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西原宏一・大橋ひろこの「FX&コモディティ(商品) 今週の作戦会議」

2019年のテーマは米国経済失速でドル安!
もし、パウエルFRB議長解任なら株高に!?

2018年12月24日(月)13:50公開 (2018年12月24日(月)13:50更新)
西原宏一&大橋ひろこ

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■パウエル議長は今回の利上げは見送るべきだった?

注目度が高まっていた先週(12月17日~)のFOMC(米連邦公開市場委員会)、予想どおりの利上げとなりました。

【参考記事】
炭鉱のカナリアが米国株急落を再度警告! 2019年の米ドル/円は105円台に下落か(12月20日、西原宏一)

FOMC直前には利上げ織り込み度が65%程度まで低下していましたが、上げましたね。もうひとつの注目だった来年(2019年)の利上げ予想は3回から2回へと減少と、これも予想どおり。


影響が大きかったのは株式市場で、日経平均は12月19日(水)の2万1000円から2日後には2万円割れ寸前まで急落しています。

日経平均 日足
日経平均 日足

(出所:Bloomberg)

先物市場ではすでに2万円を割っていますし、米国株市場も急落。株式市場の反応を見ると、今回は利上げを見送ったほうがよかったのかもしれません。

FRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長が「市場との対話」に失敗した、ということは盛んに指摘されていますね。

S&P500が過去3カ月、半年、1年で見ていずれも下落している状況での利上げは、1980年以降の76回中たった2回しかないそうです。きわめて異例な状況下での利上げ強行ということですね。

■もしパウエルFRB議長解任なら株高に?

パウエルさんとしても株価がここまで落ちるとは思っていなかったのでしょう。FOMC前、トランプ米大統領は「FRBがさらに利上げを検討するとは信じられない」「愚かなことだ」と牽制していました。


それに対してパウエルさんが「政治には屈さない」と意固地になってしまったのかもしれないですね。

FOMCで利上げに踏み切ったパウエル議長。トランプ米大統領の牽制発言に意固地になってしまったのかも… (C)Bloomberg/Getty Images News

FOMCで利上げを決定したパウエル議長。トランプ米大統領の牽制発言に意固地になってしまったのかも… (C)Bloomberg/Getty Images News

株安をFRBのせいにできると考えて、あえてパウエルさんを挑発したんじゃないか、なんて邪推もしてしまいますね。


仮に今回利上げを見送って株価が反発したとしても長続きしなかったでしょうし…。

週末には「トランプ氏、利上げ決定後にパウエルFRB議長解任を議論」とのニュースも出てきました。実際に解任に及ぶようなことはないと思いますが…。

パウエル議長解任論はヘッドラインリスクとして今後、頭に入れておきたいですね。「パウエル解任」の憶測が高まった時、市場はどう反応すると思いますか?

パウエルさんが利上げを継続したことで株が売られているわけですから、ロジック的には「パウエル解任→株高」ではないでしょうか。

NYダウ 日足
NYダウ 日足

(出所:Bloomberg)

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