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ポール・サイ
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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

パウエル議長の静観する構えに動揺、
ドル円108円タッチだがまだ腰座らず

2021年03月05日(金)15:06公開 (2021年03月05日(金)15:06更新)
持田有紀子

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 昨日はパウエル議長のインタビューに注目が集まった。長期金利の上昇が市場を揺さぶっているからだ。長期金利の上昇は企業コストの悪化をもたらす。それが株価などに鋭敏に反映されてしまうからだ。そこでFRBの姿勢として新しい債券購入の示唆などをするのではないかとの期待も一部には出ていたのである。

 しかしパウエル議長としては従来の見解を繰り返したのみであった。現在の物価高は一時的なものとし、低インフレはもっと深刻だとした。現在の施策は適切だと言い放ったことで、何もしないことが強調された形となった。その瞬間に米長期金利は上昇。これが市場の不安をかき立て、米国株は大幅に下落することとなった。為替相場ではドル高が進行。ドル円もユーロドルも今年のドル高水準までドル買いが進んだ。

 本日は雇用統計である。しかしデータ自体には関心が集まっていない。コロナ感染下でもあるので、多少の数字のバラつきには構っていられないということだ。市場が敏感になっているのは長期金利の上昇だ。

 よって何ごともなく通過して欲しいと思っている関係者にとっては、長期債が下がる方向の材料には無関心ではいられない。そこで就業者数が多めに出てくる方が恐怖に感じているはずだ。そのうえ先日の民間調査でも悪目に出ていたので、良い結果に終わった場合には備えが必要である。

 10年ものの利回りが再び1.6%台に乗せてくるようだと、米国株の下げは避けられず、それにともなうリスク回避の姿勢も強まることになる。これはクロス円の下げ要因でもあるので、私もこれに便乗したいと考えている。

 ドルの価値は長期金利ではなく、短期金利で決まることの方が多い。だから長期金利の上昇が短期金利の上昇を引きずったら、それはドル買いのチャンスとなる。市場が政策金利を上げることを催促していることになるからだ。FRB議長が何をしゃべっているかよりも、市場の声のほうに耳を傾けるときだと考えるべきである。ちなみに現在までのところ、短期金利は引きずられていないので、本格的なドル高相場になりきれていない。


日本時間 15時00分

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