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志摩力男の「マーケットの常識を疑え!」

米ドル/円はいずれ150円を突破し、再び円買い介入と
戦う展開へ! ユーロの下落レンドは更に進む。ECBの
利上げは少し予想外だったが、金利はピークを打ったか

2023年09月15日(金)14:35公開 (2023年09月15日(金)14:35更新)
志摩力男

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 記事では、4~6月にターニングポイントとなったトレードも振り返っているので、志摩さんが、なぜFXで勝ち続けることができるのか知りたい人はぜひご覧ください。
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FXプロトレーダー・志摩力男の本領発揮!4~6月の米ドル/円メルマガトレード利益は800pips超え!年間収益1300pips突破! FXで勝ち続ける極意とは?


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ECBは大方の予想に反し、0.25%の利上げを実施

 2023年9月14日(木)、ECB(欧州中央銀行)は大方の市場予想を覆し、0.25%利上げし、政策金利を4.25%から4.50%に引き上げました。

 なぜ変更なしの予想が多かったかと言えば、欧州経済がこのところ悪化してきていたからです。

悪化するドイツ及びユーロ圏PMI

(※筆者提供)

特にひどいのは、青のライン、独製造業PMIです。30台の数字は考え難いレベルです。

 そのため、いつもはタカ派のドイツ出身ECB理事達が今回は弱気でした。ナーゲル・ドイツ連銀総裁やシュナーベルECB専務理事は、今回(9月)の会合での利上げに関して言及しませんでした。

 それでも、利上げを決めたECB、そしてラガルド総裁は立派だなと思います。おそらく、景気後退の真因が金利とは関係ないことがわかっているのでしょう。

 もっとも大きな原因は、ドイツ経済の象徴とも言えるVW(フォルクスワーゲン)が中国市場で売れなくなってきているからでしょう。

 EV(電気自動車)にシフトしてきたVWですが、EV競争においてテスラや、BYDやNIOといった新興中国企業との戦いに負けている様です。

出所:ブルームバーグ

(出所:Bloomberg

 これはVWだけの話ではありません。日本車も中国市場においてシェアを激減させています。ドイツ・日本という、20世紀の製造業チャンピオンが、21世紀に入り米国・中国に負け始めているのだとすれば大問題です。

ECBの予想外の利上げでも、ユーロの上昇が一瞬で終わった理由

 ECBの利上げは少し予想外だったにも関わらず、ユーロ/米ドルの上昇はほんの一瞬で終わり、その後は売られました。

 その理由は、声明文中のこの文言が理由だったと思われます。

the Governing Council considers that the key ECB interest rates have reached levels that, maintained for a sufficiently long duration, will make a substantial contribution to the timely return of inflation to the target.

「理事会は、主要なECBレートが、十分長い期間維持されることにより、適切なタイミングでインフレ目標に回帰することに、実質的に寄与する水準に達したと考える」

 つまり、政策金利は十分高くなったと認識しているとのことです。利上げはしましたが、ここでおそらくストップするということでしょう。

 欧州の金利が天井を打ったということになれば、ユーロ/米ドルのダウントレンドもさらに進むということでしょう。

ユーロ/米ドル 週足
ユーロ/米ドル 週足

(※TradingView・筆者提供)

米ドル/円は150円を突破し、再度円買い介入との戦いへ

 米ドル/円は、2023年9月9日(土)の読売新聞紙上に掲載された植田日銀総裁のインタビューで、ヘッドラインにマイナス金利解除「物価上昇に確信持てれば選択肢」と掲載されたことで、9月11日(月)のマーケットはギャップを開けてオープンし、2円程下落するという波乱のスタートとなりました。

マイナス金利解除「物価上昇に確信持てれば選択肢」…植田日銀総裁インタビュー

(出所:読売新聞

 日本の通貨当局も、手を変え品を変え、円安を抑えるためにさまざまな手段を使っています。

 ただ、こうして発表されることで、マイナス金利解除のインパクトは次第に軽減されます。2円程下落したのは驚きでしたが、逆に言えば、マイナス金利解除という話題でも2円ほどしか動かなかったということになります。

 市場には、来年(2024年)いずれかのタイミングで、米国は利下げのタイミングに入り、日本は金融引き締めサイクルに入る、よって金利差縮小から円高になる……と考える人が増えてきました。

 しかし、米国の金利が下がったとしても、最大1.5%ぐらいで、3.5~4.0%程度の水準は保たれるでしょう。日本の金利は上がったとしても、しれているでしょう。1%を超えることは、おそらくないと見ています。

 絶対的な日米金利差が残るので、現状の円安水準でも、リスクはさらなる円安ではないでしょうか。米ドル/円はキャリートレードから利益を得ることができます。

 いずれ150円を突破し、再度円買い介入と戦うことになりそうです。

米ドル/円 週足
米ドル/円 週足

(※TradingView・筆者提供)


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