■トルコ中銀は6.25%の利上げを実施
注目されていたトルコ中央銀行の政策金利は市場の期待を上回る6.25%の利上げとなりました。
「エルドアン大統領の横やりが入るから大幅利上げは難しい」との不安を払拭したせいか、トルコの「プロキシー」(代替)とされていたユーロが買われましたね。
ユーロ/米ドルは一時、1.17ドルのレジスタンスを突破しています。

(出所:Bloombergのデータを基にザイFX!編集部が作成)

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 4時間足)
トルコの動向は市場のセンチメントには影響するのでしょうが、ロンドンの銀行に勤める友人に聞くとトルコ不安をユーロ売りでヘッジしようという動きはそれほど大きくないようです。
■米中通商協議を中国が拒否?
焦点はやはりトランプ政権の通商政策。先週(9月10日~)も2000億ドルの対中追加関税や米中通商協議のヘッドラインで右往左往しています。
【参考記事】
●デマークチャートでダブル13が点灯! 豪ドルと中国株に短期反発の兆しアリ!(9月13日、西原宏一)
先週(9月10日~)は米中通商協議再開とのヘッドラインが出てテールリスク後退かとセンチメントが好転する兆しもあったのですが、週末になってウォールストリート・ジャーナルは「中国が提案拒否検討」との一報を掲載していますね。
■上海総合指数の「2638ポイント」に要注意!
注目しているのが上海総合指数の2638ポイント。2016年1月につけたチャイナ・ショック後の安値です。
ここを割ってしまうとサポートらしいサポートがありません。公的資金が入っているのか、どうにか持ちこたえていますが戻りも弱い。
アメリカからの提案は中国にとって渡りに船だったはずですが……。推移に注目したいですね。
【参考記事】
●デマークチャートでダブル13が点灯! 豪ドルと中国株に短期反発の兆しアリ!(9月13日、西原宏一)

(出所:Bloomberg)
(次ページでは日米通商協議や米中間選挙のアノマリーの話題が…)
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