※本記事は、公開時点の情報をもとに作成しています。取り扱い銘柄数やノックアウト・オプションを取引できる主要口座の最新情報は、以下の記事で確認してください。
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ノックアウト・オプションに新銘柄が続々追加
IG証券といえば、少ない資金で効率よく取引できるノックアウト・オプションを提供しているが、このノックアウト・オプションに2019年9月27日(金)、新たに130銘柄というたくさんの銘柄が追加された。
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ノックアウト・オプションとは、「あらかじめノックアウトレベルといわれる一定の水準にストップロス注文を必ず入れる必要があり、そこにレートが到達したら絶対にスベることなく約定するしくみを備えたFX」のようなもの。
ノックアウト・オプションでは、上方向を予想するならブル(上昇)、下方向を予想するならベア(下落)を購入することで、FXでいうところの買いと売り、どちらからでもトレードすることができるしくみとなっている。
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このノックアウト・オプションでは、為替だけでなく、株価指数やコモディティ(商品)も取引することができるが、今回は為替、株価指数、コモディティ、全部合わせて130銘柄が追加された。
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IG証券は、FX、CFDで取扱う銘柄数がメチャクチャ多いことでも有名だが、ノックアウト・オプションの取扱い銘柄数もガッツリ増やしてきたというわけだ。
本記事では、ノックアウト・オプションで新たに追加された銘柄を紹介していくが、その中でも取引するのにおススメの銘柄をとくに詳しく取り上げていきたい。
為替関連は、87銘柄追加されて101銘柄に
今回、取扱い銘柄数が増えたノックアウト・オプションだが、その内訳をみてみると、為替関連は87銘柄が追加されて計101銘柄、株価指数関連は15銘柄追加されて計27銘柄、コモディティ関連は28銘柄追加されて計32銘柄となった。
次に、カテゴリーごとに取扱い銘柄を深掘りしてみよう。
はじめに、為替関連の銘柄は、これまで取扱いがあった14銘柄に、新たに87銘柄が加わり101銘柄となった。以下の表は、為替関連の101銘柄をまとめたものになっている。
表は既存14銘柄と新規87銘柄の2つに分け、新規87銘柄については対円、対米ドル、対ユーロ、対英ポンド……といったように絡んでくる通貨ごとに色分けしてある。
IG証券ノックアウト・オプションの 為替関連銘柄(既存14銘柄) |
||
米ドル/円 | 英ポンド/米ドル | ユーロ/英ポンド |
ユーロ/円 | 豪ドル/米ドル | ユーロ/豪ドル |
英ポンド/円 | NZドル/米ドル | ユーロ/スイスフラン |
豪ドル/円 | 米ドル/加ドル | 英ポンド/スイスフラン |
ユーロ/米ドル | 米ドル/スイスフラン | ― |
IG証券ノックアウト・オプションの 為替関連銘柄(新規87銘柄) |
||
NZドル/円 | 米ドル/デンマーク クローネ |
英ポンド/ シンガポールドル |
加ドル/円 | 米ドル/ノルウェー クローネ |
英ポンド/ ポーランドズローチ |
スイスフラン/円 | 米ドル/ スウェーデンクローナ |
英ポンド/ ハンガリーフォリント |
トルコリラ/円 | 米ドル/チェココルナ | 英ポンド/ デンマーククローネ |
南アフリカランド/円 | 米ドル/イスラエル シュケル |
英ポンド/ノルウェー クローネ |
メキシコペソ/円 | ユーロ/NZドル | 英ポンド/スウェー デンクローナ |
中国人民元/円 | ユーロ/加ドル | 英ポンド/ チェココルナ |
インドルピー/円 | ユーロ/ トルコリラ |
英ポンド/イスラエル シュケル |
ブラジルレアル/円 | ユーロ/ 南アフリカランド |
豪ドル/ユーロ |
ロシアルーブル/円 | ユーロ/ メキシコペソ |
