しかしその後に予定されているイベントもほとんどないし、火曜日以降に出てくる重要な経済指標を待ちたいというムードのほうがマーケットには強かった。私はドル円が89円台を割れてくればショートで持つつもりでいた。
ドル円の88円ちょうどまで待っての突っ込み売りでもよいのだが、金利市場の動きもかなり際どい状態になっているので、とにかくこのあたりでドル円ショートのポジションをつくりたかった。
なにしろ5月初旬に米国の株価が急落した場面でドル円は88円ちょうどをつけにいってから、下落しても89円ちょうど付近では止められていた。89円台を割れてくれば、今度は88円割れをトライしにいくだろう。さらにこのポイントを下方向にクリアすれば、昨年末の安値84円台も視野に入ってくる。
だが米国市場がオープンしたくらいにドル円は89円ちょうど付近まできたが、また止められた。あまり動くとは思えなかったが、念のために88.95にストップメークのドル円の売り注文を置いて、イフダンで89.50のロスカットレベルを設定して就寝した。朝みると何もできていなかった。
昨日ユーロはまた1.22台ミドルにまで後退していた。欧州ではイタリア国債の入札が振るわなかったようだし、1日におこなわれるスペインの入札にも不安感が出てきていることもあるのだろう。7月中旬にはギリシャの短期債での資金調達も予定されているので、それまではユーロはまた売り方向での不安定な動きとなっていくのかもしれない。
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