■主要通貨は方向性が乏しい状態に
為替市場でトレンドが出ているのは米ドル/中国人民元で、トランプ大統領のけん制発言があっても、上昇(米ドル高・中国人民元安)が継続しています。

(出所:Bloomberg)
米ドル/中国人民元が上昇していることもあり、逆相関性が高いゴールド(=金)は、下落が継続しています。

(出所:Bloomberg)
一方、豪ドル/米ドルやNZドル/米ドルも、逆相関性が高いのですが、こちらは1カ月間、もみ合いが続いており、為替市場の主要な通貨には動きがなくなってきています。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/米ドル 日足 )
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:NZドル/米ドル 日足)
米ドル/円は113円台まで上がったものの、現在は111円台まで戻ってきており、動きはあるものの「行って来い」をしているだけで、こちらも方向性があるような状況ではないです。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
■今週の予想レンジは?
目先のイベントとしては、7月25日(水)に米欧首脳会談、26日(木)にECB(欧州中央銀行)理事会、30日(月)~31日(火)に日銀金融政策決定会合があります。
今月(7月)中に日米通商協議が行われる予定ですが、こちらはまだ日程の折り合いがつかず、いつ開催されるのかは決まっていない状態です。
ファンダメンタルズ的には、米国の景況感は良く、平穏な相場となれば、米ドル高に推移しやすい状況です。また、中国人民元安が継続していることも、米ドル高に推移しやすくなる要因といえます。
テクニカル的には、目先はまだもみ合いとなり、今週(7月23日~)は米ドル/円が110.00~112.50円での推移、ユーロ/米ドルはイベントが多いですが、1.17ドルを中心とした推移になるのではないかと考えています。

(出所:Bloomberg)

(出所:Bloomberg)
■8月の米ドル/円は下落しやすい!?
来月(8月)になれば、米ドル/円の月足が陰線になる確率が、非常に高くなります。直近20年であれば、7割の確率で8月の米ドル/円は陰線となっています。
ここから、中期的には円高で考えるべきかと思います。
先週(7月16日~)の下げで、米ドル/円は113円台がレジスタンスとなったため、8月のレンジは109~113円ではないかと考えています。

(出所:Bloomberg)
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