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田向宏行
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陳満咲杜の「マーケットをズバリ裏読み」

「株高・円安」の傾向はしばらく続き、目先は円が買わ
れる展開にはならない! 月足で強気サインを点灯して
いる英ポンド/円は、180円があってもおかしくない!

2023年06月02日(金)16:08公開 (2023年06月02日(金)16:08更新)
陳満咲杜

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米債務上限問題一段落で、ドルインデックスは上昇一服。
ただし、米ドルが売られても対円では限度があるだろう

 米債務上限問題の一段落で米金利も低下してきたので、米ドル全面高の市況もやっと修正された。

 昨日(6月1日)、ドルインデックスは大幅反落となり、目先103台前半をトライして上昇一服の様子を示した。

ドルインデックス 日足
ドルインデックス 日足チャート

(出所:TradingView

 もっとも、前回のコラムでも強調したように、そもそも5月における米ドル全面高自体は、米デフォルト懸念がもたらしたものであり、どちらかというと、皮肉的な側面が大きい。

 したがって、同懸念の消失で米ドル金利低下や米ドル高に対する修正が見られるなら、しばらく続くだろう。

【※関連記事はこちら!】
円安のトレンドは、少なくとも夏までは変わらない! リスクオンの一環として円売りをフォロー、主要なクロス円の上値トライやモメンタムの加速はこれから!(2023年5月26日、陳満咲杜)

 しかし、そのロジックはユーロ、英ポンドなど主要外貨に対して有効であっても、円に対してはあまり効かないだろう。

 要するに、円安自体が本流なので、米金利の反落で米ドルが売られても、対円では限度があり、円の上値余地は限られる

 それは主要クロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)における強気構造の再確認から検証できる上に、日本株の強気変動からでも連想できる。

世界の通貨VS円 日足
世界の通貨VS円 日足チャート

 

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 日足) 

日経平均 日足
日経平均 日足チャート

(出所:TradingView

 なにしろ、5月の日本株のパフォーマンスは世界トップなので、外資による日本株買いに為替ヘッジをかけるなら、株高と連動した円安も継続されやすい。

日本株は「買われすぎ」だからこそ、一段と買われる可能性も!
逆張り筋が多いほど、逆に相場は上昇していく可能性が高い

 もちろん、いつものように、市場における見方は常にいろいろあって、相違しているからこそ流動性や不確実性をもたらすものだ。日経平均に関して、さすがに「買われすぎ」でこれから反落してくるとみる市場参加者も多いだろう。

 しかし、仮にそのような見方が正しくない場合は、日本株は「買われすぎ」だからこそ一段と買われる可能性も小さくないから、要注意だと思う。

 執筆中の現時点において、筆者がツイッターに書いているように、日経平均において「三尊天井(※)」といったフォーメーションが形成される可能性がある。

(※編集部注:「三尊天井」=「三尊型」。「三尊型」はチャートのパターンの1つで、天井を示す典型的な形とされている。仏像が3体並んでいるように見えるために「三尊型」と呼ばれていて、人の頭と両肩に見立てて「ヘッド&ショルダー」と呼ぶこともある)

 買われすぎとみる投機筋にが、ここぞとばかりに空売りしてくることは十分想定されるが、仮にそういった逆張り筋が多ければ多いほど、逆に相場は上昇していく可能性が高いだろう。

 言うまでもないが、売り筋が踏み上げられ、さらなる上昇の土台と化す、といった状況が推測されるからである。

日経平均 日足
日経平均 日足チャート

(出所:TradingView

 日本株の歴史的な上昇に対して、まだまだ本質を認識できない市場参加者が多いのではないかと思う。日本株の「買われすぎ」はほかならぬ、脱デフレに成功したもっとも大きな証拠であり、これから逆戻りなしと言っているようなもので、インフレ時代へ突入したと宣言する市況である。

 やや荒っぽい言い方をすれば、インフレ時代に入っているから、日本株の3万円の大台乗せは決して高くはなく、むしろ安いと思われるからだ。

 相場の変動率を完全に予想はできないが、これから仮に何等かの材料が出て、日経平均が一時3万円の大台を割り込んだとしても、その下に長く居られないだろう。

 要するに、3万円以上の新たなレンジに入っているから、もう昔の相場への逆戻りはないと悟るべきだ。

日経平均 日足

日経平均 日足チャート

 

(出所:TradingView

 このあたりの肌感覚というか、先見性については、総じて富裕層の方々が強いと感じる。都心の一等地の新築マンションや百貨店経由の高級品を、富裕層が競って買い漁っているようで、インフレが一段と高まるのは、むしろこれからと暗示する現象である。

 日本は確かにいろんな問題を抱えており、構造上の問題も多い。しかし、根本的なところは、やはりデフレ問題がもっとも致命的であった。

 脱デフレに成功し、インフレになった今だからこそ、諸問題の深刻さが変わらなくても、なんとかなると思われる。日本はそのぐらいの底力を持つ国なので、今だからこそ自信を取り戻す時期だと思う。

英ポンド/円は近々180円の大台打診があってもおかしくない!
株高は続き、円安の傾向もしばらく修正されないだろう

 やや道草を食ったので、話を相場の方へ戻す。

 要するにメイントレンドとして株高は続き、リンクした円安の傾向もしばらく修正されないだろう。いくら米金利の低下があったとはいえ、少なくとも目先円が買われる展開にはならないとみる。

 一方、米ドル全面高に対する修正があれば、円以外の主要通貨が受け皿として十分想定できるから、主要クロス円における強気変動の基調は維持される公算が大きい。

 主要外貨のうち、目先英ポンドがもっともパフォーマンスがよいから、クロス円なら英ポンド/円のリードがしばらくみられるだろう。

 英ポンド/円の月足は鮮明なサインを点灯しているから、昨日(6月1日)、例として呟いた。近々180円の大台打診があってもおかしくないので、しばらく高値追う展開になりやすいだろう。

英ポンド/円 日足
英ポンド/円 日足チャート

(出所:TradingView

 それと比べると、ユーロ/円と豪ドル/円のモメンタムが遅れているように見える。特に豪ドルの方は、米ドルに対する弱気変動もあって、豪ドル/円は、もたもたしているようにみえる。

ユーロ/円 日足
ユーロ/円 日足チャート

(出所:TradingView

豪ドル/円 日足
 豪ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView

 しかし、それでも構造上のメリットを維持しているから、早晩92円台半ばの打診をもって上放れを果たせると思う。

 主要クロス円の上昇傾向が続くうちは、本格的なリスクオフはなかろう。もちろん、仮に日経平均が一段と上昇して再度33年ぶりの高値を更新し、さらなる急伸を見せた場合、その後の調整も避けられないと思う。

 しかし、仮にそうであっても、その時期に関しては、一部市場参加者の想定より後ずれになるだろう。

 何しろ、「セルインメイ」のジンクスにこだわる方がいたら、その方は世界トップパフォーマンスを記録した日本株の上昇に乗れなかったはずだ。それと同様、性急な調整観測に惑わされない方がいいだろう。市況はいかに。

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