらのオシレーター系指標が有効に機能するのは、マーケットに新しい材料がなく、トレンドが薄いときだけだということ。材料が出て動いているときは、あまり頼らないほうがいいということなんですね。
RSIで初動を確認して、スロー・ストキャスティクスのクロスで確度を高め、MACDでダマシを排除するといった感じで利用すると効率が良いと言っていましたが、解釈には個人差があり、まずは慣れる必要があるということです。

オシレーター系指標の使い方をそれぞれていねいに解説。トレード技術は数々の相場を経験してきたからこそ
数々の経験やバックテストを繰り返して培ったトレード技術を披露してくれました。
■トレードは曲がり屋に向かえ! 他人の力を借りろ
この時点で時刻は17時10分。この後、10分間の休憩があり、すでに30分近くもスケジュールが押してしまっている中、ひろぴーさんに「18時までに終わるようにまとめて!」と懇願されて登場したのは志摩力男さん。

トリを務めるのは、ゴールドマンサックスやドイツ証券でのプロップトレーダーや、マクロヘッジファンドでファンドマネージャーを歴任してきた志摩さん。「巻きで頼みます!」と言われながらの登壇
【参考記事】
●2017年の相場を大予想! 志摩力男氏のオリジナルレポートをタダでもらう方法とは?
「2017年秋~冬相場展望~志摩力男のファンダメンタルズ~」のテーマで志摩さんが力説したのは、
「トレードは『当たり屋に乗り、曲がり屋に向かえ』。すなわち、相場をハズしている人と逆のトレードをすることが大事」だということ。
経済学と心理学の深い知識より、自分の好きなエコノミストの意見やメルマガなどを利用しながら、うまい人とチューニングを合わせることが重要で、他人の力を存分に借りるべきだと教えてくれました。

トレードは「当たり屋に乗り、曲がり屋に向かえ」と語る志摩さん。最前線で活躍してきただけに含蓄のある言葉
大手金融機関やヘッジファンドでプロのトレーダーとして活躍されてきた志摩さんならではの、オリジナリティあふれる手法が披露されるかと思ったら、ちょっと意外なアドバイス。でも、長年、最前線で活躍してきた方の言葉だけに、ものすごく含蓄のある話です。
そして、話は本題の相場展望に移っていったのですが…
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