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志摩力男の「マーケットの常識を疑え!」

米ドル/円は112円の大きなサポートを割り
込むと、強気シナリオが大きく後退する。
米国株が崩れれば、「米ドル安・円高」に

2022年01月19日(水)18:24公開 (2022年01月19日(水)18:24更新)
志摩力男

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2022年米国の利上げは確実に起こる。その場合、想定されるマーケットのシナリオは?

 今年(2022年)確実に起こること。それは米国のFF金利(※1)の引き上げです。「テーパリング(※2)」という儀式を経て、3月に最初の利上げ、そして、おそらく今年(2022年)中に4回、来年(2023年)も数回利上げは行われることになると考えられています。

(※1「FF金利」とは、フェデラルファンド金利のことで、FFレートとも呼ばれる。米国の政策金利)

(※2「テーパリング」とは、量的緩和政策により、進められてきた資産買い取りを徐々に減少し、最終的に購入額をゼロにしていこうとすること)

 米国の金融政策が引き締まる一方、日本の金融政策は変わりません。日米金利差拡大で米ドル高、円安継続。これが2022年、私を含め、多くの市場関係者が想定したシナリオです。これをシナリオAとします。

 米金利が上昇すると、株価にはマイナスです。あまり米国株が下落するようであるなら、リスクオフの円高という場面も想定しないといけません。

 また、前回のコラムでも指摘しましたが、米国はあまりにもインフレ率が高く、実質金利は大きくマイナスです。現在、プラス7%のインフレ率がいつまでも続くとは思いませんが、2~7%の間をウロウロする状況は続くでしょう。

1%利上げしたところで、マイナスの実質金利はかなり続くことになります。こうしたことをシナリオBとします。

【参考記事】
米ドル高の材料だった高いインフレ率は、今後は米ドル安の材料になる可能性。パウエル議長は、インフレと闘う気がない(1月13日、志摩力男)

 つまり、今後、為替市場の展開は、


シナリオA:米金利上昇=米ドル高・円安

シナリオB:マイナスの実質金利+リスクオフ=米ドル安・円高


 この2つのシナリオのせめぎ合いになるのでしょう。

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本当に米金利が高いから米ドルを買っていたのか?FRBはインフレとの戦いに敗北しつつある?

 当初は、シナリオAが有力と考えていました。しかし、我々は本当に米金利が高いから米ドルを買っていたのでしょうか? 

 そうした部分はありますが、生保を含め、多くの機関投資家は、実は為替リスクをあまり取っていません。為替リスクをヘッジする形で、米国債などに投資しています。いわゆる、ヘッジ付き外債投資です。

 では、何が米ドルを支えてきたかといえば、近年は企業による直接投資、それと最近は個人の方々の米国株投資でしょう。外国株投信が昨年(2021年)は7兆円ほど売れたと日経新聞が報じていましたが、様々な形で外国株を購入する人は増えました。

海外株投信7兆円純増 個人マネー、日本株選ばず

出所:日経新聞

 コロナショック以降、米国株は非常に好調でした。大量の財政資金を投入し、FRB(米連邦準備制度理事会)が猛烈に資金供給したからです。しかし、インフレになるなど、その弊害が出てきていたにも関わらず、パウエルFRB議長の動きは鈍かった。

NYダウ 週足
NYダウ 週足

(出所:TradingView

 FRBの意向の代弁者であるCNBCのスティーブ・リースマン氏は昨日(1月18日)の放送で、“Sacrifice the market to get inflation down” (市場を犠牲にインフレを抑制する)という言い回しをしていました。前後をよく聞いてなかったのですが、そうした意向が市場関係者の間で語られているのでしょう。

 ヘッジファンドマネージャーであるビル・アックマンは、「FRBはインフレとの戦いに敗北しつつある」、「信頼を回復するには、市場に『衝撃と畏怖』を与えなければならない」と0.50%利上げを主張しています。

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米ドル/円の大きなサポートは112円。ここを割れると、強気シナリオは大きく後退する

 バイデン政権の支持率低下はインフレからきています。また、米小売売上高が急減したのも、インフレが理由でしょう。

インフレ抑制は政権最大の課題です。そのためには、多少株価が犠牲になっても構わないのでしょう。

 米国株が崩れるとき、そのときは、シナリオBが有力になるのではないかと考えています。

米ドル/円の大きなサポートは112円。ここを割れると、米ドル/円の強気シナリオは大きく後退します。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足

(出所:TradingView


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【参考記事】
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(出所:志摩力男Youtubeチャンネル「為替介入を狙うヘッジファンド!米ドル/円の買い場に!英ポンドにまだ下落余地があるのか? 【月刊!志摩力男10月号】」より)

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