昨日のニューヨークオープンは株価も落ちず、欧州時間に4年ぶりの安値レベルとなる1.2110台をつけていたユードルも、なんと250ポイント近くも上昇!同じようにリスク回避で90円台ミドルまで売られていたドル円も100ポイント近く戻してきた。私は東京時間に91.10でドル円のショートを作っていた。ロスカットは月曜の高値の外側である91.70に置いていたわけだが、もう来るなら来いという感じでフテ寝した。
朝見てみるとニューヨーク市場の午後はすっかり様子が変わっていた。メキシコ湾の原油流出問題が刑事事件に発展したことが原因という解説が多かった。しかしスペインの銀行が公的資金を申請したというニュースもあったので、前日にECB(欧州中銀)が予測していたユーロ圏の金融機関の損失拡大を想起させたこともあったのだろう。
結局はリスク回避の動きに戻っていて、ともかく米国株は往って来いになっていた。私のドル円ポジションも甦って、ちょっとだけまたフェーバーになっていた!
日本株もさすがに下落が予想され、リスク回避型の円買いになるのでは思っていたのに…。午前中に鳩山首相が突然の辞任を発表した。先日あるテレビ番組をで、小学生が選ぶ「こんな大人になりたくないナンバー1」にまでなっていたので、もう終わりではないかとは思っていた。それでもきっと辞任はしないと見られていただけに、マーケットにとってはサプライズとなった。
相場を見ながら首相の演説を聞いていたのだが、幹事長や金銭問題のあった議員も道連れにして辞めるという。株価も上がりはじめた。どうやらマーケットはこれを好感しているようだ。株価が上がってくるとリスクテークと称した円売りも出てくるはずで、これはマズイと思って私はドル円を91.35で損切った(涙)。日経平均株価は大幅高となり、ドル円も91.80手前まで急上昇してきた。
首相が辞めて株価が上がるなんてなんだかなぁと思っていたのだが、その後は東京オープンのレベルまで下落してきた。それどころか、さらに売り込まれる場面もあった。日本株もなんだかひどい往って来いの展開となった。
海外の報道にも次期首相に官氏の名前が挙がっている。財務大臣に就任した矢先に「円安がよい」と発言した経緯もあるためだろう。欧州市場でもドル円は91円台後半にまで上昇してきた。本来ならばリスク回避の動きのほうが強くてクロス円は崩れるはずで、ドル円もどんどん上がる状況ではないはずなのに…。
本日はあまり経済イベントがないが、アメリカの住宅予約は来月の減税措置の打ち切りの影響も見るうえでも気になるところだ。またニューヨークのクローズ後ではあるが、自動車販売も発表になる。
すっかり日本の首相辞任で円の動きがかく乱されている感もあるが、基本的に今はユーロの動きがマーケットのセンチメントを左右している。ユーロドルが1.2110を下回るトライをしていくことになるかどうかが金融マーケット全体にとって重要なポイントとなる。
日本時間 19時00分
海外の報道にも次期首相に官氏の名前が挙がっている。財務大臣に就任した矢先に「円安がよい」と発言した経緯もあるためだろう。欧州市場でもドル円は91円台後半にまで上昇してきた。本来ならばリスク回避の動きのほうが強くてクロス円は崩れるはずで、ドル円もどんどん上がる状況ではないはずなのに…。
本日はあまり経済イベントがないが、アメリカの住宅予約は来月の減税措置の打ち切りの影響も見るうえでも気になるところだ。またニューヨークのクローズ後ではあるが、自動車販売も発表になる。
すっかり日本の首相辞任で円の動きがかく乱されている感もあるが、基本的に今はユーロの動きがマーケットのセンチメントを左右している。ユーロドルが1.2110を下回るトライをしていくことになるかどうかが金融マーケット全体にとって重要なポイントとなる。
日本時間 19時00分
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