豪ドル/英ポンド |
シンガポールドル/円 | ユーロ/ 中国人民元 |
豪ドル/NZドル |
ポーランドズローチ/円 | ユーロ/ ロシアルーブル |
豪ドル/加ドル |
ノルウェークローネ/円 | ユーロ/シンガ ポールドル |
豪ドル/ スイスフラン |
スウェーデン クローナ/円 |
ユーロ/ポーランド ズローチ |
豪ドル/ 中国人民元 |
米ドル/トルコリラ | ユーロ/ハンガリー フォリント |
豪ドル/シンガ ポールドル |
米ドル/ 南アフリカランド |
ユーロ/デンマーク クローネ |
NZドル/ユーロ |
米ドル/ メキシコペソ |
ユーロ/ノルウェー クローネ |
NZドル/英ポンド |
米ドル/ 中国人民元 |
ユーロ/スウェー デンクローナ |
NZドル/豪ドル |
米ドル/ インドルピー |
ユーロ/ チェココルナ |
NZドル/加ドル |
米ドル/ ブラジルレアル |
ユーロ/イスラエル シュケル |
NZドル/ スイスフラン |
米ドル/ ロシアルーブル |
英ポンド/ユーロ | NZドル/ 中国人民元 |
米ドル/ 韓国ウォン |
英ポンド/豪ドル | スイスフラン/ トルコリラ |
米ドル/ 台湾ドル |
英ポンド/NZドル | スイスフラン/ ハンガリーフォリント |
米ドル/ シンガポールドル |
英ポンド/加ドル | スイスフラン/ ノルウェークローネ |
米ドル/ インドネシアルピア |
英ポンド/ トルコリラ |
加ドル/ スイスフラン |
米ドル/ フィリピンペソ |
英ポンド/ 南アフリカランド |
加ドル/ 中国人民元 |
米ドル/ タイバーツ |
英ポンド/ メキシコペソ |
加ドル/ ノルウェークローネ |
米ドル/ ポーランドズローチ |
英ポンド/ 中国人民元 |
ノルウェークローネ/ スウェーデンクローナ |
米ドル/ ハンガリーフォリント |
英ポンド/ インドルピー |
ドルインデックス |
ご覧いただくとわかるように、これまで、NZドル、加ドル、スイスフランの3主要通貨については、対円ではノックアウト・オプションで取引できなかったのだが、今回はこれらが新たにラインナップへ加わった。
また、新たに加わった銘柄の中には、通貨ペアの左右が逆転している銘柄も取引できるケースがいくつかある。
通常の通貨ペア | 逆転した通貨ペア |
ユーロ/英ポンド | 英ポンド/ユーロ |
ユーロ/豪ドル | 豪ドル/ユーロ |
ユーロ/NZドル | NZドル/ユーロ |
英ポンド/豪ドル | 豪ドル/英ポンド |
英ポンド/NZドル | NZドル/英ポンド |
豪ドル/NZドル | NZドル/豪ドル |
上表にまとめたとおり、ユーロ/英ポンドが取引できるだけでなく、英ポンド/ユーロも取引できたり、ユーロ/豪ドルが取引できるだけでなく、豪ドル/ユーロも取引できたり……といった具合だ。
以下は、英ポンド/豪ドルと豪ドル/英ポンドの日足チャートとなっている。
(出所:IG証券)
(出所:IG証券)
言うまでもなく、上の2つのチャートはちょうど動きが逆になっているが、通常とは逆の通貨ペアである豪ドル/英ポンドのチャート(下のチャート)では、豪ドル高になればチャートが上昇する形になっている。そして、豪ドルをメインにトレードしている人の中には、通貨高=チャート上昇の形になっている、下の通貨ペアの方がトレードしやすいという人もいるかもしれない。そのような人は、このような通常とは逆の通貨ペアを取引してみてはどうだろうか。
主要新興国通貨やマイナー通貨も充実
また、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソといった主要新興国通貨については、対円だけでなく、対米ドル、対ユーロ、対英ポンドといった主要通貨との組み合わせでも取引ができるようになった。
さらに、アジア、東欧、北欧、中東といった地域のさまざまな通貨も加わっている。その中には日本のFXトレーダーにはなじみが薄いと思える通貨もかなり含まれている。
以下は、ノックアウト・オプションに新たに加わった新興国通貨やマイナー通貨をまとめたものだ。
IG証券が取扱うマイナー通貨 | |||||
アジア | ロシア・ 東欧 |
