■仮想通貨ブロガー・ポインさん登場!
2018年9月中旬、30円だったリップルが2日後には2倍近い55円に、さらに次の日には一部の取引所で86円の高値をつけた。4日間で30円から86円への暴騰だ。

(リアルタイムチャートはこちら → 仮想通貨リアルタイムチャート:リップル/円 日足)
「久しぶりにリップラーが活気づきましたよね。ただ、リップルはボラティリティがすごい。上がった時にはこまめに利益確定しないといけません。
僕も保有していたリップルの一部をビットコインに交換しました」
と教えてくれたのは、仮想通貨ブロガーのポインさん(@poipoikunpoi)。ブロックチェーン関連のイベントにパネリストとして参加したり、書籍『仮想通貨1年生の教科書』(ポイン著 扶桑社、税込み1620円)を出版したりと、個人投資家の枠を超えて活躍。仮想通貨バブルのド真ん中にいたのがポインさんだ。

「以前はイベントに参加するとき、お面をつけて登壇していたんです。仮想通貨の世界では物騒な事件も起きていましたし、顔出しすることのリスクもあるなと。
でも最近はもう開き直っています。イベントではお面をつけずに出るし、その写真がSNSにアップされたこともあるので、もういいや、と。
でも、こうしてメディアで顔を出すのは、今回が初めてです。どうせ仮想通貨バブルもはじけましたし(笑)」
そう、今回ポインさんは、ザイFX!の取材に、メディアでは初となる「顔出しOK」で応じてくれたのだ。

これまでメディアの取材時にはお面をつけていたポインさんが、今回、「ザイFX!×ビットコイン」で初の顔出し!
イベントや書籍を通じて仮想通貨の啓蒙活動を行なうポインさん。仮想通貨バブルとその崩壊を自身の投資歴とともに振り返ってもらいながら、未来を展望してもらおう。

⇒Amazon.co.jpで『億り人ハイパーニートポインの 仮想通貨1年生の教科書 』(ポイン著)を見る
■仮想通貨バブルでいくらでも資産が増える気がした
「去年(2017年)の仮想通貨バブルではいくらでも稼げる気がしたし、資産がどこまでも増えるのでは…と思うくらいでした。
結果的にバブルにうまく乗れたと思いますし、投資経験のない素人だから市場のセオリーから反するような行動ができたのかなとも思います。
1年もかからずに100倍の値上がりなんて、通常の金融市場では考えられないことですよね」

(リアルタイムチャートはこちら → 仮想通貨リアルタイムチャート:ビットコイン/円 月足)

■仮想通貨との出会いは詐欺セミナー
こう振り返るようにポインさんは仮想通貨が初めての投資だった。扉を開いたのはリップルだ。
「2016年12月でした。あまりの激務に会社を休職していた際、友人に連れられて足を運んだのが、仮想通貨のセミナーだったんです。『仮想通貨は有望だけどビットコインはもう高い、リップルは次世代の仮想通貨だから上がるよ』と、そんな話を聞かされました。
でも、そのセミナー、『リップルは、うちの会社からしか買えません!』と言っていて、仮想通貨については何も知らない状態の僕でも『これは詐欺だ』とわかりました(笑)」

リップルに心を奪われたポインさんは家に帰ると早速、自分でも調べてみた。
「やはり有望だと思えたし、その会社からでなくても買えることがわかったので早速、口座を開いて購入しました。最初は5万円分くらいだったと思います。
それから少しずつ、資金を追加して100万円分ほどの仮想通貨を購入しました。リップルが中心、それにビットコインとイーサリアムです」
購入の3か月後、0.6円付近で購入したリップルは8円へと上昇する。10倍超の値上がりだ。
■リップル400円で時価評価資産は億越えへ!
「それどころか、ゴールデンウィークには50円台に上昇しました。期待以上の上昇でした。資産は2500万円ほどになり、原資の100万円を抜いて、借金を返済しました」
しゃ、借金……?
「じつは奨学金や資格を取得するための費用など600万円の借金がありました。それにリップルへ投じた100万円も半分はカードローンから借りたお金だったんです。
今思えば無謀としか思えないし、決して推奨できる行為ではありませんが……」

さらに2017年末、リップルは400円へとタッチする。ポインさんが最初に買った価格から700倍近い上昇だ。
「時価評価した資産は億越えになっていました。ただ、その頃にはリップルだけでなく、ICOや取引所トークンなど、他の仮想通貨にも資産を分散するようになっていました」

(リアルタイムチャートはこちら → 仮想通貨リアルタイムチャート:リップル/円 週足)
2017年の仮想通貨バブルでは、バブル内バブル…
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