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田向宏行
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陳満咲杜の「マーケットをズバリ裏読み」

FRBが全力で信用収縮を阻止している
から、リスクオフの換金売りは続かない!

2020年03月27日(金)16:20公開 (2020年03月27日(金)16:20更新)
陳満咲杜

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■信用収縮さえ回避できれば連鎖的な恐慌にならない

 確かに今回は未知の恐怖なので、コロナウイルスの蔓延がいつ収まるかはわからないから、経済活動への打撃が計り知れない。

 しかし、信用収縮さえ回避できれば、生産活動はいずれ正常化し、また景気後退があっても連鎖的な恐慌にならない

 ここが肝心なポイントなので、市場もここに注目し、早期反発をもって最悪の事態を織り込んでいるかもしれない。今だからこそ、過度な悲観は不要だと思う。

 前代未聞の量的緩和だから、米国債が買われ、長期金利が再度低下傾向にあるのも正常な値動きだが、注目すべきなのは米10年物国債利回り(米長期金利)が3月9日(月)に記録した安値を下回れるかどうかである。

米長期金利 日足
米長期金利 日足チャート

(出所:Bloomberg)

 上限なしの資金供給や国債買い入れがあっても、米長期金利が安値再更新しなくなるであれば、これこそ市場が最悪の事態を織り込んでいる証拠だ。そして、その可能性が大きいと思う。

■今後はクロス円の値動きがリスクオン・オフ判断の根拠に

 米ドル/円の値動きは、最近米ドル全体(ドルインデックス)との連動性が高いから、米ドル全体次第と言える。

 肝心の米ドル全体だが、米長期金利の低下と相まって、株の切り返しとともにまた売られたのも自然な成り行きだ。

ドルインデックス 日足
ドルインデックス 日足チャート

(出所:TradingView

 先日の「恐怖の米ドル買い」や「ドル・クランチ」で買われた分、今はスピード調整の段階にあるが、米ドル自体のブル(上昇)基調は維持されるだろう。本格的な米ドル売りには程遠い。

 過度なリスクオフに対する修正が、しばらく株の切り返しで見られるなら、為替市場における最も連動しやすい通貨ペアはクロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)であろう。

ユーロ/円をはじめ、主要クロス円の多くは円の主流性がなくなった(リスクオフの円高が終焉した)以上、むしろ米ドル/円にとって代わってリスクオン・オフを測る存在になる。

 このあたりの詳説はまた次回、市況はいかに。

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