北欧 | 中東・ アフリカ |
中南米 | |
中国人民元 | シンガポールドル | ロシアルーブル | デンマーク クローネ |
トルコリラ | メキシコ ペソ |
インドルピー | インドネシア ルピア |
ポーランドズローチ | ノルウェー クローネ |
イスラエル シュケル |
ブラジル レアル |
韓国ウォン | フィリピンペソ | ハンガリー フォリント |
スウェーデン クローナ |
南アフリカ ランド |
- |
台湾ドル | タイバーツ | チェココルナ | - | - | - |
この中では、先ほど紹介したトルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソのほか、ロシアルーブル、ブラジルレアルというように、高金利が魅力の通貨が新たに加わった点が目を引く。
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ノックアウト・オプションは、FXと同じように、スワップポイントの受け払いがある。
たとえばトルコリラ/円であれば、トルコリラのほうが円よりも断然金利が高いので、ノックアウト・オプションでブル(上昇)ポジションを保有すればスワップポイントを受け取ることができる。反対にベア(下落)ポジションを保有した場合は、スワップポイントを支払うことになる。
高金利通貨のスワップポイント狙いでノックアウト・オプションを利用することも考えられるということだ。
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米ドルの総合的な強さを示すドルインデックスも取引できる
そして、今回、ノックアウト・オプションにドルインデックスが追加された。
ドルインデックスとは、米ドルの総合的な強さを表す指数のこと。ドルインデックスを取扱っている会社は主要FX会社だとIG証券以外にないので、これはかなり貴重だ。
(出所:IG証券)
ノックアウト・オプションでドルインデックスを1ロット取引するのにかかるオプション購入額(FXの証拠金にあたるもの)は、ノックアウトレベルの設定次第にはなるが、3000円程度からOK。
ドルインデックスにも種類があって、ICE(インターコンチネンタル取引所)で取引されているものや、FRB(米連邦準備制度理事会)が公開しているものがある。
IG証券に問い合わせたところ、IG証券で取り扱っているドルインデックスは、ICEで取引されているものということだった。
ちなみに、ザイFX!で連載している陳満咲杜さんのコラム「マーケットをズバリ裏読み」の解説にドルインデックスが登場することがよくあるが、そこで登場しているドルインデックスも、ICEで取引されているものとなっている。
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IG証券のノックアウト・オプションに新たに追加された為替関連の銘柄を見てみると、メジャー通貨、マイナー通貨、さらにドルインデックスまであって、かなり多彩だ。
VIX指数(恐怖指数)がわずか50円で取引できる!?
このように、為替関連だけでも銘柄がかなり充実したノックアウト・オプションだが、株価指数に関連した銘柄も増えている。
株価指数関連の銘柄は、これまでの12銘柄から15銘柄追加されて27銘柄になった。以下の表は既存12銘柄と新規15銘柄の2つに分けてまとめたもので、新規15銘柄については欧州、アジアといった地域などで色分けしてある。
IG証券ノックアウト・オプションで 取扱いがある指数関連銘柄(既存12銘柄) |
|
ウォール街 (NYダウ) |
ドイツ30 (DAX30) |
米国500 (S&P500) |
スペイン35 (IBEX35) |
米国テク株100 (ナスダック総合指数) |
フランス40 (CAC40) |
米国Russ2000 (ラッセル2000) |
日本225 (日経平均) |
英国FTSE100 (FTSE100) |
香港HS50 (ハンセン) |
欧州50 (ダウジョーンズ ユーロ STOXX50) |
オーストラリア200 (ASX200) |
※()内は対象となる指数
