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志摩力男の「マーケットの常識を疑え!」

米ドル/円はこれまでのパターンから175円もあり得るか?
高金利を維持する米国と金利を上げられない日本!
圧倒的な日米金利差を前に長期の円安は避けらないか

2023年09月23日(土)11:48公開 (2023年09月23日(土)11:48更新)
志摩力男

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 志摩さんのメルマガ「グローバルFXトレード!」では、トレード実績を公開していますが、2023年4~6月の米ドル/円メルマガトレード実績は800pips超!そして、1~6月までの実績は1300pipsを超えています。

 記事では、4~6月にターニングポイントとなったトレードも振り返っているので、志摩さんが、なぜFXで勝ち続けることができるのか知りたい人はぜひご覧ください。
【記事はこちら!】
FXプロトレーダー・志摩力男の本領発揮!4~6月の米ドル/円メルマガトレード利益は800pips超え!年間収益1300pips突破! FXで勝ち続ける極意とは?


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各国中銀の金融政策決定会合から見えてきたこととは?

 今週(9月18日~)は、各国中央銀行による金融政策決定会合が集中するヘビーな1週間でした。

 9月20日(水)FOMC(米連邦公開市場委員会)、21日(木)SNB(スイス国立銀行[スイスの中央銀行])、BOE(イングランド銀行[英国の中央銀行])、トルコ中銀、22日(金)日銀というスケジュールでした。

 FOMCでは政策変更はありませんでしたが、SEP(経済見通し)におけるドットチャート(ドットプロット)が上方シフトしたことには驚かされました。

2023年9月FOMCで示されたドットチャートの政策金利見通し
2023年9月FOMCで発表されたドットチャートの政策金利見通し

(※筆者提供)

 “Higher for Longer” (より高い金利がより長期間に)という言葉がよくいわれていましたが、文字通りそうなりました。来年(2024年)末も5.1%、再来年(2025年)末も3.9%もの政策金利があります。日本の金利は上がったとしても知れているでしょうから(おそらく0.5%ぐらいがせいぜいか?)、大きな金利差が2年以上続くことになります。

 米ドル/円をロング(買い建て)にすると、1日あたり2.3銭のスワップレートが付きます。1年になると、2.3銭×365日=約8.4円(※日米10年ものスワップ金利で計算)、これはかなり魅力的です。

【※関連記事はこちら!】
米ドル/円はいずれ145円を超え、また介入との戦いになる可能性が高い! 日米金利差によるスワップ金利の拡大で、米ドル/円の売りは短期にならざるを得ない(2023年8月10日、志摩力男)

昨年(2022年)高値の151.94円で米ドルを買った人でも、10カ月経っていますから7円ほど金利収入があり、現状の148円台では十分利益が出ています。

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予想に反して、スイス中銀、英中銀ともに利上げなし

 翌21日(木)、SNBは0.25%利上げすると予想されていましたが、利上げはしませんでした。

 これには驚かされました。

 SNBは昨年(2022年)6月の金融政策決定会合において、これまでのスイスフラン安を志向する政策を改め、インフレに対抗するため、スイスフラン高を目指す政策を導入しました。

 しかし、ユーロ/スイスフランは0.95フラン以下にはいきませんでした。スイスフラン高を目指すと言いながら、心の底では通貨高(スイスフラン高)への抵抗があったのではないかと想像します。

ユーロ/スイスフラン 月足
ユーロ/スイスフラン 月足

(出所:TradingView

 BOEも5対4という微妙な表決で政策変更なしを選択しました。市場予想では0.25%利上げし、5.5%になると予想されていましたが、その前日のCPIにおいて物価上昇が鈍っていることを確認したことが大きいと思います。

 米国と違い、欧州はどうもリセッション(景気後退)の匂いがします。時間の経過とともに、そのあたりがはっきりしてくるでしょう。

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日銀も政策変更はなし。読売新聞のインタビュー記事に市場関係者が引っかかった!

 そして、22日(金)の日銀金融政策決定会合ですが、政策変更はありませんでした。これは市場予想どおりだったのですが、この結果を受けて、米ドル/円は147.60円前後から148.10円前後へと円安が進みました。

米ドル/円 1時間足
米ドル/円 1時間足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 1時間足

 一部の市場参加者が、9月9日(土)に読売新聞が掲載した植田総裁インタビューを見て、もしかしたら政策変更もあるかもしれないと考えたからです。

【※関連記事はこちら!】
米ドル/円はいずれ150円を突破し、再び円買い介入と戦う展開へ! ユーロの下落レンドは更に進む。ECBの利上げは少し予想外だったが、金利はピークを打ったか(9月15日、志摩力男)

 金融政策決定会合後の植田総裁の会見では、その点に質問が集中しました。

 読売新聞の記事をしっかり読めば、マイナス金利解除の条件として「物価見通しに確信を持てれば」と留保条件がついていたので、いつもの植田総裁発言と何も変わらないと考えたはずです。

 しかしそれでも、「年内に十分な情報やデータが揃う可能性はゼロではない」と、年内と時間を区切ったところに一部の市場関係者が引っかかりました。

 植田総裁は会見で、「年内の可能性ゼロと総裁の立場で言ってしまうのは、政策決定会合の議論にある種、強い縛りをかけてしまうリスクを伴う」から、そういうことは言わないほうが望ましいかなと考えたと述べていました。

 ただ、この発言により年内でのマイナス金利解除の可能性はほぼ消えました。

 FOMCにおいて、米金融当局は、高い金利がより長く続くことを明確に宣言しました。一方、日銀はマイナス金利をずっと続けます。大きな金利差がずっと続くことになります。

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日本は金利を上げられない…。これまでのパターンから、米ドル/円は175円もあり得るか

 日本は、金利を上げることはできません。

 それは、経済状況が金利上昇を受け入れられる段階にまで行かないということがありますが、巨額債務を持つため、金利上昇は受け入れられない、ということもあります。そうであるなら、円高になるためには、米国がリセッション入りするのを待つしかないということになります。

自ら為替レートを決めることもできず、雨乞いするように米リセッションを待つということになりそうです。

 私は、随分前に米ドル/円は150円に行く相場になると予想しました。

【※関連記事はこちら!】
円の上昇力に陰り! アベノミクス開始時の予想どおりなら、将来米ドル/円は150円か(2021年2月4日、志摩力男)

 金利を上げることができない、という状況が続くのならば、いずれさらなる円安相場がきます。

 これまでの動きを振り返ると、米ドル/円は75円から125円へと50円上昇し、そしてそこから100円方向へと25円調整しました。ウクライナにおける戦争が勃発すると、そこから150円へと50円上昇しました。今年(2023年)初めに127円へと25円ほど下落しました。

このパターンを考えると、125円+50円=175円、こういった数字もありうるのではないかと、思います。

米ドル/円 月足
米ドル/円 月足

(出所:TradingView


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