■今年、二番底がやってくると言う人もいるが…
日本の株式市場では、日経平均株価が一時1万円の大台を割り込み、2月9日(火)には9800円台まで下落しました。
しかし、昨年12月に一度上昇した後に下押しした安値を抜け切れず、その後は値を戻してきました。サポートできれいに止められた格好です。
日経平均株価 日足
(出所:株マップ.com)
世の中には、今年、二番底がやってくるという人も多くいますが、そもそも、私はまったくそのように思っていませんので、株価が一時的な要因で下落しても、下げ切らずにまた戻ってくると思っています。
そういう意味では、イメージどおりの動きです。
■株高局面での押し目買い戦略は豪ドル/円がやりやすい
為替市場においても、株安の影響で円高に振れる場面もありますが、基本的には、株価の上昇局面は、円売りの絶好のチャンスになると考えておきたいと思います。
その中で、こちらのコラムで何度もお伝えしているように、特によさそうなのが豪ドルです(「中国の経済安定は豪州にもポジティブ!ユーロは戻り売りで、豪ドルは押し目買い」を参照)。
世の中には、今年、二番底がやってくるという人も多くいますが、そもそも、私はまったくそのように思っていませんので、株価が一時的な要因で下落しても、下げ切らずにまた戻ってくると思っています。
そういう意味では、イメージどおりの動きです。
■株高局面での押し目買い戦略は豪ドル/円がやりやすい
為替市場においても、株安の影響で円高に振れる場面もありますが、基本的には、株価の上昇局面は、円売りの絶好のチャンスになると考えておきたいと思います。
その中で、こちらのコラムで何度もお伝えしているように、特によさそうなのが豪ドルです(「中国の経済安定は豪州にもポジティブ!ユーロは戻り売りで、豪ドルは押し目買い」を参照)。
豪ドル/円 日足
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/円 日足)
豪ドルは下値がとてもしっかりしています。
先週のコラムでも書きましたが、2月11日(木)に発表された豪州の雇用統計は、新規雇用者数、失業率ともに予想よりかなり強い結果となりました(「中国の経済安定は豪州にもポジティブ!ユーロは戻り売りで、豪ドルは押し目買い」を参照)。
また、今週発表となったRBA(豪準備銀)議事要旨でも、海外で起きている財政問題などを意識して金利を据え置いたものの、今後も利上げを行う可能性があるとの姿勢を維持しています。
株高局面でのクロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)の押し目買い戦略は、豪ドル/円がもっともやりやすいでしょう。
豪ドルは下値がとてもしっかりしています。
先週のコラムでも書きましたが、2月11日(木)に発表された豪州の雇用統計は、新規雇用者数、失業率ともに予想よりかなり強い結果となりました(「中国の経済安定は豪州にもポジティブ!ユーロは戻り売りで、豪ドルは押し目買い」を参照)。
また、今週発表となったRBA(豪準備銀)議事要旨でも、海外で起きている財政問題などを意識して金利を据え置いたものの、今後も利上げを行う可能性があるとの姿勢を維持しています。
株高局面でのクロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)の押し目買い戦略は、豪ドル/円がもっともやりやすいでしょう。
■ユーロの買い戻しは一時期なものとなりそう
それに対してユーロですが、こちらは、まだ深刻な問題を抱えています。
今週初めにEU(欧州連合)やユーロ圏の財務相が集まり、ギリシャの救済についていろいろと会議が行われました。しかし、具体的な金融政策は出てきませんでした。
そもそも、この問題はとても根が深いため、1回、2回の話し合いで解決策が簡単に出てくるものでもないと思います。
それに対してユーロですが、こちらは、まだ深刻な問題を抱えています。
今週初めにEU(欧州連合)やユーロ圏の財務相が集まり、ギリシャの救済についていろいろと会議が行われました。しかし、具体的な金融政策は出てきませんでした。
そもそも、この問題はとても根が深いため、1回、2回の話し合いで解決策が簡単に出てくるものでもないと思います。
ユーロ/米ドル 日足
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 日足)
シカゴIMM通貨先物ポジションの推移
(詳しくはこちら → 経済指標/金利:シカゴIMM通貨先物ポジションの推移)
ユーロ/米ドルは、シカゴのIMMのポジション動向を見ると、売りポジションがかなりたまってきました。
そのため、あまり下がらなくなってきましたが、ユーロ圏への不安感が払拭されていないことを考えると、買い戻しは一時期なものとなりそうです。
今のところ、本格的な反転はかなり難しいと思っています。
そうなれば、やはり、ユーロ/米ドルは戻りを売るのがよいでしょう。
先週に続いて同じ結論になってしまいましたが、ユーロ/米ドルの戻り売り、豪ドル/円の押し目買いが、今の相場ではもっとも安心してできそうです。
ユーロ/米ドルは、シカゴのIMMのポジション動向を見ると、売りポジションがかなりたまってきました。
そのため、あまり下がらなくなってきましたが、ユーロ圏への不安感が払拭されていないことを考えると、買い戻しは一時期なものとなりそうです。
今のところ、本格的な反転はかなり難しいと思っています。
そうなれば、やはり、ユーロ/米ドルは戻りを売るのがよいでしょう。
先週に続いて同じ結論になってしまいましたが、ユーロ/米ドルの戻り売り、豪ドル/円の押し目買いが、今の相場ではもっとも安心してできそうです。
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