IG証券ノックアウト・オプションで 取扱いがある指数関連銘柄(新規15銘柄) |
|
イタリア40 (FTSE MIB) |
台湾 (TAIEX) |
オランダ25 (AEX) |
インド50 (CNX Nifty Fifty) |
スイス優良株 (SMI) |
シンガポール優良株 (Singapore Free Index) |
ノルウェー25 (OBX) |
南アフリカ40 (Top40) |
スウェーデン30 (OMXS30) |
EUボラティリティ指数 (VSTOXX Futures) |
デンマーク25 (OMX Copenhagen 25 Index) |
ボラティリティ指数 (VIX Futures) |
中国A50種 (Chaina A50 Futures) |
US FANG (NYSE FANG+ Index) |
中国H株 (Hang Seng China Enterprises) |
- |
※()内は対象となる指数
ご覧のとおり、ノックアウト・オプションでは米国、欧州、アジア……といったように、世界各国の主要株価指数を取引することができる。
その中に混ざって、ボラティリティ指数、US FANG……といった銘柄もラインナップされているが、この2つの指数についてもう少し詳しく見てみよう。
ボラティリティ指数(VIX)とは、恐怖指数とも呼ばれているもの。
ボラティリティ指数は、S&P500を対象とするオプション取引の値動きを元にCBOE(シカゴ・オプション取引所)が算出していて、数値が高いほど投資家が市場に対し、不安感や恐怖を感じていることを示しているとされている。
(出所:IG証券)
ボラティリティ指数を取引するのにかかるオプション購入額(FXの証拠金にあたるもの)を調べてみたところ、ノックアウトレベルの設定次第では、なんと50円程度で1ロット保有できることがわかった。
わずか50円で……というのは、ちょっと信じられなかったので、記者がIG証券のリアル口座に100円程度入金して実際にポジションを取ってみたところ……確かに間違いではなかった。以下は、取引ツールから保有ポジションを表示させた画面だ。
(出所:IG証券)
先ほど、ボラティリティ指数は、S&P500を対象とするオプション取引の値動きを元にCBOE(シカゴ・オプション取引所)が算出していると紹介したが、じつはこのボラティリティ指数自体は直接取引することはできない。
記者がIG証券に問い合わせたところ、IG証券がノックアウト・オプションで提供しているボラティリティ指数は、CBOEに上場されているVIX指数先物の2限月の価格をもとにIG証券が価格を生成し、提供しているものとのことだった。
先物に連動した銘柄の場合、限月がきたら取引できなくなってしまうので、連動する先物を期近から期先へどこかで交代させなければならない。その際、期近と期先の価格は同じではないため、レートが大きく変動することがある。
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この点についてはどうなのか、IG証券に聞いてみたところ、ノックアウト・オプションで提供しているボラティリティ指数については、限月交代に伴うレート変動は起こらないようになっているという。限月交代があっても大きく窓を開けるといったことが起こらないように、特別なアルゴリズムを用いて価格を提供し、調整しているそうだ。
記者がIG証券のシニアFXストラテジスト、石川順一氏に聞いてみたところ、ノックアウト・オプションに新たに追加された銘柄で活況なものは「ボラティリティ指数」だという。先ほども紹介したとおり、少額取引ができるノックアウト・オプションの銘柄の中でも、ずば抜けて資金が少なくても取引できることがユーザーの人気を集めているのだろうか。
ただし、記者が取引画面を見てみたところ、IG証券のノックアウト・オプションで提供されているボラティリティ指数は、市場環境によってはレートが提示されず、一時的に取引できなくなってしまうこともあるようだった。新規に追加されたばかりの銘柄なので、しばらく様子見しながら取引チャンスをうかがってみた方がいいかもしれない。
FANGなど10銘柄で構成された「US FANG」とは?
