先週の金曜日は雇用統計であった。就業者数9/は137万人の増加、失業率は8.4%で、平均時給はプラス0.4%だった。いずれも事前の予想を上回るものとなった。先日に出されたADPの民間調査では結果が悪かった分だけ、マーケットの反応も大きくなるものかと思われた。
発表直後の反応としては素直にドル高・株高となって、リスクテークの流れが強まった。しかし現物株が始まってみると、前日の大幅下落が影響しているのか、米国株に売り圧力がかかった。
そして前日の安値をも下回ってきて、再度の大幅下落へと向かった。しかし8月上昇分をすべて吹き飛ばす水準まで売りは進まず、押し目買いの意欲も強かったことから米国株は切り返した。
発表後にドル円も106円台の中盤まで吹き上がったが、ここは安倍首相の辞意表明で下がった発射ポイントなので、上値は重たくなるレベルだ。かなり抵抗を見せた後で、米国株の下げとともに106円台の前半まで下落。ユーロドルも同じドル相場として、似たような展開となっている。
私もデータ公表後にドル円でもユーロドルでもドルロングにして攻めてみることがあったが、あまり値幅を取ることはできなかった。早めに寝てしまったので、ドルが下がる局面での参戦はできなかった。
今日はアメリカが休みなので、マーケットはあまり動かないだろう。米国株の下げに比べると日本株がぜんぜん落ちていないので、日本株が下げるようなことがあったらドル円やユーロ円でも下攻めが見られるかもしれない。
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