■ユーロ/米ドルが上昇すると考える理由は?
ユーロ/米ドルは、1.1100~1.1260ドルのレンジを上に抜けてきており、米雇用統計が悪かったこともあって、1.1347ドルまで上昇しました。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 日足)
IMM(国際通貨先物市場)における投機筋のポジションは、ユーロ売り越しが約8.8万枚と、まだ偏った状態です(6月4日時点)。

※CFTCのデータを基にザイFX!が作成
先週(6月3日~)後半もユーロは上昇したため、この偏りは減っているとは思いますが、まだ売りが多い状態です。
200日移動平均線が1.1360ドル付近に推移しているため、これが上値抵抗となりますが、悪材料があっても1.11ドルを下抜けなかったこと、FRBが利下げをする可能性が高いこと、投機筋のポジションが、まだユーロ売り越しに偏っていること、テクニカル的に上昇していることもあって、ユーロ/米ドルは、まだ上値余地があると考えています。

(出所:TradingView)
ユーロ/米ドルは、まだ押し目買いで良いのではないかと考えています。
【参考記事】
●年内2回の米利下げ予想!? リスク回避から米ドル安に。ユーロ/米ドルは1.15ドルへ(6月4日、バカラ村)
●買われやすい通貨と売られやすい通貨は? ユーロ/英ポンドが0.90ポンド台へ上昇中!?(5月28日、バカラ村)
■売られ過ぎの英ポンド/円は上がったところを売り!
英国では、6月7日(金)にメイ首相が辞任したことで、保守党の党首選が始まります。
これまで、EU(欧州連合)との離脱協議は、期限が到来しても延長を繰り返していましたが、次の期限である10月末に合意できなったとしても、延期せずに離脱すると表明している立候補者もいる状況です。
これは、合意なき離脱の可能性が高まっていることになります。
今の状況で、英ポンドを買うのはリスクが高く、上がれば、合意なき離脱に備えて売りが出てくるのではないかと思います。
英ポンド/円は、日足のオシレーター系指標が売られ過ぎとなっているため、一時的に下げ止まったと考えていますが、合意なき離脱の可能性が高まっていることもあって、買える状況でも無いと考えています。

(出所:TradingView)
売られ過ぎを示唆しているため、低いところで売るのはリスクが高いですが、上がったところで売りではないかと思います。
【参考記事】
●買われやすい通貨と売られやすい通貨は? ユーロ/英ポンドが0.90ポンド台へ上昇中!?(5月28日、バカラ村)
【注目情報】
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