次に、もうひとつ気になる銘柄、US FANGについて見てみよう。
そもそもFANGとは、フェイスブック(Facebook)、アマゾン・ドットコム(Amazon.com)、ネットフリックス(Netflix)、グーグル(Google)という、米国の大手IT企業4社の頭文字をつないだもの。
そしてUS FANGという銘柄名はIG証券が独自に付けたもので、対象となる指数は「NYSE FANG+ Index」となっている。
「NYSE FANG+ Index」は、ICE Data Indices,LLCが算出している指数で、FANGに加えて、アップル(Apple)、アリババ(Alibaba)、バイドゥ(Baidu)、エヌビディア(NVIDIA)、テスラ(Tesla)、ツイッター(Twitter)の6銘柄を加えた10銘柄で構成されている。
ちなみに、ICE Data Indices,LLCは、ICE(インターコンチネンタル取引所)の傘下にある会社だ。
US FANGの構成銘柄 | |
フェイスブック (Facebook) |
アリババ (Alibaba) |
アマゾン・ドットコム (Amazon.com) |
バイドゥ (Baidu) |
ネットフリックス (Netflix) |
エヌビディア (NVIDIA) |
グーグル(※) (Google) |
テスラ (Tesla) |
アップル (Apple) |
ツイッター (Twitter) |
※実際に構成銘柄に入っているのはグーグルの持ち株会社のアルファベットだが、上表では便宜上、グーグルとしている。
このように、US FANGはIT系を中心とした話題の銘柄で構成された指数となっているわけだ。
(出所:IG証券)
US FANGのオプション購入額を調べたところ、US FANGは0.1ロット単位で取引できるので、数百円程度あればポジションを保有することができることがわかった。
世界各国の代表的な株価指数に加えて、ボラティリティ指数やUS FANGも追加されてトレードの幅がググっと広がった。少額の資金でも取引できるので、興味のある人は27銘柄の中からお気に入りの銘柄を見つけてみてはどうだろう。
コモディティはかなりマニアックな銘柄がズラリ…
そして、コモディティ銘柄は、これまでは4銘柄だけだったが、今回、28銘柄追加されて合計32銘柄となった。以下の表は既存4銘柄と新規28銘柄の2つに分けてまとめたもので、新規28銘柄についてはカテゴリーごとに色分けしてある。
IG証券ノックアウト・オプションで 取扱いがあるコモディティ関連銘柄(既存4銘柄) |
|
WTI原油 | スポット金 |
北海原油 | スポット銀 |
IG証券ノックアウト・オプションで 取扱いがあるコモディティ関連銘柄(新規28銘柄) |
|
パーム原油 | シカゴ大豆油 |
NY天然ガス | シカゴ大豆ミール |
NY無鉛ガソリン | シカゴ小麦 |
NYヒーティングオイル | シカゴコメ |
プラチナ | シカゴ生牛 |
銅 | NY綿花 |
NYHG銅 | NY砂糖 |
鉄鉱石 | ロンドン砂糖 |
アルミニウム | NYオレンジジュース |
亜鉛 | NYコーヒー |
鉛 | ロンドンコーヒー |
ニッケル | NYココア |
シカゴコーン | ロンドンココア |
シカゴ大豆 | シカゴ木材 |
これまでコモディティ銘柄は、WTI原油、北海原油、スポット金、スポット銀の4銘柄のみの取扱いだったが、上の一覧表をご覧いただくと、エネルギー、貴金属、農作物、農産物に至るまで、さまざまな種類の銘柄が新たに加わっている。
特に、農作物、農産物に関連した銘柄では、NYオレンジジュース、NYコーヒー、シカゴ大豆油、シカゴ生牛、ロンドンココア……というように、日本人の投資家にはなじみの薄い銘柄がズラリと並んでいる。
この中で、記者が気になる銘柄をいくつかピックアップしてみた。はじめに、NYオレンジジュースの動きを見てみよう。
(出所:IG証券)
そもそも、オレンジジュースの相場がどのような材料で動くのか記者もよくわからないのだが(オレンジの収穫量とかになるだろうか…)、2019年は3月末から5月前半にかけてズルズルと下落。その後、買い戻しが入ったものの、戻りも限定的となり、2019年10月中旬の段階ではもみ合いとなっている。
続いて、ロンドンココアの動きはどうだろう。
(出所:IG証券)
上のチャートを見てみると、2019年に入ってからは徐々に下値を切り上げる格好に。8月に入っていったん急落したものの、その後は急激に買い戻されると、10月に入り今年(2019年)の最高値を付けている。
コモディティ市場の王道を行く銘柄から、かなり珍しい銘柄までいろいろ揃っているので、興味のある人は、気に入った銘柄を見つけてトレードしてみてはどうだろう。
ノックアウト・オプションに適した銘柄選びのコツとは?
ここまで紹介してきたように、新しい銘柄が追加されてトレードの幅が広がったノックアウト・オプションだが、どのような銘柄が取引するのに適しているのだろうか。
「ノックアウト・オプションのリスク限定という利点を活かして、ボラティリティが高い銘柄をおすすめします」
こうアドバイスしてくれたのは、IG証券のシニアFXストラテジスト、石川順一氏だ。
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石川氏のオススメはボラティリティが高い銘柄とのことなので、これからボラティリティが高まりそうな銘柄を聞いてみたところ、数カ月先を想定し、ブレグジット、中東リスク、米中対立、米大統領選挙といったテーマから浮かび上がる銘柄をピックアップしてくれた。
為替 | 株価指数 | コモディティ |
ユーロ/円 | ウォール街 (NYダウ) |
WTI原油 |
ユーロ/米ドル | 米国テク株100 (ナスダック総合指数) |
スポット金 |
英ポンド/円 | US FANG (NYSE FANG+ Index) |
- |
英ポンド/米ドル | - | - |
豪ドル/円 | - | - |
豪ドル/米ドル | - | - |
トルコリラ/円 | - | - |
上表を見ると、ブレグジットに絡んだ銘柄では、英ポンド/円や英ポンド/米ドル、中東リスクではトルコリラ/円やWTI原油、米中対立ではウォール街……といったように、テーマに沿った銘柄がピックアップされている。
そして、石川氏がピックアップした銘柄の中に、先ほど紹介したUS FANGが入っているが、その心は…
「US FANGはハイテクセクターのバロメーターです。来年(2020年)米大統領選挙を控える中、民主党の候補者にFANG分別論を主張している人もいるので、民主党が優勢かどうかを測るバロメーターにもなり得ます」と石川氏。
US FANGは米大統領選挙関連銘柄ということだ。さらに石川氏はUS FANGを取引する際には次のようなポイントもあるという。
「米中対立の焦点は『知的財産権の保護』になるので、この分野で手打ちとなれば、ハイテク覇権を巡る緊張が緩和することでUS FANGにとってはポジティブ。一方、中国サイドが突っぱねる場合は、ネガティブと考えています」
つまり、US FANGは米中対立関連銘柄でもあるというわけだ。
ノックアウト・オプションの取扱い銘柄数が多すぎて選びきれないという人は、石川氏がピックアップした銘柄を参考にしてみてはどうだろう。
ゆる~い条件で高額キャッシュバックが狙えるチャンス
ここまで、ノックアウト・オプションに新たに加わった銘柄について紹介してきたが、ここからはお得なキャンペーンを紹介しよう。
IG証券では、比較的達成しやすい条件で最大6万円がもらえるキャッシュバックキャンペーンを実施している。
こちらはFX以外の銘柄を対象にしたキャンペーンになるが、為替のノックアウト・オプションでも、ノックアウト・オプションであれば、こちらのキャンペーンの対象となる。
キャンペーン期間中に専用申込みフォームよりキャンペーンに登録し、新規口座開設したあと、同期間中に50万円以上を一括入金し、口座開設申込みから30日以内にFX以外の銘柄で初回取引すれば、5000円のキャッシュバックを受けることができる。
さらに、所定期間内のFX以外の取引高に応じて最大4万5000円までのキャッシュバックを受けるチャンスもある。
ここまでで、最初の5000円と合わせると、最大5万円のキャッシュバックを受けることができるというわけだ。
また、他社からの乗り換えで、1万円のボーナスがプラスされるキャンペーンも実施している。
こちらの対象となるには、他社でのCFD取引報告書を提出することが条件になるが、これも含めると、全部で最大6万円がもらえるチャンスがある。
キャンペーン期間は2020年1月10日(金)までとなっているが、初回取引まで達成した人から先着150名限定となっている点にはご注意を。
取扱い銘柄もガッツリ増えてトレードの幅も広がったIG証券のノックアウト・オプション。お得にキャッシュバックを受けられるキャンペーンも実施しているので、興味のある人はこの機会に口座開設してみてはどうだろう。
(※各種キャンペーンの詳しい条件、期間などについては、IG証券のウェブサイトなどで必ずご確認ください。キャンペーン条件が変更されたり、キャンペーン期間が延長されたり、キャンペーンが終了したりすることなどがあります)
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
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